中国人は見ている。
中島恵(著)
/日本経済新聞出版
作品情報
中国人から見た、日本と日本人はこんなに不思議、そして面白い!
「日本の高級接待、この料理だけは勘弁してほしい」「冬、子どもに半ズボンを履かせるのは虐待では」「わが社の始業時間がわからない!」「テレビの中国特集、謎のテーマ曲の正体は」「日本の電車は、中国人にとって感動の宝庫」……。
ますます増え続ける在日、訪日中国人。彼らから見た日本や日本人の習慣、行動様式は謎だらけ。食べ物、働き方、人付き合い、社会、日本人の中国観など、何がどのように不思議に思われ、どこに苛立ちを覚え、また感動するのか。
中国取材経験の豊富なジャーナリストが、多くの中国人から話を聞き、その本音を分析。私たちが気づかない、本当の日本の姿を浮き彫りにする。グローバル化が進む時代、異文化ギャップとはどのようなものかがわかり、面白くて役に立つ異色のルポが誕生しました。
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商品情報
- シリーズ
- 中国人は見ている。
- 著者
- 中島恵
- 出版社
- 日経BP
- 掲載誌・レーベル
- 日本経済新聞出版
- 書籍発売日
- 2019.12.09
- Reader Store発売日
- 2019.12.23
- ファイルサイズ
- 1.7MB
- ページ数
- 240ページ
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この作品のレビュー
平均 3.2 (6件のレビュー)
-
日本の常識は世界では常識とは限らないことを、身近な中国の事例で紹介してくれる1冊です。多様性が必要とされる時代ですが、外国文化から学ぶべきものは多いようです。
【特に印象に残ったフレーズ】
「外…国の事情を知ることで、翻って自分や自分の国を客観視したり、見つめ直したり、視野が広がったりすることがある。」
「これからの時代は「どこまでが常識の範囲なのか」の判断がますます難しくなる。日本人同士でも20代と50代では「常識」はかけ離れている上に、これからは外国人社員も増えていく。」
「人間が抱くイメージ、先入観というものは、必ずギャップがあるということを認識しておくのが何よりも大切ではないか。」
変化に対応するためには、多様性が必要といわれます。自分と同じでないことがおかしいと考えるのではなく、「なぜ、自分と違うのだろう」「違うと、どういったメリットがあるのだろう」という視点を持つために、外国の事情を知ることが役立つことは多いようです。
【本のハイライト】
・日本人は中国のキャッシュレス化やIT分野などに関心を持つ人は多く、ビジネスという観点では、従来にはなかった展開が今後ますます増えていくだろう。だが、お互い相手について知らないことはまだあまりにも多い。そのことを普段あまり意識もしていない。
・外国の事情を知ることで、翻って自分や自分の国を客観視したり、見つめ直したり、視野が広がったりすることがある。日本人は国民の同質性が高く、日本人同士では詳しく説明しないことがある。それが外国人にはわかりにくいが、日本人はのことに気付かないし、気付くきっかけもそれほど多くはない。
〇仕事の仕方の違い
・日系企業の得意先が中国になり、日本人が中国人に気を配らなければならない場面が増えてきた。立場が逆転することも多くなった。そうした変化に気付けない日本人は、従来通りに中国人に接し、コミュニケーションに支障をきたしているという。
・中国人が、日本人上司のことで理解に時間がかかるのは、推測+期待+テレパシー、日本人の村意識、心遣いの3つ。
・これからの時代は「どこまでが常識の範囲なのか」の判断がますます難しくなる。日本人同士でも20代と50代では「常識」はかけ離れている上に、これからは外国人社員も増えていく。
・厳しい競争社会で生きてきた中国人にとって、日本の社会は弱者に「手を差し伸べる社会」と見え、「温かい」と思うことがあるが、「生ぬるい」と感じるようだ。
・中国の日系企業は、中国的な仕事の進め方と日本的な仕事の進め方の「はざま」に位置している。そこでどのようにして双方のよいところを生かし、折り合いをつけ、現地のビジネスで成果を上げていくかは、古くて新しい問題であり、現地の経営者も頭を悩ませている。
・中国がコネ社会だというイメージを日本人は持っているが、中国人から見ると、日本も相当な「コネ」社会。何度も雑談しながら「探り」を入れるし、相手の「格」を見る。今の中国はものすごいスピードで変化しており、まったく知らない相手、偉い相手でも、実力とアイデアがあれば相手も受け入れる。
・中国人とアポイントを取る際は、会えたらラッキーというくらいの軽い気持ちで構える。どうしても必要なアポなら、何度もしつこく連絡するしかない。相手は迷惑と思うことはないし、真剣度を試している部分もある。
〇日本人の中国観
・なぜ多くの人が同じようなステレオタイプを抱くのか、その経緯や理由を知ることや、そのこと自体に関心を持つことは、自らの姿を顧みて、相手からどのような目で見られているのかという客観的な視点を持つきっかけになる。物事をステレオタイプで見るのは、どの国でも同じ。
・人間が抱くイメージ、先入観というものは、必ずギャップがあるということを認識しておくのが何よりも大切ではないか。続きを読む投稿日:2021.01.14
私たちは当たり前と思っていたり良いと思っている習慣でも、他の文化や習慣の人たちからみたら不思議だったり理解できないということがよくわかって、おもしろく、びっくりし、そして勉強になりました
へえ〜の連続…
自分の常識が正しいとおしつけないこと。
??と思っても何でかな?何か思い違いがあるのかな?と一呼吸置いて相手の立場になってみること。
そういう気持ちをいつも忘れないようにしたいなと思います続きを読む投稿日:2024.02.24
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