時間資本主義の時代 あなたの時間価値はどこまで高められるか?
松岡真宏(著)
/日本経済新聞出版
作品情報
時給を上げる前に、時間価値の最適化を目指せ!!
すきま時間を買う人・売る人、ダイナミック・プライシング、サブスクリプション――。
ほんのわずかな時間の使い方で、人生の満足度に大きな差がつく時代、になった。
気鋭の経営コンサルタントが消費行動、企業のあり方、個人の働き方まで、「時間価値」と「空間」の関係を鋭く読み解く一冊!
人々の時間へのニーズを、時短術などの「時間効率化」と創造的で豊かな時間を過ごす「時間快適化」という2軸で読み解き、「時間価値」を追求するほど、有利となる新時代の到来を「時間資本主義」という切り口で鮮やかに分析した著者の『時間資本主義の到来』を加筆修正した増補改訂版。
ダイナミック・プライシングやサブスクリプションの解説や最新事例を盛り込み、より幅広い読者に向け、わかりやすく書き直した。
ビジネスパーソンの時間の使い道は多様化し、個々人の生産性や時間価値に差が開きつつある。10分の移動時間や待ち時間というすきま時間を活用する人もいれば、長距離の通勤時間を使って本格的に副業をする人もいる。
時間で価格に差をつけるサービスも次々と登場し、「時間価値」から今後のビジネスを考えることが必須となった今、本書は、あらゆるビジネスパーソンに必読の教科書となる。
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商品情報
- 著者
- 松岡真宏
- 出版社
- 日経BP
- 掲載誌・レーベル
- 日本経済新聞出版
- 書籍発売日
- 2019.12.04
- Reader Store発売日
- 2019.12.09
- ファイルサイズ
- 4.1MB
- ページ数
- 256ページ
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この作品のレビュー
平均 4.5 (11件のレビュー)
-
スマホが生み出した現代の時間価値について論じるもの
「すきま時間」を有効に利用することで、「かたまり時間」で付加価値のあることをしようが、結論とおもいました。
近代以降の経済行動は貨幣による価値基…準をベースにしてきたが、新しい資本主義は、時間価値に対する各人の判断をベースに行われる。それを「時間資本主義」と名付けて論じる。
90年代半ば以降、情報機器が廉価となり、一人一台、一人複数台の情報端末を所有するようになった。インタネットが広まると同時に、Eメールで連絡するようになった。そのことが、これまでの仕事を劇的に変えることとなった。さらにスマホによってどこでも、メールやインタネットが簡単にできるようになり、さらに仕事の場所に制限されることはなくなった。
これまで経済活動の主軸であった「かたまり時間」が、どこでも使えるようになった「すきま時間」との価値格差が急激な縮小され、経済活動や、企業活動に大きな変化を与えることとなった。
「すきま時間」を積極的に活用することは、仕事や家事の生産性を高め、最終的には有意義に「かたまり時間」を過ごすことを目的するべきである。
今後、人々は「時間価値」という観点から商品やサービスを選ぶようになる。商品選択の基準は2つ
①節約=時間価値 その商品やサービスを選択することで時間が短縮でき他の高次な目的のために使用できる
②創造=時間価値 その商品やサービスを利用することで有意義な時間を過ごすことができる
「すきま時間」の効率化の動きによって負の時間が縮小できるのであれば、「かたまり時間」は快適化に向かうべきである。
アメリカの消費行動が、Eコマースに向かうのは、大型ショッピングモールは時間のムダが多いからではないか。
時間の効率化と快適化の2つの方向性をしめすキーワードは、パーソナライズ(個人最適化)と、テイラーメイド(注文仕立て)である。
現代の日本では、商品やサービスの種類があまりにも多いので、選択に時間を使うことをもったいないと感じる人が増えている。
その結果、無難な選択を行うために、テッパンな商品やサービスを選択するようになる。
時間資本主義時代の勝ち組・負け組
①伝統的エリート お金はあるが時間がない
②まじめ貧乏 お金も時間もない
③クリエイティブ・クラス(新興エリート) お金も時間もある
④終わりなき日常を生き続ける人 お金はないけど時間はたっぷり
付加価値型のサービス業においてもっとも価値をだせる人ほど、公私混同をゆるされるようになる
グローバル化が進めば進むほど、各国間で均一化の方向に進むため、日本語だけで仕事している人の給料は下がっていく
労働生産性に対して、創造生産性が高い人はたまたましか現れない
それは多様性への寛容かもしれない。歴史的にみても、異邦人を寛容に受け入れた国や都市は強い輝きを放っている
おわりの言葉は、「すきま時間」に息吹を与えたのはスマホだった。「かたまり時間」を輝かせるのは私たち人間の責務であり、喜びだ。
目次は以下の通りです。
はじめに
第1章 なぜ、時間の価値が変わってきたのか
第2章 時間価値の経済学
第3章 時給よりも時間価値の最大化を目指せ
第4章 時間価値ビジネスの三要素
第5章 時間価値の高い人、低い人
第6章 時間価値の高い人が集まる街に仕事も集まる
第7章 思い出の総和が深遠な社会へ続きを読む投稿日:2022.05.16
時間資本主義という新しい切り口で論理展開している点は非常に興味深い。残したくなるフレーズ もたくさんある。
投稿日:2024.03.03
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