プッシー・ライオットの革命 自由のための闘い
マリヤ・アリョーヒナ(著)
,aggiiiiiii(訳)
,上田洋子(監修)
/DU BOOKS
作品情報
サッカー・ワールドカップ2018決勝戦に乱入し、話題沸騰中のフェミニスト・パンク集団、プッシー・ライオット。
なぜ彼女たちは彗星のごとく現れたのか?
グループ創設者のひとりマリヤ・アリョーヒナが自ら語る、真の目的と活動のすべて。
結成秘話、2012年モスクワ大聖堂でのゲリラ・ライブとその逮捕劇、いまだに続くロシアの“矯正”労働の真相、そして彼女の信じる道――。
Vogue UK、The New York Times Book Review、The Guardian、Financial Timesなど、各紙で話題の新感覚・手記!
★プッシー・ライオット(Pussy Riot)とは?
2011年に哲学やジャーナリズムを専攻する学生たちを中心に結成された、ロシアのモスクワを拠点とするフェミニスト・パンクグループ。
ロシアの家父長制社会に異を唱え、政治腐敗に声を上げる。
2012年、プーチン大統領の再選(第3期目)への抗議活動として、モスクワの大聖堂で手作りの目出し帽を身に纏い、反プーチン政権の曲を演奏。
メンバーの3人が逮捕され、のちに2人(マリヤ・アリョーヒナ、ナジェージダ・トロコンニコワ)には禁錮2年の判決が下された。
彼女たちの解放を求め、オノ・ヨーコ、スティング、パティ・スミス、レディオヘッドなど100名を超える著名ミュージシャンがグループの支持を表明した(2013年に2人は釈放)。
2018年7月、フランスとクロアチアによるワールドカップの決勝戦に、警察官の格好に扮したメンバー4人が、ロシアの政治的現状に注目を集めるためピッチに乱入した。
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商品情報
- 著者
- マリヤ・アリョーヒナ, aggiiiiiii, 上田洋子
- 出版社
- DU BOOKS
- 書籍発売日
- 2019.02.19
- Reader Store発売日
- 2019.03.01
- ファイルサイズ
- 1MB
- ページ数
- 296ページ
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この作品のレビュー
平均 4.0 (1件のレビュー)
-
「一歩でも引き下がったなら、敗北である」
23歳のマリヤがTシャツにステンシルしたスローガン。
2011年、プッシーライオット結成。
この本を読むまで、私はプーチン政権について殆ど知らなかった、知ろ…うともしていなかった。1989年、10歳のとき、ゴルバチョフ大統領時代にベルリンの壁が崩壊したことだけやたら覚えている。ペレストロイカという言葉、私の中のぼんやりとした、ソ連の終わり、ロシアの始まり。
読み進めて、驚いた。
まるで戦時中のような言語統制、弾圧、LGBTへの無理解、、、日本より酷い。
自由にものを考えて、発信出来ない状況なのに、大多数の人はプーチンを支持している。
何故?
1991年にロシア連邦ができ、社会主義から資本主義へ移行する中に生まれた混乱。
1999年にプーチンが大統領になって以来、そうした混乱を、新興財閥オリガルヒを統制したり、税制改革、法の整備により安定化させた。それまでの混乱に疲れ切っていた人々は、プーチンの指向する「強いロシア」を歓迎した、、、
自由、には、個々に責任や、自分で考えることが求められる。疲れ切った民衆は、強いリーダーを求める。
これまでの歴史で幾度となく繰り返されてきたこと。
そんな世界一大きな国で、マーシャのような若い女性が自分の信念を貫き通す姿は、ただただ、美しい。
プッシーライオットの活動によって、約2年、監獄生活を強いられているその渦中においても、決して揺るがない信念。
人権侵害が横行する刑務所内でひとり、声をあげ続ける。ロシアの極寒の独房で、薄っぺらな板だけのベッドの上で。
看守に対しても裁判を起こし、ハンストも辞さない。
刑務所内で様々な当然の権利を獲得していく中で、
受刑者、看守からは疎まれもする。
「何のために?どうして、今まで苦しいなりに何とかうまくやってきたのに、どうして無茶苦茶にするの?その、人権とやらの為に。」
革命家は孤独だ。徒党を組んで、面倒を回避して、自由や真実を見ないようにやり過ごすことだって出来る。でもマーシャは絶対に前を向いている。
マンデリシュタームの詩を愛し、タバコを愛す、1988年生まれのライオットママ。
理想主義者だとわらうか、自分も前に進むのか。
例えば、沖縄県民投票のハンストを嘲笑する側、署名する側。
ふと、60年安保で死んだ樺美智子さんが頭をよぎる。「聖少女伝説」って本だったけど、これは現実、伝説ではない、事実今も起こっていること。
私にできることは何だろう、知ろうとすることに努力を惜しまず、絶えず考え続けること。続きを読む投稿日:2019.02.02
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