小説
おとぼけ同心と小町姉妹
シリーズ内の平均評価:
(3)
南町奉行所の篠原潮は、お役目にも熱心にならず、楽して小銭を稼ぐことばかり考える、ぐうたら同心。当然、出世もせず、篠原家の家計は、つねに火の車であった。そんな兄の姿を見かねた、柴乃、舞衣、小夜の三人の妹たちは、一念発起。小町と呼ばれるほどの美貌を活かし、家計の足しにとはじめたのは、なんと蕎麦の屋台。味よし、器量よしの蕎麦は、またたく間に評判となった。だが、それと同時に、町場に出た三姉妹たちは、さまざまな厄介事や事件に巻き込まれていく。かつては剣の達人として知られ、名同心だった潮が、愛する妹たちのた・・・
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南町奉行所の篠原潮は、お役目にも熱心にならず、楽して小銭を稼ぐことばかり考える、ぐうたら同心。当然、出世もせず、篠原家の家計は、つねに火の車であった。そんな兄の姿を見かねた、柴乃、舞衣、小夜の三人の妹たちは、一念発起。小町と呼ばれるほどの美貌を活かし、家計の足しにとはじめたのは、なんと蕎麦の屋台。味よし、器量よしの蕎麦は、またたく間に評判となった。だが、それと同時に、町場に出た三姉妹たちは、さまざまな厄介事や事件に巻き込まれていく。かつては剣の達人として知られ、名同心だった潮が、愛する妹たちのために、ついに覚醒する!?
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朝はいつもぎりぎりの出仕、なにかと理由をつけて町の見まわりも怠けがち、果報は寝て待てを座右の銘にするという、なんともとぼけた侍、篠原潮。それでもなんとか南町奉行所の臨時廻りを罷免されないのは、ときおり見せる推理の冴えと剣の腕前で、難事件を解決に導いているためであった。そんな潮には、三人の妹たちがいる。紫乃、舞衣、小夜、それぞれに魅力ある器量よしの三姉妹は、ぐうたらな兄を助けるため、蕎麦の屋台をはじめたのだが……。屋台にともる人情の灯火が、さまざまな事件をとおして、人間のせつなさや怖さを照らし出す。じつは凄腕同心・篠原潮の人情裁き、大好評のシリーズ第二弾。
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かつては、奉行所一の熱血同心として知られていた篠原潮。昔の面影はどこへやら、いまではすっかりぐうたらの臨時廻りとして、日々をのんべんだらりと暮らしていた。役目にも熱心にならず、当然、もらえる俸給も知れたもの。そんな潮を助けるため、三人の妹・紫乃、舞衣、小夜たちが、蕎麦の屋台をはじめた。またたく間に評判となった小町姉妹たちの屋台だったが、お客だけでなく、なぜかさまざまな謎や厄介事も呼び寄せてしまう。昼行灯になりさがった潮ではあるが、困った庶民を助ける義侠心には、いささかの衰えもない。危機一髪の瞬間にかいま見える、凄腕同心の華麗なる剣さばき!大好評のシリーズ第三弾。
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