否定と肯定 ホロコーストの真実をめぐる闘い
デボラ・E・リップシュタット(著)
,山本やよい(訳)
/ハーパーBOOKS
作品情報
ナチスによる大量虐殺を証明できるか――
「歴史学者」対「ホロコースト否定者」
真実をかけた法廷闘争、緊迫の1779日。
実際にあった世紀の裁判の回顧録。
歴史家は何が起きたかを客観的に確認するという方法で歴史的な“真実”を確立していく。ただし、他の歴史家が異なる結論に到達する可能性のあることを、つねに承知している。
――本文より
「ナチスによる大量虐殺はなかった」そう主張する、イギリス人歴史家アーヴィング。彼を“史実を歪曲したホロコースト否定者”と断じたユダヤ人歴史学者リップシュタットは、反対に名誉毀損で訴えられる。裁判に勝つには、ホロコーストが事実だと法廷で証明するしかない。だが予想に反し、アーヴィングの主張は世間の関心を集めていく――。実際にあった世紀の法廷闘争の回顧録。
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商品情報
- 著者
- デボラ・E・リップシュタット, 山本やよい
- 出版社
- ハーパーコリンズ・ジャパン
- 掲載誌・レーベル
- ハーパーBOOKS
- 書籍発売日
- 2017.11.20
- Reader Store発売日
- 2017.11.20
- ファイルサイズ
- 1MB
- ページ数
- 608ページ
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この作品のレビュー
平均 5.0 (7件のレビュー)
-
このレビューはネタバレを含みます
ホロコーストは本当にあったことなのか?
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実際の真実はどうだったのか?
実際に2000年イギリスの法廷で争った内容が
この冬映画が日本でも上映されるということで
とりあえずその前に本を読んでみようかと。
すげー面白い!
面白いというかなんというかリアルというか。
原告はホロコースト否定の歴史家
被告はホロコーストを学び教える大学教授&出版社
裁判って一言で言っても
プロフェッショナルチームがいたからこそ
勝てた裁判なのかもしれないなーとか。
歴史を嘘偽した者は許さない!
ホロコースト生存者が傍聴席で
見守る姿がすごい生々しい。
1人のマダムがホロコーストで腕に入れられた
収容所番号の入れ墨に対して
「1945年以降、その入れ墨でいくら儲けたんです?」
って。
ひどい。ひどいよアーヴィング(原告の名前)
これは映画も観ようと思う!
投稿日:2017.12.21
法廷闘争の形をとった叙事録。小説という方もおっレるが個人的に異なると思う。いくばくか端折っていると思うものの、4年間にわたるリップシュタット教授の視点から見た景色。
「私自身の意見が誤った形で伝えら…れるのを黙って聞いていなくてはならないのがいかに神経を減らすことにか」と述べる通りの時間が続く。
⇒真実と偽りをはっきりさせることが闘いの争点。
もとはと言えば~ホロコーストにヒトラーが関与している事の否定を英 歴史家アーヴィングが裁判で訴えたことに始まる。
相手方は歴史学者リップシュタット、罪状は名誉棄損。
あとがき、付記を覗いても540頁余に及ぶ対策の殆どは日々行われる法廷の回顧。
真偽を巡る事と弁論のやり取り・・・アーヴィング側の英国での裁判故、訴えられたリップシュタット側で抗弁の証人を用意する。次々と台に上がる証人と反論するアーヴィングの反論にあきれるやら、いらいらするやら、読むだけなのに疲れた・・根が何度も切れたし。
途中で中休みを入れ、反則の「映画」鑑賞
女優と名優が演じる世界だけに感慨はもらえたが、現実は作品のように地道なコツコツとした作業が連日続いて行ったのだろう。
リップシュタット本人が語っていたのは「アーヴィングの歴史家としての資質、資格・・歴史そのものを問うものではない」という所 理解に苦しんだが。
原題はDENIAL~否定
それを邦訳で「否定と肯定」とした意はホロコーストを「肯定」することを前提としての裁判が進められたから。一番はじめに述べたリップシュタットの人間としての辛さはここだろう。
挿入された「エレベーターで死体を何体運べるかという議論・・叩いていた電卓を放り投げたくなった」という会話が面白い・・・単なる真偽の黒白問題の追及ではなく、『史上現実に在った人間の尊厳を脅かした、踏みにじったことへの怒り』が追及すべきという事に気づく場面。
ネオナチをはじめ極右右翼の言動が煙を出し始めた頃から信じられない彼らの存在と動き、アーヴィングの敗訴後20年経って、この裁判の後方で応援した人々も多く亡くなったろう。又、蠢き始まった歴史修正主義者は許されない。続きを読む投稿日:2022.07.15
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