乳と卵
川上未映子(著)
/文春文庫
作品情報
2008年の第138回芥川賞受賞作! 娘の緑子を連れて大阪から上京してきた姉でホステスの巻子。巻子は豊胸手術を受けることに取りつかれている。緑子は言葉を発することを拒否し、ノートに言葉を書き連ねる。夏の三日間に展開される哀切なドラマは、身体と言葉の狂おしい交錯としての表現を極める。日本文学の風景を一夜にして変えてしまった傑作。
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商品情報
- シリーズ
- 乳と卵
- 著者
- 川上未映子
- 出版社
- 文藝春秋
- 掲載誌・レーベル
- 文春文庫
- 書籍発売日
- 2010.09.10
- Reader Store発売日
- 2014.09.26
- ファイルサイズ
- 0.2MB
- ページ数
- 133ページ
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この作品のレビュー
平均 3.3 (544件のレビュー)
-
苦手
ちょっと苦手です。
やはり,直木賞作品に比べて芥川賞の作品は読みづらい。
文章力はあるのだろうけれど,文章も世界観も私には合わなかったです。投稿日:2015.08.25
-
読みずらい…。が芥川賞ですから。
実際、芥川賞でなかったら、星は一つ落としているような気がします。大体、女性にしか分からない心理を抉るように描かれても男としては理解できないものにぶつかったときの常としてわかったふりでもするしかありませ…ん。豊胸手術ですか、結構です。文字で会話する女子生徒ですか、結構です。でもそういう部分だけあまりに文学的に仕上げて読者にどうしろというのでしょうか。礼賛し、権威を感じるべきなのでしょうか。作者の感受性にひれ伏すべきでしょうか。巻子さん、実際、豊胸手術はやって来たんでしょうか? というより会話を絶っている娘との間に会話が始まるところが、卵の投げ合いの場面が見せ場なのでしょうか? その親子が何を会話して卵の投げ合いになったのかもいまいちピンときません。しかし、芥川賞ですし、一応新しい作品のヘブンを買ってみて、読めるかどうかで、権威ある賞が与えられた作家というものの意味を確認しようと思います。文学はよくわかりません。しょせん、衒学に過ぎないのでしょうかねえ。続きを読む
投稿日:2015.09.01
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