ライトノベル研究序説
一柳廣孝(編著)
,久米依子(編著)
/青弓社
作品情報
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。
アキバの空、アリアケの夏-。アニメ的なイラストが特徴のエンターテインメント小説、ライトノベル。メディアミックスを通してダイナミックに展開するその歴史をたどり、オタク文化・ゲーム・児童文学などとの関係性を解説するとともに、ライトノベルを読み解くための多様な視点を示す。具体的な作品読解を交えながら、ライトノベルにアプローチする方法を丁寧にレクチャーする入門書。
もっとみる
商品情報
以下の製品には非対応です
※この商品はタブレットなど大きなディスプレイを備えた機器で読むことに適しています。
文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。
この作品のレビュー
平均 2.5 (4件のレビュー)
-
入荷先:府中市立中央図書館
とてもじゃないが評価できる代物ではない。あいた口がふさがらないとはまさにこのことか。
確認するが、本書は体裁として「ライトノベル」を文学批評してみようというノリで一貫して…いるのだろうと推測する。本書をとても評価できない理由もまさしく「推測する」ことしかできない点に集約される。
以下の文章ではかなりの悪態をつくのでそのつもりで。
評者自身、「批評」という地点に達することはおそらく困難な営みになっていることを自覚してはいるのだが(むしろここのところ、ネット上での「ぶっくれびゅー」がレビューなのか、書評なのか、「どくしょかんそうぶん」なのかの区別がつかなくなる時がある)、そうした苦悩が執筆者たちのノリでは一切見ることができない。ただの自己満足に成り下がっている。コミケ3日目の「評論サークル」のどうしようもない同人誌の羅列と言い切ったほうがてっとり早いし、もはや結論になってしまっている。
とりわけ評者をカンカンに激怒させたのは、ライトノベルのジェンダー分析という8章(久米依子)と木原音瀬の分析をしたという13章(山田健一朗)。全体的にテクストを満足に扱えていない印象がある中で、13章の読みの杜撰さにはどうコメントすればいいのだろうか。一読者そして一評者としてコメントすれば、もし木原を取り扱う以上、極北作品といわれる『Will』の分析なくして木原の分析は成立しない(私が木原を分析できないのもこれによる。逆説的な意味では、作家のばらつきという問題を考える好例かもしれない)。ある作品だけをピックアップするときに必要な動機付けがまったくと言っていいほど見られないし、しようとする努力の痕跡も見られない(すくなくともシロウトレビューアーの私だってするときはする)。
また久米の言説にはジュディス・バトラーがいないのだ(久米のあの程度の言い方ではバトラーをまともに読めているとは到底言えない)。あなたは80年代のアクティビストで思考停止しているのではあるまいか?
また執筆者たちの意識や見方もどことなく「なんちゃって文学分析」・「なんちゃって社会学」という批判が免れず(一覧にすると、クロスメディア・オーディエンス文化とオーディエンス・マンガ・版元・ゲーム・児童文学・SF・「しゃかいがく」・「じぇんだー」・などなど批判や多角化を要求される分野からしかものが言えていない)、そのような分析をしたからといって何になるのか。御用学者になって鼻天狗になるのが関の山だ。
主編者である一柳についても、本務校である横浜国立大学出身者から「こっくりさんしかできないダメな人」という声を聞く(だから『我が家のお稲荷様』というおバカな三流ライトノベルにハマれるのね、あれもキツネが絡むから!)。そしてこれではっきりと明確なものになったようだ。ライトノベル(ボーイズラブでもいいけど)から早急に足を洗わないとわが身も危うくなるのだということを。
とてもじゃないが、この現状ではお粗末すぎる。ライトノベル分析以前に、執筆者たちの分析様式そのものが奈落の底に落ちているという事実(と言うにはあまりに情けない惨状っぷり)だけを読まされているようなものだ。続きを読む投稿日:2009.07.12
『児童文学』の教科書だったので読んだ。ラノベにおいてストーリー性<キャラクターなのが、よくわかる。
文学少女の記述が好き。投稿日:2012.09.10
新刊自動購入は、今後配信となるシリーズの最新刊を毎号自動的にお届けするサービスです。
- ・発売と同時にすぐにお手元のデバイスに追加!
- ・買い逃すことがありません!
- ・いつでも解約ができるから安心!
※新刊自動購入の対象となるコンテンツは、次回配信分からとなります。現在発売中の最新号を含め、既刊の号は含まれません。ご契約はページ右の「新刊自動購入を始める」からお手続きください。
※ご契約をいただくと、このシリーズのコンテンツを配信する都度、毎回決済となります。配信されるコンテンツによって発売日・金額が異なる場合があります。ご契約中は自動的に販売を継続します。
不定期に刊行される「増刊号」「特別号」等も、自動購入の対象に含まれますのでご了承ください。(シリーズ名が異なるものは対象となりません)
※再開の見込みの立たない休刊、廃刊、出版社やReader Store側の事由で契約を終了させていただくことがあります。
※My Sony IDを削除すると新刊自動購入は解約となります。
お支払方法:クレジットカードのみ
解約方法:マイページの「予約・新刊自動購入設定」より、随時解約可能です続巻自動購入は、今後配信となるシリーズの最新刊を毎号自動的にお届けするサービスです。
- ・発売と同時にすぐにお手元のデバイスに追加!
- ・買い逃すことがありません!
- ・いつでも解約ができるから安心!
- ・優待ポイントが2倍になるおトクなキャンペーン実施中!
※続巻自動購入の対象となるコンテンツは、次回配信分からとなります。現在発売中の最新巻を含め、既刊の巻は含まれません。ご契約はページ右の「続巻自動購入を始める」からお手続きください。
※ご契約をいただくと、このシリーズのコンテンツを配信する都度、毎回決済となります。配信されるコンテンツによって発売日・金額が異なる場合があります。ご契約中は自動的に販売を継続します。
不定期に刊行される特別号等も自動購入の対象に含まれる場合がありますのでご了承ください。(シリーズ名が異なるものは対象となりません)
※再開の見込みの立たない休刊、廃刊、出版社やReader Store側の事由で契約を終了させていただくことがあります。
※My Sony IDを削除すると続巻自動購入は解約となります。
お支払方法:クレジットカードのみ
解約方法:マイページの「予約自動購入設定」より、随時解約可能ですReader Store BOOK GIFT とは
ご家族、ご友人などに電子書籍をギフトとしてプレゼントすることができる機能です。
贈りたい本を「プレゼントする」のボタンからご購入頂き、お受け取り用のリンクをメールなどでお知らせするだけでOK!
ぜひお誕生日のお祝いや、おすすめしたい本をプレゼントしてみてください。※ギフトのお受け取り期限はご購入後6ヶ月となります。お受け取りされないまま期限を過ぎた場合、お受け取りや払い戻しはできませんのでご注意ください。
※お受け取りになる方がすでに同じ本をお持ちの場合でも払い戻しはできません。
※ギフトのお受け取りにはサインアップ(無料)が必要です。
※ご自身の本棚の本を贈ることはできません。
※ポイント、クーポンの利用はできません。クーポンコード登録
Reader Storeをご利用のお客様へ
ご利用ありがとうございます!
エラー(エラーコード: )
ご協力ありがとうございました
参考にさせていただきます。