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<親鸞は弟子ひとりもたずそうろう=歎異鈔>仏陀のことばを記録した最古で最重要なパーリ語の聖典「スッタニパータ」をトップに、大乗経典、中国禅書、日本の代表的経典のうちからとくに、道元・空海と親鸞を選んで重要な部分を収録した。仏教に関心をよせる人の座右書・必読文献を全一冊に収めるよう配慮した。
〈収録タイトル〉
スッタニパータ/般若心経/華厳経十地品/維摩経/唯識二十論/唯識三十頌/唯識三十論(抄)/無門関/三教指帰/歎異抄
※この電子書籍は、オンデマンド本「ワイド版世界の大思想」を底本としております。 -
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中国の文化の大山脈からは、いたるところに古典の泉が湧き出ている。「論語」「孟子」を表街道の儒教地帯をうるおす豊かな水源池とすれば「老子」「荘子」は裏街道に属する道教地帯を養う清冽な湖沢であろうか。中国文化を形成する最も根本的な、第一級の書を揃えた。
〈収録タイトル〉
論語/孟子/老子/荘子
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未来をひらく実存主義の全貌─ハイデッガーの「有と時」の理解に立ち、全く異なる次元に独自の思索を展開する「存在と無」。その政治的発言の端初をなす「唯物論と革命」。浩翰な「弁証法的理性の批判」の序説「方法の問題」。代表的著作から思想の全貌を体系的にとらえた。
〈収録タイトル〉
存在と無(抄)/唯物論と革命/方法の問題
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たび重なる世界の危機の高まりのなかで、ラッセルの発言は、常に適切で、鋭い警鐘となってきた。90歳を超える身で反戦運動の指導者として不屈の精神と実践力は力強い勇気と知性を切り拓き続ける。彼の哲学的業績の代表作であり、20世紀文明への尖鋭な批評をなす全五篇。
〈収録タイトル〉
社会改造の諸原理/数理哲学入門他
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マルクスに対決する現代最大の社会科学者はマックス・ウェーバーである。彼は歴史主義に対する批判と反省から出発して、政治・経済・社会の認識にまったく新しい境地をひらいた。彼はまた、社会学という回り道によって国家を科学的に分析し、方法論を確立した。この巻には解説者・高島善哉氏の選により、最も重要な論文七篇を「政治・社会論集」として収めている。
〈収録タイトル〉
政治・社会論集(国民国家と経済政策/プロテスタンティズムの倫理と資本主義の「精神」/支配の社会学他)
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「唯物論と経験批判論」は副題に「ある反動哲学についての論評」とあるように観念論に対する唯物論の対決である。レーニンは、弁証法的唯物論における認識の基準として、実践をとおしてのみ存在と思考との一致をもたらすことができる、と説く。
〈収録タイトル〉
唯物論と経験批判論他
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「エミール」(教育論)が後世にあたえた影響ははかりしれないものがある。自然主義の教育、消極教育の主張、児童心理の観察、自発活動の強調、宗教教育などあらゆる問題を含む。「エミール」を愛読したカントは<私はルソーから人間を尊敬することを学んだ>と告白している。
〈収録タイトル〉
エミール
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現代国家の構造を知るうえで必読の書。モンテスキューの三権分立論はフランス革命の指導者に武器を与え、アメリカ独立革命の精神的支柱となった。<自由とは法の許すすべてのことをなす権利だ>という彼の思想は、近代市民社会の原則として今も生きている。
〈収録タイトル〉
法の精神
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マルクスに先行する資本主義の分析─スミスは近代社会の人間生活を、歴史的に全体的に描出した。各個人が自分の生活を改善するための努力を、分業と交換の機構のなかで自由、公平に行なえば、社会は順調に発展する。その明朗なヒューマニズムが「国富論」の魅力である。
〈収録タイトル〉
国富論 下
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マルクスに先行する資本主義の分析─スミスは近代社会の人間生活を、歴史的に全体的に描出した。各個人が自分の生活を改善するための努力を、分業と交換の機構のなかで自由、公平に行なえば、社会は順調に発展する。その明朗なヒューマニズムが「国富論」の魅力である。
〈収録タイトル〉
国富論 上
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近代の思想史において、人間の生存を、絶対不可侵の自然権としてすべての社会組織の基礎たらしめたのは、ホッブズが最初である。本書の前半では国家を個人主義に基づいて再構成し、後半では、ローマ教会の支配体制に敢然と立ちむかってゆく。
〈収録タイトル〉
リヴァイアサン(国家論)
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‘人間は考える葦である’‘クレオパトラの鼻がもう少し低かったら…’などの鋭いアフォリズム。「パンセ」はパスカルが三十九歳で死んだ時、のこされた千にちかい断簡から集めたもの。十七世紀以来の幾多の版本を閲し、典拠の明らかなすべての断章を収めた唯一の完訳本。
〈収録タイトル〉
パンセ
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