人格障害の時代
岡田尊司(著)
/平凡社新書
作品情報
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。短絡的な殺人など、不可解な事件がなぜ起こるのか。アルコール依存や拒食症はなぜ止まらないのか。児童虐待、家庭内暴力がなぜ多くなっているのか。欲望をコントロールできない人がなぜ増えているのか…。これらは「人格障害」という病理から発しているのだ。現代人の誰もが感じ、直面している不安に、治療の最前線に立つ精神科医が答えを示す。
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商品情報
- シリーズ
- 人格障害の時代
- 著者
- 岡田尊司
- 出版社
- 平凡社
- 掲載誌・レーベル
- 平凡社新書
- 書籍発売日
- 2004.06.15
- Reader Store発売日
- 2015.05.16
- ファイルサイズ
- 26.4MB
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この作品のレビュー
平均 3.7 (10件のレビュー)
-
いわば社会全体が人格障害であると言っても過言でないこの
時代。多かれ少なかれ、誰でもこの本にあげられている人格
障害の症状に当てはまる自分を見つけることができるのでは
ないだろうか。自覚があるだけでか…なり違うと思う。現代人
は一度はこの手の本を読んでおくべきだろう。
実存主義と現代の人格障害に共通する所が多くあるとの示唆
は今までに出会ったことのない切り口で新鮮であった。神が
死んでしまった今、人は昔以上に強くあらねばならないので
ある。続きを読む投稿日:2019.07.14
非現実的な妄想をしたり、人目を惹きつけるための特異な行動をしたり、あるいは人を過度に避けるような人たちについて、そのタイプや原因、治療法などについて書かれたもの。
人格障害というと精神科に通わないと…いけないような特定の人たちのことだけをいう、ということではなく、社会全体が人格障害的な傾向を生みやすい装置として機能してしまっており、身近にもこういう人がいるかもしれないし、もしかするとおれにもこういう傾向があるのではないか、とか思ってしまう。
特に印象的だった部分は、「回避性人格障害」で説明されている「最近の若者全般に広がっている回避傾向」(pp.100-1の部分で、「新しいことに取り組むことが、積極的な喜びよりも、負担が増える事としか受け留められない」とか、「現実の中での体験不足から、傷つくことに耐性が培われていない」と書かれており、また、pp.128-9にも「現実の中で生き抜く筋力が培われず、社会的な耐性が獲得できていない」と書かれており、いかに教育や社会が「健全に」機能していないかということが強調されている。昨今の「新型うつ」とはどういう関係にあるんだろう、と思った。若者というか色んな人が多かれ少なかれこういう傾向はあるんじゃないかと思った。さらに、「虐待されたものは子どもを虐待してしまうということが一時盛んにいわれたが、当てはまらないケースも多いことがわかってきている」(p.131)という部分も興味深いと思った。また、おれが感心のあるニーチェやサルトルの「実存主義」の思想だったが、「自分」の主体性を前面に押し出し、積極的な周囲への変化を求めることから、それが負の形で転用されやすい、という実存主義と人格障害の親和性についての記述があり、少なからずショックだった。主体的に生きることと、社会とのつながりを軽視することは同一視されるものなのか。直観的に反論したくなったが、さらに実存主義について勉強しようと思わされた。
「虐待の連鎖」という単純な問題ではない、と書かれているが(p.131)、直接的には不適切な育児によって人格障害が生み出されるケースが多い訳で、子育てする人がこの本を読めばいいんじゃないかとか思った。(14/12/02)続きを読む投稿日:2015.02.07
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