刀と首取り
鈴木眞哉(著)
/平凡社新書
作品情報
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。戦国時代の合戦場、馬上で白刃を振るう武将、刀で渡り合う武士というイメージは後世に作られたものだった。では、戦場で日本刀はどのような役割を果たしたのか。日本人が白兵戦を嫌い、「飛び道具」志向であったことを明らかにし、特異な風習「首取り」の意味と刀との関わりを解明する。日本刀への幻想を振り払い、戦国合戦の実像が浮かび上がる。
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商品情報
- シリーズ
- 刀と首取り
- 著者
- 鈴木眞哉
- 出版社
- 平凡社
- 掲載誌・レーベル
- 平凡社新書
- 書籍発売日
- 2000.03.21
- Reader Store発売日
- 2015.05.16
- ファイルサイズ
- 27.4MB
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この作品のレビュー
平均 4.5 (2件のレビュー)
-
歴史好きならば必ず読まないとならない一冊。
武士は刀で戦わなかった。
早い話が、それがこの本の趣旨だ。
武士は刀で戦わなかった。
大事なことなんで二度言いました。
日本には伝統的に遠戦志向がみら…れる。
接近戦では槍。遠距離では矢。後に銃。
では刀は何に使われたか?
それは書名の〝首取り〟。
刀は戦場の脇役に過ぎなかった。
映画や小説によって歪められた〝刀〟の実像を
戦国期の一次資料から太平洋戦争での使用例と証言などから分析。
武器としての欠陥や、〝美術刀〟については目からウロコが落ちること間違いなし。
さらに刀に込められた信仰や霊性についての考察を交え、
日本人にとっていかに〝日本刀〟が特別か?について書かれている。
これを読むと、戦国時代から江戸時代にかけての時代劇が陳腐に見えてしまう。。。続きを読む投稿日:2010.08.11
[ 内容 ]
戦国時代の合戦場、馬上で白刃を振るう武将、刀で渡り合う武士というイメージは後世に作られたものだった。
では、戦場で日本刀はどのような役割を果たしたのか。
日本人が白兵戦を嫌い、「飛び道具…」志向であったことを明らかにし、特異な風習「首取り」の意味と刀との関わりを解明する。
日本刀への幻想を振り払い、戦国合戦の実像が浮かび上がる。
[ 目次 ]
第1章 刀についての素朴な疑問
第2章 刀はどう見られていたか
第3章 武器としての刀-幻想と現実
第4章 戦った刀たち
第5章 首取りと刀
第6章 刀と首取りの行方
[ POP ]
[ おすすめ度 ]
☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
☆☆☆☆☆☆☆ 文章
☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
共感度(空振り三振・一部・参った!)
読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)
[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ]続きを読む投稿日:2011.05.28
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