仏教シネマ
釈徹宗(著)
,秋田光彦(著)
/文春文庫
作品情報
映画にはなぜ、お葬式のシーンが多いのか? 気鋭の宗教学者・釈徹宗師の問いから始まった対談。お相手は日本で一番若者が集まるお寺・應典院住職にして、かつては映画プロデューサーだった秋田光彦師。2人の“怪僧”が映画の中の生老病死、そして葬儀を手がかりに、人生の苦しみといかに向き合うかを説きます。とりあげる映画は『秋日和』から『永遠と一日』まで、全110本。読めば必ず観たくなる!
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この作品のレビュー
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暇つぶしに買ったけど面白い。出てくる映画が古い名作が多かったので、見てない映画を見るためにTSUTAYA通いとネット通販にハマってしまった。本文中に映画は映画館で観るもの〜とあったけど読んでるとどうし…ても映画が見たくなるから仕方ないです。続きを読む
投稿日:2013.10.07
TSUTAYAの宅配DVDの予約リストがすごく長くなった。
全部見終えるのはいつになることか・・・
ごく最初の方に、「映画は映画館で見るもの」と書かれているのに、すみません。旧作なので許してください…。
「映画館という『場』が大事、いったん始まったら、一時停止も巻き戻しもできない、その作品の中に引きずり込まれて身を任せるしかない、時間は映画によって奪われていき、観客は、映画という時間に自分の時間を預けていく、映画は集団で作り、集団で見る、集団で幻想を作り出し、集団で幻想を見る」ということらしい。
映画館で見る理由をそこまで考えたことがなかったので、なるほどと思った。新作もDVDになるのを待ってから見るという傾向を改めたいと素直に思った。どこまで実行できるかわからないが・・・
序章、「生きる」「老いる」「病む」「死ぬ」「葬る」各章でそれぞれ映画が挙げられ、お二人が対談なさっている。
「死ぬ」の章までは、私の中では「映画ガイド」のような読み方になっていたが、「葬る」と終章にかけて、「仏教の本」になっていった。
"秋田 (略)『おくりびと』では、遺族は喪の作業をサービスとして購入している。葬儀の場が、「サービスをする側と受ける側」として描かれているんです。
釈 その指摘は重要ですね。葬儀に関する多くの問題の根っこにらこの「サービスをする側と受ける側」という図式があると思います。葬儀にビジネスモデルが入り込んだことで、家族がきちんと遺族にならず、消費者になってしまっている。" 177ページ
”秋田 (略)日本の仏事がカウンセリングになり得るかわかりませんが、確かに私たちは、無意識のうちに法事という長い持続性の中で、繰り返し死者と会い続けている。ふだん自分が遺族だとは認識してなくても、法事が来れば遺族であることを再確認しないわけにはいかない。「そろそろ法事やらなあかんな」「誰を呼ぶか」「衣装やお布施はどうしよう」「料理は精進でないとあかんな」とかいろいろ言いながら、三回忌、七回忌、十三回忌・・・五十回忌と、決まりきった習慣を粛々とこなしながら、遺族になっていく。私たちは法事を通じて、遺族であり続けているんだということを、もっと自覚していいのではないでしょうか。” 208ページ
”釈 (略)実は、年回法要といったものなどは、時間軸を長くする文化装置でもあったのではないかと思うのです。こう言ってはなんですが、ほうじはじゅんびもたいへんだし、費用もかかるし、法要中は正座しないといけないし・・・。そして、やらないでおこうと思えば、やらないでも済むわけです。そんなわずらわしいことを、あえて営む。でも、そこは生命の連続性が表現された場であり、理屈抜きでつながりを感じられる時間でもある。そんな場や時間が、我々の時間軸を少しずつ少しずつ長くする。現代社会においては、時間の感性を長くする場や装置がめったになくて、逆に時間の感性を短くする装置がたくさんある。” 212ページ続きを読む投稿日:2015.11.08
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