サムシングブルー
飛鳥井千砂(著)
/集英社文庫
作品情報
結婚を意識していた恋人と別れてしまった27歳の梨香は、哀しみのさなか、結婚式の招待状を受け取る。差出人は高校時代の彼氏と親友。二人が付き合っていたことを全く知らず、失恋との二重のショックに落ち込む梨香。さらに、当時の仲間たちと一緒に結婚祝いを贈ることになり・・・・・・。迷いながら、揺れながら、幸せを手さぐりで追い求める女性の姿を丁寧に描く、胸ふるわせる長編恋愛小説。
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商品情報
- シリーズ
- サムシングブルー
- 著者
- 飛鳥井千砂
- 出版社
- 集英社
- 掲載誌・レーベル
- 集英社文庫
- 書籍発売日
- 2012.06.30
- Reader Store発売日
- 2013.07.19
- ファイルサイズ
- 0.2MB
- ページ数
- 336ページ
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この作品のレビュー
平均 3.4 (70件のレビュー)
-
このレビューはネタバレを含みます
途中で飽きました。最後まで読みましたが。
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素晴らしい小説なのかもしれませんが、私には合いませんでした。
ブクログに来て他の方のレビューを読んでみて、ああー自分ってまだまだ経験不足なんだなって思いました。悪いレビューが一つもない中書くのはなんだか申し訳ない気がしますが、思った通りのことを書きます。
とにかく主人公にイライラしてしょうがなかったです。
女の面倒くさい部分を、全て持ち合わせた女って感じ。
智久と別れたことでこの世の終わりのような落ち込み方してますけど、もうそれほど好きではないのに、そんなに悲しいんですか?失恋したこと自体が悲しいんですか?思い出に浸っているだけですか?その辺がよくわかりません。わからないけれど、きっとそろそろ自分の結婚について考え始めている時期なんでしょうね。前から考えていたかもしれませんが、結婚を視野に入れて付き合っていた相手とお別れしてしまったから、それで深く落ち込んでいる、ということでいいのかな?年齢的に、一からまた相手を探すのも大変だ、といった感じでしょうか。
そして、追い打ちをかけるように元カレと元親友が結婚するという知らせが届きます。確かにタイミングは悪いですし「よりにもよってなんでこんな時に!」って思うことは仕方ないですが、相手の知ったことじゃないですよね。もう10年以上も前のことですし。
そんな結婚式行かなければ済む話では?
誘った方だって、あとで知られたらマズイな、一応出しておいた方がいいかな、と渋々やむを得ず招待状を送ったかもしれないじゃないですか。
その招待状ビリビリに破いて捨てたらいいじゃん、とまでは言いませんが、どうして当然のように行く前提になっているのか疑問。
それが普通なのでしょうか。新郎新婦だってお互いの元カノ、元カレに結婚式に来てほしいと本気で思っているわけないでしょう。思っていたらちょっと異常だと思います。
私が返事をする間もなく結婚式の出席が決まってしまい、昔の同級生の野島に振り回され、新郎新婦になにか実行委員メンバーで贈り物をすることになってしまい、ああ、わたしって可哀想……
って言ってるみたい。アホじゃねーの。
全部あなたが決めたことでしょうが。どうして人のせいみたいに言うの?
こうやって自分はいつも被害者になってしまう、面倒なことに巻き込まれてしまうって、いい年してまだそんな思考回路なの??呆れてしまいました。
野島と本気で関わりたくないのなら、会社に来た時点で「突然会社に来られるのは困る。私は結婚式には出席しない」とピシャリと言ってしまえばいいだけのこと。関わりたくないのに、なぜ連れだって飲みに行ってしまうのか。野島がペースに巻き込んでいるというより、あんたが好き好んで巻き込まれに行ってるんだよと言いたい。
それに、元カノと元カレが携わった贈り物なんて欲しいですか?
その物を見るたびに、思い出してしまうのでは?
しかも、過去にお互いの元カップルの愛を誓い合った花を
こさえるなんて……震えました
それを見て爆笑するってどうなの。しかも喫茶店で正装した青軍団が
DQN臭がします
文章も、なんか度々気にかかるというか、鼻につくというか
やたらと駅のホームの花嫁のポスターを敵視しているシーンとか、もはやギャグ??って思ってしまいました。想像したらかなりシュールですよ。駅のポスターの花嫁を睨み付けるもう若くもないそこそこ美人風な女。「今日は久々にあの花嫁を正面から拝んでやろう」って、なにそれ、ギャグ線高い。
個人的にあと気になったのは、飲食店で人目も憚らず大声あげて
喚いたり喧嘩したりした後、ケロッと普通に食事をしていたり
(揉めている間、周囲の人間がこちらを見ている、という描写はあるのに
喧嘩が済んでからはないので、周囲のお客様はその後普通に食事に戻れたのか?まともな人なら恥ずかしくてささっと食事を済ませて足早に出ていくものでは?)
全身青の正装に身を包んだ集団が、喫茶店でわいわいするのは
まだ大目に見れたとしても、そんなところでこれから新郎新婦に
送るプレゼントを開封??????え、なにそれ…ドン引き
開けてもまた元に戻せるよねって、そういう問題じゃないでしょ
常識なさすぎ。場所的に、コーヒーとかこぼしたらどうするんですか!?
これから渡す大事な大事なプレゼントなのに!?写真に撮って
画像を一斉送信した意味がないじゃないですか。
プレゼントに関しても、いつまで青の応援旗を引きずってるんだか…
と若干思ってしまいました。普通に応援旗とは全く関係のない青いもの
の方が良かったと思う。だって、その応援旗には謙治と沙希の思い出
ではなくて、謙治と梨香の思い出がたくさんつまっているんでしょう?
新郎新婦の思い出を盛り込むのはいいとしても、新郎新婦の元カレ
と元カノとの思い出を盛り込むってそれ嫌がらせじゃないですか??
どういう神経でか知りませんが、完全に送る方の自己満足です。
自己満足の押し付けです。
それに智久の存在がよくわからないんですよね。
わからないっていう言い方はちょっと違うかもしれませんが。
単に失恋させて主人公をブルーな気持ちにもっていくため?
もっと二人のことに触れても良かったんじゃないかと思います。
最後に智久の名前が出てきても、智久のことがよくわからないから
梨香が喫茶店で腰抜かしても「え、なんで?」って感じ。
びっくりしたのはわかるけど、そんなに未練タラタラなの?
謙治に対する想いも、よくわからないし。
野島か誰かが行ってたように、元カレの結婚式に気合入れてオシャレ
して行ったら、そりゃあ今の自分を見せつけに来たんだと思いますよ。
あてつけ、みたいなね。沙希ちゃんに対しての。
梨香が綺麗になっていることが、二人(新郎新婦)に対するなんたら
かんたらっていうのもよくわかりません。梨香が綺麗になってようが老け込んで
いようが、結婚する二人には全く関係ないのでは?
そしてとどめはラストシーン。
「まさかそういう終わり方ではなかろうな……だったら許さないよ」
と思った通りの終わり方でした。
正直言って、携帯小説に毛が生えたレベル
というのが率直な感想です。そこまでひどくないかもしれないけれど。
ごめんなさい、異常なのは私です
どうしてこんな斜に構えた見方をしてしまうのか……
著者の方を否定しているのではなく、あくまでこの小説の登場人物を
否定しているだけです
もう読み返すことはないと思います投稿日:2013.09.26
このレビューはネタバレを含みます
浅川梨香
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二十七歳。広告会社の事務員。
智久
梨香と二年付き合って別れた。マキの友達。
由衣謙治
梨香の高校の時の彼氏。東京で商社勤務。地元で英会話教室の講師。
町田沙希
梨香が高校三年生の時の…同級生。クラスで一番仲が良かった。
中谷
広告会社の一年後輩の営業社員。梨香と一番歳が近い。
マキ
理科の会社で作っている情報誌で挿絵を描いているイラストレーター。梨香の九つ年上。
野島和人
沙希の高校の時の彼氏。実家の花屋で働いている。
田原法子
高校の時の体育祭の実行委員の一人だったクラスメイト。大手の証券会社に勤めている。
渡部昇
梨香が今も縁が切れてない高校の同級生。サッカー部の部長。謙治の親友。スポーツメーカーの営業マン。
阿部芳信
成績が学年トップで生徒会長もしていて、おまけにメガネ君で優等生の見本みたいな子だった。製薬会社の研究職。
澤田繭子
長身でくっきりした顔立ちの美人だった。モデル。
絵梨
梨香の五つ年下の妹。
正彦
梨香の弟。都内のハウスメーカーに勤めている。
里美
正彦の妻。家政科出身。
愛ちゃん
高校の時の梨香と同じクラスの友達。
続きを読む投稿日:2024.04.08
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