目が覚めると裸の女の子がいた。──オレの運命を左右する女。彼女はオレの右足の膝の上で覆いかぶさるようにしてスヤスヤと寝息をたてている。太もものあたりに豊満な胸のふくらみの感触があり、膝のあたりではぷっくりとした可愛らしいおしりが呼吸にあわせて上下している。「やっと来たのか・・・・・・!?」とオレはつぶやく。ちなみにここは現代日本だが、オレは本来この世界の住人ではない。リアルと折り合わない理(ことわり)の世界。別次元にある魔法の国。そこが本来、オレのいるべき場所で生まれた世界だ。そうそうオレは「魔・・・
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目が覚めると裸の女の子がいた。──オレの運命を左右する女。彼女はオレの右足の膝の上で覆いかぶさるようにしてスヤスヤと寝息をたてている。太もものあたりに豊満な胸のふくらみの感触があり、膝のあたりではぷっくりとした可愛らしいおしりが呼吸にあわせて上下している。「やっと来たのか・・・・・・!?」とオレはつぶやく。ちなみにここは現代日本だが、オレは本来この世界の住人ではない。リアルと折り合わない理(ことわり)の世界。別次元にある魔法の国。そこが本来、オレのいるべき場所で生まれた世界だ。そうそうオレは「魔法の国の王子様」なのだよ。
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女の笑い声――甘ったるく響く女の声で目が覚めた。しかしあたりは真っ暗で何も見えない。おまけに身体の自由がきかず、裸で縛られているらしいことに気づく。何故だか、ムスコは元気いっぱい夢いっぱいな感じ。――――ふふふ、お目覚めかしら、王子様? 二つのドーナツ型をした光がオレの顔を覗き込むようにして近づいてきた。闇夜にひそむ獣のような碧い瞳。その淡い光に照らされるようにして、おぼろげに女の姿があらわれる。
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……さあ、目ざわりなデュベリーを殺しに行きましょうか? ――ぐるる。「王子?」オレ様に偉そうに命令しているこの女は何だ? 銀髪のツインテールにボンテージ風のゴスロリファッションパンクの女。透き通るような白い肌にぷるんぷるんの胸。プリーツ付きの赤チェックスカートの下から柔らかそうな太ももが伸びている。――たまらねえな。オレは女の肢体を舐めまわすようにねめつける。「これはいったいどうしたことでしょう? あなたはわたくしの人形と化したはずですのに・・・・・・」人を侮蔑するような碧眼の瞳が動揺の色をみせている。
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目が覚めると裸の女の子がいた。──何を考えてるんだかわからない女。オレの目の前に突然現れたかと思ったら唐突に去り、そしてまた現れた女。再び、彼女はオレの右足の膝の上で覆いかぶさるようにしてスヤスヤと寝息をたてている。太もものあたりに豊満な胸のふくらみの感触があり、膝のあたりに、ワンピースからはみ出したぷっくりとした可愛らしいおしりが呼吸にあわせて上下している。そうだ、この豊満な胸のふくらみ、そしてその感触、これは確か夢だったはずだ。オレはもうだまされない。「また夢なのか……」とオレはつぶやく。恋焦がれ、嫉妬に狂い、何度も疑心悪鬼に陥りながら、彼女との再開を望んでいた。待ちに待ったのだ、この瞬間を。
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