辺境の小村ランシルバに通じる街道で“貴族の口づけ”を受けたドリスは、吸血鬼ハンターを探していた。西暦12090年、長らく人類の上に君臨してきた吸血鬼は、種として滅びの時を迎えても、なお人類の畏怖の対象であり、吸血鬼ハンターは最高の技を持つ者に限られていた。そしてドリスが、ついに出会ったハンターの名は“D”、旅人帽を目深に被った美貌の青年だった。
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貴族ヴァンデルド公爵を仕留めたヴィンス、バリィら7人は、ヴァンデルドの臣下から仇討ちを果たさんと狙われていた。山岳にそびえる「イズガラトンの砦」──避難所が戦闘用に改造されたこの場所で、Dも7人の仲間に加わり、今、激しい攻防が始まる。
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触れるだけで人を貴族にする恐ろしい力を持つ女性エレノアは、この力を治そうと夫ウィチャリーと旅を続けていた。彼女は幼い頃Dと出会っていた。恋人を殺された女武器職人クルトはDに敵討ちの助太刀を頼む。一同はローランヌ男爵の館へと向かい・・・・・・。
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神秘の山"冥府山"に集まった腕利きの男女たち。そして消えた母親と恋人を探す女性ミルドレッドに旅の同伴を依頼されたDもまた山頂の冥府城を目指す。この山に集まる彼らには共通する過去があった。彼らを呼び寄せた者の正体、そして目的はいったい──?
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寒村で暮らすエマのもとにベネッサが下宿人としてやってきた。ベネッサは3歳で貴族に見初められたエマを研究したいという。エマの恩恵を受けている村人たち、彼女を狙うごろつきたちの欲望と思惑がうずまく村に、Dもまた足を踏み入れる。
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美貌の吸血鬼ハンターDと貴族の戦いを描くロングセラーシリーズ。Dは6人の〈集合戦闘体〉=六鬼人を討つべく、北部辺境地区の街ドルシネアに向かっていた。そこは昼は人間だが、夜は妖物へと変貌する住人たちが暮らす無法の街だった。
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空翔ける人々が暮らす街。北部辺境地に向かう移送用の飛空艇の中で、Dは罪人として貴族生命研究センター行きとなったハイランド公爵を護送する一行と出会う。多くの人間や貴族の恨みを買い、命を狙われている公爵の護衛を依頼されるが・・・・・・。
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<神祖>が残した五つの道標を手に入れると、不老不死になれるという。五人の貴族が守る道標を求めて血眼になる人間たちの中に、Dの姿があった。道標を手に入れるのは誰か? すでに不死なるDは、何故この戦いに身を投じたのか?
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行方不明の仲間を救うため〈消滅辺境〉に向かっていた〈医師団〉は、Dに護衛を依頼する。そして、貴族の娘・ベガも、彼の地に消えた許嫁を探して軍団を進めていた。貴族さえも帰還不能な〈消滅辺境〉で、Dたちを待ち受けるのは──!?
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貴族の領主から、貴族と人間の中間である「もどき」の軍団を排除してほしいと依頼されたD。「もどき」を率いるのは、領主の息子で手垂れの戦士。一族の汚名を晴らさんと立ち上がった領主の娘とともに、Dは旅に出ることになるが・・・・・・。
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Dのもとへ、ダンピールの男の子を連れた娘が訪れる。彼女の依頼は、男の子の父親である貴族のところまでの護衛だった。しかし、Dは少年の父親を滅ぼす依頼も受けていた。果たして彼らは、ともに旅立てるのか? そして彼方に待つ最凶の敵とは!?
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〈貴族祭〉前日に、ダルマラス村に石棺を届けたDたち一行だったが、棺の中身が悪名高いローランジュ公爵夫人だと知った村長は、彼女を取り戻しに来る公爵を警戒して、祭り終了までDを雇うことにする。果たして祭りは無事、開催されるのか?
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〈辺境区〉の山村では、十年に一度、貴族を呪って当時を再現する祭りが開かれる。今回招かれたのは、百年前、貴族を斃したハンターの子孫たちと、ただひとり生き延びた貴族の娘であった。だが旅の途中で子孫たちは次々と斃され、遭遇したDが護衛役に選ばれた。果たして、姿なき敵の正体は? そしてたどり着いた村で待つ祭りとは!?
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