コミック
三丁目の夕日 夕焼けの詩
シリーズ内の平均評価:
(12)
昭和30年代に現代人の心のふるさとを追う珠玉作の数々。ある場所に腕利きの大工がいた。その職人芸たるや、立てた柱に後光がさすといわれるほどのもの。だが、世の中は高層建築の時代に変わり、彼の腕を発揮する場所もどんどん無くなっていく。そんな彼の元に、ある依頼があった。なんと宇宙衛星を木造で作ってくれというのだ(第1話)。他、魔術師、子役タレント、キャバレーのホステス、刀鍛冶、カメラマン・・・さまざまな場で活躍する“プロフェッショナル”たちの姿をコミカルに、またペーソスあふれるタッチで描いた、現代のメル・・・
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幼い時に母を亡くした井上まどかは、天才ピアニストとして話題の少女。だが、ばあやに甘やかされて育ったため、好き嫌いが多く、身の回りのことさえ一人で出来ない、とてもわがままな女の子になってしまった。そんなある日、父親が再婚し、新しいお母さんが家へやって来た。なんだか意地悪そうな継母に、不安をおぼえるまどかだが・・・
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一平のクラスの聖子ちゃんは、なぜか決して素足を見せない少女だった。身体検査の時も、体育の時間もいつも長ズボンをはいたまま。臨海学校にも一度も参加したことがない。気になってしょうがない一平たちは、「足にウロコが生えてるから」「毛がモジャモジャ生えてるから」などとはやしたて彼女を泣かしてしまう。そんな一平たちをたしなめてくれた俊彦に、聖子ちゃんは自分の足の秘密を告白する
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銭湯は人と人が裸で付き合う場所。三丁目の松の湯は今日もお客さんで一杯だ。一番風呂に集い、都都逸をうなるのは近所のおじいさんたち。やがて日が暮れると、家族づれの時間。鈴木さん一家や、ミキちゃん一家が集まってきた。夜が更けると刺青のおじさんや学生、夜勤前のお巡りさんなど、いろんな人がやってくる・・・
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三丁目にもじめじめした梅雨の季節がやってきた。だが子供たちは遊びの天才。車の泥はねやぬかるみを避ける行為でさえも、忍法に見立てて大はしゃぎだ。一方、土砂降りの雨のなかでも働かなければならない大人たちは大変。鈴木オートの社長はカッパをかぶって出張修理にかけずりまわり、六さんはオート三輪を運転していてぬかるみにはまって困り果ててしまう
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三丁目の山本山さんの家には大きな柿の木があある。秋になると子供たちが柿の実を狙ってやって来るが、どうもケチな性格の山本山さんは、柿泥棒を追い払うのに大忙しだ。追い払うのは柿泥棒だけではない。自慢の娘・陽子に悪い虫がつかないよう始終目を光らせている。一方、苦学生の下宿の白雲館では、二人の学生が空腹の余り山本山さんの柿を盗みに行こうと相談していた
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三丁目にある唯一の写真屋さん、高木写真館は学校の卒業アルバムや記念写真、お見合い写真にDPEと、町の写真を一手に引き受けていた。特に婿養子の豊の仕事は丁寧で、ご近所の評判もうなぎ登り。お見合い写真では、本人より何倍も美人に撮ってくれるし、失敗した素人写真もプリントのテクニックでなんとかしてしまう。だがその裏には豊の並々ならぬ苦労があったのだ
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大晦日。のぼると小百合の新婚夫婦は、正月はのんびりとふたりだけで過ごそうと語り合っていた。そこへ、突然のぼるの同僚・立木がやって来た。ちょっとタバコを買いに外にでかけたのぼるだが、思わぬ事が重なりなかなか戻れなくなる。次第に小百合と立木をふたりきりにしたことが気になり始め・・・
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三丁目に住むまり子のおじいさんは、箱庭を作るのがうまかった。ある日、材料を買いに出かけたおじいさんとまり子は道に迷ってしまう。実は、おじいさんはボケ始めていたのだった。そして・・・・・・
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いつものように忙しい鈴木家の大晦日。買い物に出かけたトモエさんは、商店街のくじで一等を当てる。賞品は大晦日から3泊の正月旅行。みんなで喜んででかけるのだが・・・・・・
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久々に鈴木一家は、父・則文の田舎へ里帰りする。そこでバッタリ則文の初恋の人に会う。息子の一平はその女性が母・トモエに似ていると言い出す。ある日、その女性が息子を連れて歩いていたのを見たトモエは、あまりにもその子供が則文に似ているので則文の隠し子ではないかと疑いを懐く・・・
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古くなり、手狭になった家を立て替えることになった川崎さん一家。ところが、家族それぞれが自分の希望を言うため、大工の三沢さんは大弱り。そんな折、奥さんの姉夫婦が無理して新築した家が原因で離婚する。これを知った川崎さんは、大工の三沢さんの人柄を信じて全てを任せることにする
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「肥後守」は一平たち子供の宝物。昔は、この小さなナイフ1本で、エンピツも削れば、遊び道具までも作ったのだ。ある日、友だちのサブちゃんが、持っていた飛び出しナイフで大ケガをしてしまい、ナイフや刃物は親たちがら取り上げられることに・・・
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