笑いの現場
ラサール石井(著)
/角川SSC新書
作品情報
本書は、二部構成で「お笑いとは何か」を説いていく。第1部は、著者が「コント赤信号」として体験したお笑いの世界を描くノンフィクション編。ストリップ劇場での修業時代からテレビの人気者になるまでを、同時代を歩んだ芸人たちの様子にも触れながら表していく。成功する芸人に共通しているのは、「時代が求める笑い」を感じ取れるかどうか。コント赤信号の場合は、コントに「リアルを入れること」でチャンスを掴み、そこにマネジャーである石井光三社長の働き、TV出演などが加わって、お笑い界を駆け上がっていった。こうした、一般には見えない舞台裏での努力や成功哲学、TVの演出手法などについても細かく紹介していく。そして、第2部は評論編。修業時代に飲み仲間だったとんねるず、TV局の楽屋で談義したビートたけしや明石家さんま、そして大先輩である志村けんや、下の世代に位置するダウンタウンらについてその笑いを論じる。例えばとんねるずの場合、一般的には石橋貴明の派手なパフォーマンスに目がいく中で、木梨憲武の「造語能力」の高さに着目するなど、同業者ならではの視点に立った評論を展開する。
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商品情報
- シリーズ
- 笑いの現場
- 著者
- ラサール石井
- 出版社
- KADOKAWA
- 掲載誌・レーベル
- 角川SSC新書
- 書籍発売日
- 2008.02.01
- Reader Store発売日
- 2012.02.24
- ファイルサイズ
- 0.5MB
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この作品のレビュー
平均 3.4 (14件のレビュー)
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プロの目から見る“お笑い論”
ラサール石井が笑いの世界に足を踏み入れた時から現在までの自伝的な話だけではなく、自身関わったり、その時代感銘を受けたお笑い番組やお笑い芸人をプロの目から分析し、なぜこの笑いがこの時代にマッチしたのか、…実にうまく評しています。
ラサール石井の笑いに対するひたむきな姿勢が伝わること、また、ビートたけし、明石家さんま、ダウンタウンらのお笑い芸人の凄さを解りやすく解説しているところなど、あまり笑いに興味のない私も楽しむことができました。
ただ漠然と見ていた“お笑い”ですが、やはりプロの見方は違うのだな、と改めて感心しました。また非常に読みやすく、簡潔にまとめられた文章はお見事です。
私が感じた見どころは、審査員を務めたM-1グランプリの裏側と、作者自身の真摯な評価方法だと思います。現在はお安くなっていますので、お笑いに興味のある方は是非読んでみてはどうでしょうか。続きを読む投稿日:2015.05.16
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芸人の社会における立場の変遷を感じ、これまでも同じように存在していたように思っていた「テレビの世界」は案外最近に作られた枠組みなのだと理解できた。
個人的には、著者であるラサール石井さんに対しては、…現役バリバリのところを見ていなかったということもあるかもしれないが、お世辞にも面白いというイメージはなく、コント赤信号というトリオもこの本で知ったぐらいであったため、前半を占める彼らのストーリーは面白くなかった。
ただ、期待していた「お笑い」に対する考察については、概ね満足はできた。ただ、そこでもこの本が発刊されているのがある2008年ということで今から13年以上前の話しかないため、大いに楽しめたというわけではない。
したがって、今後こういった類の本はなるべく控えようかと思った。
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さんまさんから学んだことは「トークはサッカーのようなものだ」ということだ。それぞれが自分の役割をわかって行動し、ボールを廻しているうちに誰かがシュートをする。できるだけいいボールをアシストしているとたまに自分にも絶好のボールが来る。そういう時はそれを思いきりシュートする。
それまでのテレビ番組では、そういう連携プレーなしにただみんながシュートを狙っていただけであった。
→この部分がハイライトである。
→→逆に、この部分を紹介記事で見たから読んだのだが、ここだけであった。続きを読む投稿日:2021.05.30
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