一億三千万人のための小説教室
高橋源一郎(著)
/岩波新書
作品情報
小説は教わって書けるようになるのか? 小説はどう発展してきたのか? 小説にとって重要なのは、ストーリーか、キャラクターか、それとも、描写なのか? こうした疑問に答える、刺激的で実践的な教室。さまざまな文体を比較して、練習問題も豊富。「先生」と「生徒」の対話を追ううちに、小説とは何か、が見えてくるだろう。
もっとみる
商品情報
- シリーズ
- 一億三千万人のための小説教室
- 著者
- 高橋源一郎
- 出版社
- 岩波書店
- 掲載誌・レーベル
- 岩波新書
- 書籍発売日
- 2002.06.20
- Reader Store発売日
- 2012.02.17
- ファイルサイズ
- 1MB
- ページ数
- 224ページ
以下の製品には非対応です
この作品のレビュー
平均 3.9 (95件のレビュー)
-
現役小説家による小説指南本
いわゆる「文章読本」系の書物は数多く出回っていますが、昔の文豪(谷崎潤一郎、三島由紀夫など)の著作を除けば、実際に活躍している小説家が書いたものはあまりありません。本書は現役の有名小説家が小説を書くこ…とについて語った、数少ない本です。
ただし、小説の細かいテクニックを身につけたいという人にはあまり向いていません。名文を作る比喩法やプロットの組み方といったテクニックについては、本書以上に詳しく解説している本が存在するからです。
本書を本当に役立てることができるのは、「文章力はそこそこあるが、自分の書く小説にはまだなにかが足りない」と感じている人でしょう。そのレベルの方であれば、本書から学ぶことは多いと思います。続きを読む投稿日:2013.11.02
-
高橋源一郎による、小説とは何か?を解説した本
以下、公式の概要
---------------------
世の中には小説の書き方に関する本があふれている。そういった本の読者の大半は、小説を書きた…い、あわよくば小説家になりたい人だろう。しかし、本書の「少し長いまえがき」の中で、高橋源一郎は早々に断言する。「わたしの知っている限り、『小説教室』や「小説の書き方」を読んで小説家になった人はひとりもいません」。なぜか。「小説家は、小説の書き方を、ひとりで見つけるしかない」からだそうだ。
しかし、著者は小説家志望者の夢を打ち砕こうとしているわけではない。この本は、標題どおり「1億3000万人のための」小説教室なのだ。「小説を書く」という作業の前に、「小説の書き方をひとりで見つける」方法を手とり足とり、教えてくれる。
小説は「つかまえる」ものであること。小説と「遊ぶ」こと。まねることから始めること。小説の世界に深く入ること。そして最後に、自分の小説を書きはじめること。著者の後について「小説を書く旅」に出た読者は、今まで気づかなかった小説のおもしろさに気づかされる。書くよりもまず、読んでみたくなるはずだ。そして、著者の教えどおり、まねをしたくなる。
要するに、本書は「小説(を楽しむための)教室」でもある。その意味では、小説家になりたい人が目を通すべき実用の書といえる。音楽を好きな人が音楽家になり、スポーツの好きな人がスポーツ選手になるように、小説を書くためには小説を深く、楽しめることが前提だ。この本を読むと、小説がますます好きになるはず。文章の巧拙やプロット、キャラクターづくりのテクニックを越えた、小説の魅力に目を開かせてくれるからだ。(栗原紀子)
---------------------
元々は子供向けの講座で話した内容を、新書向けに再構築したもののようだ
その子供たちが書いたという小説が冒頭に記載されてあって、確かに小説でしたねぇ
小説をかくとはどういうことなのか?
「すべての傑作といわれる小説は、その小説家が、最後にたったひとりでたどり着いた道、その道を歩いて行った果てにあります。そんなのを書く方法なんか、だれも教えられるわけがない」
概要でも説明されてあるけど、小説は自由なものなので、一人ひとり書き方が違うわけで
なので教えられるようなものではないんだよなー
なので、「一億三千万人のための」は、全員共通の方法という意味ではなく、個々での見つけ方指南という意味なのでしょうね
小説をボール遊びに例え、ボールを追いかけ、戯れて遊び、「掴まえる」事が重要だという
速いボールや変化球であっても「掴まえる」ためには、まずはそれを好きでいなければいけない
その次は「まねる」
自分が面白いと感じたボールの投げ方、つまり文章の書き方を真似る
要は、小説の書き方と言いつつ、小説の楽しみ方を説いているように思われる
もしくは、小説への向き合い方、かな?
詩は、作者が詩として向き合っていれば詩
小説は確固たるものがなく、自由なもの
言葉を使う表現の中で一番ルールに縛られない自由なもの
だから、全ての人が自分にしか書けない小説を書くことができる続きを読む投稿日:2023.12.07
新刊自動購入は、今後配信となるシリーズの最新刊を毎号自動的にお届けするサービスです。
- ・発売と同時にすぐにお手元のデバイスに追加!
- ・買い逃すことがありません!
- ・いつでも解約ができるから安心!
※新刊自動購入の対象となるコンテンツは、次回配信分からとなります。現在発売中の最新号を含め、既刊の号は含まれません。ご契約はページ右の「新刊自動購入を始める」からお手続きください。
※ご契約をいただくと、このシリーズのコンテンツを配信する都度、毎回決済となります。配信されるコンテンツによって発売日・金額が異なる場合があります。ご契約中は自動的に販売を継続します。
不定期に刊行される「増刊号」「特別号」等も、自動購入の対象に含まれますのでご了承ください。(シリーズ名が異なるものは対象となりません)
※再開の見込みの立たない休刊、廃刊、出版社やReader Store側の事由で契約を終了させていただくことがあります。
※My Sony IDを削除すると新刊自動購入は解約となります。
お支払方法:クレジットカードのみ
解約方法:マイページの「予約・新刊自動購入設定」より、随時解約可能です続巻自動購入は、今後配信となるシリーズの最新刊を毎号自動的にお届けするサービスです。
- ・発売と同時にすぐにお手元のデバイスに追加!
- ・買い逃すことがありません!
- ・いつでも解約ができるから安心!
- ・優待ポイントが2倍になるおトクなキャンペーン実施中!
※続巻自動購入の対象となるコンテンツは、次回配信分からとなります。現在発売中の最新巻を含め、既刊の巻は含まれません。ご契約はページ右の「続巻自動購入を始める」からお手続きください。
※ご契約をいただくと、このシリーズのコンテンツを配信する都度、毎回決済となります。配信されるコンテンツによって発売日・金額が異なる場合があります。ご契約中は自動的に販売を継続します。
不定期に刊行される特別号等も自動購入の対象に含まれる場合がありますのでご了承ください。(シリーズ名が異なるものは対象となりません)
※再開の見込みの立たない休刊、廃刊、出版社やReader Store側の事由で契約を終了させていただくことがあります。
※My Sony IDを削除すると続巻自動購入は解約となります。
お支払方法:クレジットカードのみ
解約方法:マイページの「予約自動購入設定」より、随時解約可能ですReader Store BOOK GIFT とは
ご家族、ご友人などに電子書籍をギフトとしてプレゼントすることができる機能です。
贈りたい本を「プレゼントする」のボタンからご購入頂き、お受け取り用のリンクをメールなどでお知らせするだけでOK!
ぜひお誕生日のお祝いや、おすすめしたい本をプレゼントしてみてください。※ギフトのお受け取り期限はご購入後6ヶ月となります。お受け取りされないまま期限を過ぎた場合、お受け取りや払い戻しはできませんのでご注意ください。
※お受け取りになる方がすでに同じ本をお持ちの場合でも払い戻しはできません。
※ギフトのお受け取りにはサインアップ(無料)が必要です。
※ご自身の本棚の本を贈ることはできません。
※ポイント、クーポンの利用はできません。クーポンコード登録
Reader Storeをご利用のお客様へ
ご利用ありがとうございます!
エラー(エラーコード: )
ご協力ありがとうございました
参考にさせていただきます。