官僚を国民のために働かせる法
古賀茂明(著)
/光文社新書
作品情報
なぜ私は1年9ヶ月もの間「干され」続けたのか。退職の真相から野田政権の本質分析まで渾身の語り下ろし。官僚よ、省益ばかり優先したり天下りポストの確保に奔走しないで、今こそ「公僕意識」を取り戻せ!――霞が関を去った改革派官僚の旗手が満を持して立言する、日本再生の真の処方箋。【目次】1章 なぜ「国家公務員制度改革」が進まないのか/2章 官僚たちの「生態白書」/3章 “内向き思考”が日本を滅ぼす(以下略)【光文社新書】
もっとみる
商品情報
- シリーズ
- 官僚を国民のために働かせる法
- 著者
- 古賀茂明
- 出版社
- 光文社
- 掲載誌・レーベル
- 光文社新書
- 書籍発売日
- 2011.11.20
- Reader Store発売日
- 2011.12.22
- ファイルサイズ
- 0.5MB
以下の製品には非対応です
この作品のレビュー
平均 3.1 (40件のレビュー)
-
FB友達の高鍋さんが読んだ感想にコメントを寄せた行きがかり上、とにかく読んでみた。
古賀さんは、経済産業省をやめた役人OBで役人がいかに国民のために仕事をしていないかを種に本をたくさん書いている…。
自分も霞が関の役人をすべて知っているわけではないので、感想になるが、みんなでたらめだと思う。
(1)一つは、経済産業省というのが、産業政策という国民の利益に直結していない政策目的をたてており、その必要性がまったくなくなっているという、特殊産業行政担当の役人の実態を示していること。よって、これをもって、霞が関の役人について一般化されても困るということ。
経済産業省が音頭をとった、第五世代コンピューター、国策OS、国策検索システムとかどうなっちゃったか考えれば、産業の振興を国が旗をふる時代ではない。
(2)公務員制度の改革については、そもそもなんで経済産業省という産業政策の官庁の役人が関与しているのか、疑問に思う。
自分は、30年ちょっと前にスト権がなくても、職員組合が実際にストをして管理職を団体交渉でつるしあげ、そのため管理職が自殺した話を知っているが、そういう事実を古賀さんが知っているとは思えない。
国家公務員が国民のために働くシステムをどうしたら構築できるかもっと考えるべき。
(3)そもそも、先が見通せず、いろいろな制度のきしみがでているときに、何か、一つを悪者にしてそえをぶっこわせば解決するという思想、発想が自分は危険だと思う。
閉塞感、即破壊になるのではなく、まず、落ち着いて、今の制度を改善していくという、地道で派手ではないが、まじめな取り組みをする態度が大事だと思う。
破壊をはじめたら、それでもよくならなから、別のものを破壊するといって、再度には日本の安定的な社会システムがなくなってしまう。その危険性をはらんでいる。
高鍋さんから、役人をよく書いている本はないのかと言われたが思いつかない。そんなに、戦前からシステムは変わっていないので、猪瀬直樹の『昭和16年夏の敗戦』とかいいかもしれません。続きを読む投稿日:2012.01.20
事務次官の人事権は大臣にあるものだが、実際は官僚が決めて、大臣は承認しているだけ。現職の事務次官は、組織に従順な官僚を後任に決めたら、そのことを印象操作して大臣に伝えて幹部の人事を牛耳る。
大臣はどう…せすぐ変わるから、というので官僚は大臣の方を向かずに、事務次官の方ばかり向いて仕事している。次官に嫌われると出世の道が閉ざされる。
課長になるまでは、みんな次官ではなく課長補佐が人事権を握っているし、若い人ほど国のために、と思って仕事をしているが。。。課長、局長になると、いつ次官からクビを言い渡されるか、天下りポストはどこになるか、とビクビクしてしまい上の顔色伺いで仕事するようになる。
官僚の残業のよくある仕事として、国会答弁の想定問答集作りがある。その問答集は、官僚の利権を守るために、自分たちの判断が正しかったと主張できるようにするために、様々なロジックを捻り出すので徹夜仕事。
そして、まだロクに勉強もしていないのに大臣になった与党議員は、その問答集を見ながら答えているうちにいつのまにか官僚の台本通りにシナリオを辿ってしまう。自分の考えとは全く逆だとしても、つい答えてしまう。
天下り先を追加するのも重要な仕事。たとえば、ある問題が起きていて対策のための規則導入、プラスそれの監査機関を新たに作りましょう。それが天下り先になっている!
表向きは綺麗な絵を描いて、その裏で自分たちの省庁の利権を守り拡大することができる人間が、「よくできる有能な官僚」と言われる。
霞ヶ関でも若い人は優秀な人が多いが、出世してやりたいことを自由にできるようになるためには省益優先して評価されなければならないジレンマに陥って、優秀な人は、飼い慣らされていくか辞めていくか。
役所の人事は天下りなくして成立しない。年功序列を何より大事にしているので、局長以上のポストなは空きがなく、必然的に同期の殆どが退職し天下りせざるを得ない。
2009年に民主党に政権交代し、掲げたのは政治主導、脱官僚、天下り根絶‥だったのだが、完全に失速した。大きな理由は、公務員労組の凄まじい抵抗にあったから。公務員組合やその家族しえんしゃなど非常に大きな支持団体で、選挙にかなり影響する。
また、民主党が政権をとったときに「霞ヶ関の幹部官僚には全員辞表を書いてもらう」と言ったが、本当にうまくやれる与党というのは、官僚を退けるのではなくうまく使いこなす政党だ。
民主党は次官会議(翌日の閣議の議題に対する準備会議)を無くして、政務三役会議(大臣、副大臣、政務官の会議)からも官僚を完全に排除した結果、仕事を背負い込みすぎてパンクした。続きを読む投稿日:2020.05.31
新刊自動購入は、今後配信となるシリーズの最新刊を毎号自動的にお届けするサービスです。
- ・発売と同時にすぐにお手元のデバイスに追加!
- ・買い逃すことがありません!
- ・いつでも解約ができるから安心!
※新刊自動購入の対象となるコンテンツは、次回配信分からとなります。現在発売中の最新号を含め、既刊の号は含まれません。ご契約はページ右の「新刊自動購入を始める」からお手続きください。
※ご契約をいただくと、このシリーズのコンテンツを配信する都度、毎回決済となります。配信されるコンテンツによって発売日・金額が異なる場合があります。ご契約中は自動的に販売を継続します。
不定期に刊行される「増刊号」「特別号」等も、自動購入の対象に含まれますのでご了承ください。(シリーズ名が異なるものは対象となりません)
※再開の見込みの立たない休刊、廃刊、出版社やReader Store側の事由で契約を終了させていただくことがあります。
※My Sony IDを削除すると新刊自動購入は解約となります。
お支払方法:クレジットカードのみ
解約方法:マイページの「予約・新刊自動購入設定」より、随時解約可能です続巻自動購入は、今後配信となるシリーズの最新刊を毎号自動的にお届けするサービスです。
- ・発売と同時にすぐにお手元のデバイスに追加!
- ・買い逃すことがありません!
- ・いつでも解約ができるから安心!
- ・優待ポイントが2倍になるおトクなキャンペーン実施中!
※続巻自動購入の対象となるコンテンツは、次回配信分からとなります。現在発売中の最新巻を含め、既刊の巻は含まれません。ご契約はページ右の「続巻自動購入を始める」からお手続きください。
※ご契約をいただくと、このシリーズのコンテンツを配信する都度、毎回決済となります。配信されるコンテンツによって発売日・金額が異なる場合があります。ご契約中は自動的に販売を継続します。
不定期に刊行される特別号等も自動購入の対象に含まれる場合がありますのでご了承ください。(シリーズ名が異なるものは対象となりません)
※再開の見込みの立たない休刊、廃刊、出版社やReader Store側の事由で契約を終了させていただくことがあります。
※My Sony IDを削除すると続巻自動購入は解約となります。
お支払方法:クレジットカードのみ
解約方法:マイページの「予約自動購入設定」より、随時解約可能ですReader Store BOOK GIFT とは
ご家族、ご友人などに電子書籍をギフトとしてプレゼントすることができる機能です。
贈りたい本を「プレゼントする」のボタンからご購入頂き、お受け取り用のリンクをメールなどでお知らせするだけでOK!
ぜひお誕生日のお祝いや、おすすめしたい本をプレゼントしてみてください。※ギフトのお受け取り期限はご購入後6ヶ月となります。お受け取りされないまま期限を過ぎた場合、お受け取りや払い戻しはできませんのでご注意ください。
※お受け取りになる方がすでに同じ本をお持ちの場合でも払い戻しはできません。
※ギフトのお受け取りにはサインアップ(無料)が必要です。
※ご自身の本棚の本を贈ることはできません。
※ポイント、クーポンの利用はできません。クーポンコード登録
Reader Storeをご利用のお客様へ
ご利用ありがとうございます!
エラー(エラーコード: )
ご協力ありがとうございました
参考にさせていただきます。