米国製エリートは本当にすごいのか?
佐々木紀彦(著)
/東洋経済新報社
作品情報
スタンフォードで見たエリートたちの真実
サンデル教授が大人気の日本。
米国留学ブームに沸く中国・韓国。
世界中で、ハーバード、スタンフォードなどトップ大学への需要が爆発している。
だが、われわれは米国のエリート教育とエリートたちについて多くを知らない。
「米国の一流大学は、どこがすごくて、どこが見掛け倒しなのか?」
「米国エリートたちのもつ、強みと弱みとは何か?」
「日本は彼らから何を学ぶべきで、何を学ぶべきでないのか?」スタンフォードでの留学経験と記者としてのリサーチを元に
エリートたちの生態を描く。
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商品情報
- シリーズ
- 米国製エリートは本当にすごいのか?
- 著者
- 佐々木紀彦
- 出版社
- 東洋経済新報社
- 書籍発売日
- 2011.07.21
- Reader Store発売日
- 2011.12.02
- ファイルサイズ
- 2.4MB
- ページ数
- 256ページ
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この作品のレビュー
平均 3.7 (157件のレビュー)
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5年も経ってから読むと、時代が変わったことに気が付きますね
早く世間に認められたい野心家による、20代後半での米国大学院への留学体験雑記(2007年9月~2009年6月)です。評者は出来なかったことだけに、正直羨ましい。筆者の行動力も素晴らしい。最近は、某有名…出版社を辞め、新進気鋭のニュースサイトへ転職なさったようです。
内容が、論文ではなく体験記でしたので、纏めることは出来ません。いくつか「なるほど」と思った点を、自分自身の備忘も兼ね、ご紹介させて頂こうと思います。
・米国の大学の講義では事前の課題図書(Reading assignment)が非常に多いため遊ぶ暇もなく、1分単位の時間管理(Time Management)が必然となる。女子学生も多額の投資として勉強しに来ている(当然ですが)ので、勉強の邪念(恋愛対象)になるような綺麗な人が少ない。
・大学は勉強の内容以上にコネ作りの場のようだ。(学歴が卒業後もSNS等を通じたネットワーク構築上での武器になりそうですね)
・当時(2008年頃)は、韓国人留学生が、一昔前の日本人のように、人数が多い上に韓国人同士で固まってつるんでいたので、(本国の人口規模の割に)存在感が大きく凄かった。アジア人が、留学生全体の5割を占める。
・米国に中国本土から留学している中国人留学生も多いが、独立独歩でつるんでいない分だけ話し易い。反日教育を受けているが、国家としての中国と個々の中国人は別次元。日本のアニメで育ち、日本のAVのお世話になったという話しになり、意外と話せる。日本産コンテンツの力を感じる。
・高い学費と時間を投資した卒業生は、投資が回収できる金融・コンサル系の有名企業に進む人が多い。教育内容とも相性がいいようだ。(結局は金が全ての世界か?)
・歴史の教養は、過去の教訓から今を理解し、的確な情勢判断に基づき未来を創造していく原動力。政治的な理由や個人の感情ではなく、歴史のファクトに基づき実証的・理性的に真摯に向き合い議論を積み上げていく姿勢に感銘。日本も学ぶべきという筆者の感想。
・韓国のロビーイング(従軍慰安婦問題)にせよ、中国に対する米国内の「封じ込め派」と「融和派」の対立にせよ、国際政治を見極め、日本の存在感を復活(パッシング状態から脱却)させるには、国を引っ張るエリートのインテリジェンスが大事。
・米国への日本人留学生が減ったのは、日本の国力とプレゼンスが下がったからではなく、国として成熟した(発展途上国を卒業した)から。絶対数としては少子化の影響もある。(日本の経済界重鎮による日本人留学生の減少に対する嘆きに違和感)
とまぁ、本書のタイトルとは全然関係の無い、留学感想文でございます。
読後、評者の心をよぎったのは「米国産のエリートを羨ましがっても、大したことないと思っても、何にもなりません」といったあたりでしょうか。
当時、米国留学よりも、仕事と家庭作りにまい進して良かったです。
続きを読む投稿日:2018.06.25
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このレビューはネタバレを含みます
元ニューズピックス編集長佐々木氏の本。
レビューの続きを読む
米国中国などについて著者の立場経験から語られていておもしろい。ただ時代性の部分もあり、今とはまた違っている部分も多分にありそうと感じる。
著者の視点・経験からで…はあるものの、グローバルパースペクティブを高める本としてはよいかも。
メモ
・中国人の特徴
個人主義的で空気を読まない
率直で物怖じしない
戦略的思考に長けていて思考のスケールがでかい続きを読む投稿日:2022.10.13
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