経済危機は世界に何をもたらしたか
伊藤元重(著)
/東洋経済新報社
作品情報
世界経済の大きなトレンドを見ることなくして、日本経済の先を読むことはできない。日本経済は今、どういう方向へ向かっているのか。世界金融危機は経済の勢力図をどのように塗り替えていくのか。本書は欧米、中国、東南アジアなどさまざまな地域に目を向け、それらが抱える問題の現状と行方を考察していく。
米国経済は住宅バブル崩壊で大きな打撃を受けたが、ずば抜けた国際競争力を有する企業を数多く抱えるなど多様な面を持ち、その潜在力の評価はたやすくはない。半面、市場中心の経済がグローバルに浸透し、先進国以外にも成長のチャンスが広がっている。世界経済の多極化はどのように進展していくのだろうか。そうした中で環境問題や途上国の貧困など、新たな問題も浮上している。その解決をめぐる技術開発競争や国際的な貢献は、日本経済の将来とも大いに関連している――。世界経済のダイナミックな動きがわかりやすい文章でクリアに示される。
※本書は2009年12月に東洋経済新報社より刊行された『経済危機は世界に何をもたらしたか』を電子書籍化したものです。
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商品情報
- シリーズ
- 経済危機は世界に何をもたらしたか
- 著者
- 伊藤元重
- 出版社
- 東洋経済新報社
- 書籍発売日
- 2009.12.10
- Reader Store発売日
- 2011.12.02
- ファイルサイズ
- 2.2MB
- ページ数
- 240ページ
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この作品のレビュー
平均 2.0 (3件のレビュー)
-
通貨統合の難しさについて納得。今後の成り行きに対しては積極的に予想してないが、客観的な観点での批評には好感が。
投稿日:2011.03.20
経済危機「本当に100年に1度なのか?」→そのとおり。しかし,経済危機と金融危機は異なる。
リーマンショックはウォール街株暴落に匹敵する金融危機→各国の対応で世界経済は最悪の状態は防ぐことができた。→…世界恐慌にはならず。
頻発する金融危機→各国の中央銀行の資金供給
定額給付金,エコ関連補助金→15兆円
自動車バブル ITバブル→次は?
日本の家計貯蓄性向→下がるトレンド→×消費が拡大している○余裕がなくなっている。
高度成長期 10%成長→貿易収支赤字,内需によって成長。石油等原材料の輸入増。
1980年代 米国の貿易黒字批判→新聞報道→イメージが定着
経常取引 資本取引 海外に対する債権の純増
所得収支(海外に膨大な資産を持っているので黒字)
国内生産+輸入=消費+投資+政府支出+輸出
輸出‐輸入=国内生産‐(消費+投資+政府支出)
経常収支=民間部門の貯蓄投資差額+財政収支 (日本:黒字=大規模な黒字+赤字)
強い産業を育成し,海外に対して財やサービスで高い付加価値を提供→高い経済価値
中国 労働集約的→資本集約的内需型
税収は経済よりも遥かに早いスピードで拡大
高度経済成長期の日本 税収増→減税をしなければ財政黒字がたまる一方→日本列島改造論
広東省だけで人口1億人近い→日本の人口と同じ規模→自動車産業進出
キリンとサントリーの経営統合→世界にはコカコーラ,ダノン,ネスレ
convergence仮説→一人当たりの所得は同じ水準に収束する。
中国 環境資源問題→水,大気汚染
世界中の国の貿易黒字や赤字を総計すれば,全体ではゼロ
アメリカ年間300万人の人口(仙台,千葉等3つ分)増加→移民,優秀な留学生→帰国せず新たな産業の担い手
ユーロ 通貨統合→メリットとデメリット
東西ドイツ統一→財政赤字→金利高騰→高い金利を求めてドイツへ資金→フラン,ポンドが切り下がる→英仏=自国の通貨を守るために金利を上げる。
英国不況=金利上昇→さらに不況→固定相場を守るために金利を上げる。→ジョージ・ソロス=ポンド切り下げを待ち売りを仕掛ける。→英国政府の切り下げ。
ユーロ東欧拡大→PIGSにはマイナス
2003年ごろ急激な円安
貨幣錯視
1979年エズラ・ボーゲル「Japan as number1」
国際金融のトリレンマ①為替レート固定②自国独自の金融政策③海外との自由な貿易や金融取引
貿易パターンの変化①産業間貿易(異なった産業,石油)②産業内貿易(同じ産業内の輸出入,家電製品)
1997年アジア通貨危機 1990年代の韓国 資金を短期の貸し出しで調達→市場のウォン売り圧力→ウォンの暴落
リーマンショック ウォン安→輸出に有利
チェンマイ・イニシアティブ→韓国との通貨スワップ
世界は3つに分化①先進国②新興工業国③貧困国→政治,気候,地理的条件で不利→貧困の罠→ビッグプッシュが必要続きを読む投稿日:2013.12.14
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