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「自分が介護を志した頃のことを思い出してみて」――恩田百太郎(おんだ・ももたろう)の起こした波が、主任や事務長を動かした。介護の仕事に誇りを持ち、自分たちが本当にやりたかったケアをすること――。しかし、そこには「法律」「制度」「役所」の壁が大きく立ちはだかっていた! 介護士と入居者が一緒になって作り上げる新しい施設を目指して、百太郎たちは走り出す!
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現場の万年人手不足、介護職への偏見、制度上、上がることのない給料……。介護職の制度や待遇面に初めて向き合った恩田百太郎(おんだ・ももたろう)は、自らが考える理想のケアを入居者に固辞されたことで自信を失い、職場を無断欠勤してしまった。「自分を必要としてくれる職場に」と父親の勧めで鉄工所に転職するが……。一方施設では、現場と施設長がノルマと現実をめぐって対立。誰も報われない制度の現実が重くのしかかる――。
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介護職は情熱だけじゃ食えない……? 離職者が後を絶たない介護現場――。天下りの施設長と、介護現場未経験の事務長は、「なぜ介護現場は人材難なのか!?」と苦悶する。職員不足で満足な介護ができない現場の葛藤、高齢者の事故(ヒヤリ・ハット)の続く状況に、現場責任者の介護主任は、苦渋の決断を下した! 日本認知症ケア学会 読売認知症ケア賞 特別賞受賞!!
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広告代理店のエリートサラリーマンだった蒲田喜久雄(かまた・きくお)。趣味は仕事の延長で覚えたゴルフ。家庭では二児の父として妻子から愛され孫にも恵まれた。そんな彼が定年退職を迎えた矢先、突然『認知症』になってしまった。失語、幻覚、失認……。これまで出来ていた事が、日を追う毎に出来なくなり自信喪失。認知症に理解の無い家族は症状を改善させようとし、結果喜久雄の自尊心をズタズタに傷つけ、悲劇は取り返しの付かない方向へ向かって行く――。
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「イヤだ……ボケるのはイヤだイヤだイヤだイヤだ!!」認知症の視点から見た世界。記憶が抜け落ち、時間軸が曖昧になる。誰でも可能性があり、30代、40代でもその兆候は脳にわずかに出てくる認知症。他人ごとでは片付けられない問題に鋭く迫る、【認知症編】!!
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『老いる』とは何なのか!?介護はまだまだ縁遠いと考える介護学生・北丈夫(きた・たけお)。そんな彼が見つめる『老い』の現実。親しくなったばかりの近所のおばあちゃんの死をきっかけに、老いること、生きること、そして幸せとは介護とは何かを考え始めた丈夫。地域コミュニティーの崩壊しつつある集合住宅で起きた老人の孤独死や独居老人達と交流し、半熟ヘルプマンが彼等に支えられ成長する!【介護福祉学生編】完結!
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「してやれなかったんじゃない、してやらなかったんだ……」百太郎(ももたろう)の祖母が亡くなった。一緒に暮らしていながら、1週間前に倒れたことにも気付けず「ばあちゃんは元気だ」とばかり思っていた百太郎は、あまりのショックに介護の仕事から逃げ出すが……。国家試験4年連続不合格の百太郎が、介護福祉士の資格獲得に挑む、【介護福祉学生編】!
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弟夫婦と一緒に暮らしていたはずの母親が突然小宮(こみや)家にやってきた。しかも母親は認知症。キャリアウーマンの妻と、気ままに生きる娘は介護に関わろうとせず、家族の間の溝は深まるばかり。しかし、小宮は母親への愛情があって見捨てることができない。そんなとき、いつでも明るくお年寄りを敬うことを忘れないフィリピーナのヘルパーに出会い、母親に、そして小宮一家に笑顔が戻る。しかしそこには、介護の現場で働く外国人の厳しい現実もあった。
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老人達が利用しやすい介護プランを立てるためケアマネージャーとなった神崎仁(かんざき・じん)。しかし現実はスケジュールに忙殺され、利用者に対しビジネスライクにしか付き合えなくなっていく。しかし、そんな状況でも仁を待っていたのは、ほかならぬ老人達だった。彼らの心に触れ、再び闘う意欲を取り戻した仁は、反対派だったケアマネ事業所の所長やスタッフ達のやる気を起こし、少数精鋭の仲間とともに知恵を絞り合うが……。
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“介護サービス”は、介護する側の論理で出来ている!?仁(じん)がケアマネージャーとして見つめた介護企業の実態。そこには利用者の気持ちを無視した、ビジネスとしての介護があった。新制度・介護予防給付の成立とともに、日本の介護はさらなる局面を迎える!!
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【介護支援専門員編】介護保険制度のキーマンであるケアマネージャー。現場だけでは変えられない現実を知った神崎仁(かんざき・じん)は、ケアマネージャーとしてもっと大きく介護を変えようと転職する。しかし、そこには新たな介護制度の問題が山積みされていた……。要介護者、家族、ヘルパー、業者……いくつものしがらみの中で、ケアマネージャーとして考えうる最良の介護を実現することはできるのか?
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老人の「自分らしさ」って何だろう……?--軽度の認知症高齢者が集まるグループホーム。体が元気でも生気がないマサルさんに、百太郎(ももたろう)が“エロビデオ”を見せたことから、大事件が勃発!!“男”と“女”を取り戻すことで、急速に活気づいたホームだが……!?老人の性を問う、【高齢者性問題編】。
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