漆黒の肌、金色の髪、そして額に屹立する三本の角。あれは何者だ? 人か? 魔か? それとも……? 万雷の歓声のもと、コロシアムにその勇姿を現す若き異形の剣闘士ギャメル。常勝の英雄・不敗の勇士・無敵の鬼神……。あらゆる賛辞に彩られ、向かうところ敵なしの彼の前に、最大の強敵が立ちふさがる。「龍人族だと? よし、受けて立ってやる!」黄金色の虹彩が闘志に燃え、虹色の光を帯びた。三本角(みいつ)の男、のちに世界を制覇する。大長編ファンタジー。
便利な購入方法
-
-
時を遡ること、およそ千年の昔、 カルデリア魔法王国、いまだ健在なりし頃…… 「人の子らよ、ゆめ忘るることなかれ。 われ今はただ、つかの間の浅き眠りの中にまどろみおるのみ。 いつの日にか、この定められし時の尽きはつるとき…… われ再び汝らの頭上に現れ出でて、わが白皙の光もて汝らの行く手を照らさん。 そう、かの時のごとくに……」 「失われし時の力」を呼び戻すべく、 彼らはことを起こした。 「よかれ」と信じて……。
-
-
恐るべき暗黒魔道らの妖術が、ついに発動する。
「敵兵急襲! その数、およそ十数万!」
おぞましき亡者の、群れまた群れ。
たちまちにして十重二十重に取り囲まれる、本陣の将兵たち。
ギャメルらの別働隊も、完全に孤立してしまっていた。「してやられたか!」
驚愕し、右往左往する部下たちを制し、ギャメルはひとり静かに笑みを浮かべる。
「影法師、恐るるにたらず」
号令一下、ドリュテス騎兵の馬蹄の音が、トーガ・ムレンの荒野に響き渡る。
大河ファンタジー、待望の第三巻。 -
-
傭兵隊長となったギャメルに、初の任務が与えられた。初陣の地トーガ・ムレンにて、彼は思いもかけぬ勇敵と遭遇する。誇り高きルキタニア王ウィルキンゲトリクスの末裔、ヨアキムとロベルト。雄々しき「紅きたてがみの獅子」ふたり。歴史は彼らに何を求め、何をさせようと欲しているのか?彼らとの出会いは、ギャメルにいかなる運命をもたらすのか?今、「群青の軍団」が動きはじめる。大河ファンタジー、激動の第二巻。
-
-
漆黒の肌、金色の髪、そして額に屹立する三本の角。あれは何者だ? 人か? 魔か? それとも……? 万雷の歓声のもと、コロシアムにその勇姿を現す若き異形の剣闘士ギャメル。常勝の英雄・不敗の勇士・無敵の鬼神……。あらゆる賛辞に彩られ、向かうところ敵なしの彼の前に、最大の強敵が立ちふさがる。「龍人族だと? よし、受けて立ってやる!」
黄金色の虹彩が闘志に燃え、虹色の光を帯びた。三本角(みいつ)の男、のちに世界を制覇する。大長編ファンタジー。 -
-
-