この作品のレビュー
平均 3.7 (5件のレビュー)
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「100点を取るのは難しいのに、なぜ大人は毎回100点が取れるんだ
ろう?」と疑問に思った土井は、その秘密についてよく考えました。
その結果、わかったのは、「社会人はやり直しがきくから」という
こと…でした。
もし、前回のテストが85点だったら、次は間違った15点分の問題を
やり直し、絶対に100点が取れる状態にまで学習する。
それができれば、最初がたとえ19点だって、100点満点まで持って
いくことが可能なのです。
(ちなみに19点は土井が高校生時代に取った最低点です)
本日ご紹介する一冊は、これまでに2000社を超える企業の再生に関
わり、ベストセラー『社長のノート』でも知られる著者が、不器用
でも100点を取れる仕事術を公開した一冊。
※参考:『社長のノート』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4761266031/businessbookm-22/ref=nosim
「カミソリより、斧になる」「恐れられる人になる」など、抽象的、
感覚的な記述が目立つ部分もありますが、一方で、「残業は朝にや
れ」「固有名詞は覚えなさい」など、しっかり何をすべきかにも言
及している点が、実用的です。
基本的には、成果が出せていない人向けの本ですが、経営者の立場
からすれば、「自分はできる人間だ」と思っている器用な人にこそ
読んで欲しい内容。
あなたの会社の「自称デキる社員」に、ぜひ買って読ませて欲しい
一冊です。
これからの世の中、絶対に生き残れないと思う人
1.怠惰・ルーズな人
2.信用がない人
3.弱い者に高圧的に接する人
4.チャンスを目の前にして何も行動を起こさない人
「次までに調べてきます」──資料やデータの不備を指摘したとき、
こう答える部下を私は信用しません
優秀な社員ほど実は残業をしている
例えば企画書──。私は“七〇点”の出来で提出する部下を許しま
せん。なぜなら会社は、学校ではないからです
営業訪問で、一〇人に会って九人が買ってくれたA君と、一〇人に
会って三人しか買ってもらえないB君なら、優秀なのはA君です。
しかしA君が一〇人に会っている間に、もしB君が四〇人に会った
としたら、単純に計算して成約数は四倍の一二人ですから、成績上
位はB君。A君同様、優秀に見えるのに成績が上がらない人は、身
体を動かしていないのです
ビジネスは、いかにリスクを潰すかが勝負。問題に目をつぶる人は、
単なるギャンブラーにすぎない
行き詰まりを感じるときは、概して情報不足の場合が多い
“できる/できない”ではなく“やる/やらない”に焦点を当てて叱る
仕事において「濁」を知ることは大切ですが、どんな場合でも、
「濁」は呑むべきではない
上司が無能だとボロクソに語る部下を抜擢することを、私はほとん
どしませんでした
残業は朝にやれ!
才能より「継続は力」が勝つ
自分自身のなかに、自分を叱ってくれる自分を持つこと
マジメとケジメ。この二つが、確固たる人脈をつくるキーワード
カミソリより、斧になる
評価されたら、二倍働く
恐れられる人になる
固有名詞は覚えなさい
「多くの仕事をしようとするなら、今すぐ、ひとつの仕事をしなさい」
(マイヤー・ロスチャイルド)
◆目次◆
第1章 行動する人 横着者の人
第2章 仕事のプロになれる人 最後までアマの人
第3章 ツキを呼び込む人 スランプを招く人
第4章 リーダーになる人 使われて終わる人
第5章 仕事が上手な人 数字を残せない人
第6章 成果を上げる人 結果を出せない人
第7章 味方をつくれる人 敵ばかりが多い人
第8章 時代を変える人 時代に飲み込まれる人続きを読む投稿日:2010.10.05
10/10/25 進化論
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と仕事一筋、
しかもビジネスの…世界の中でも
「5社の外資系企業」
「事業再生」
という非常に厳しい世界、分野で
実績を上げ続けてこられた方。
■いつも程よい緊張感を感じながら、お話を伺ったり、
相談をさせていただいております。
私はありがたいことに長谷川さんはじめ、
2回りから3回りほども目上の方
(そして大きな成果を上げてこられた方)
からいろいろご指導頂ける機会が多いのですが、
そのようなご縁を通して感じるのは、
【 人間、必ず「重し」が必要である 】
ということ。
■悲しいかな、人間はうぬぼれやすい動物で、
特に公私にわたって調子がよかったりすると、
・ひょっとして自分は凄いんじゃないか!?と勘違いしたり
とか
・回りの人がアホに見えてしまったり
とか
・長期的な視点をすっかり忘れ去って
目先のことだけを追いかけてしまう
とか
・視点が自分中心になる
とか、
いろんな弊害が出てくるものです。
■そして特にこれは若くして起業した(そして成功した)
りしたとき、特に陥りやすい罠。
これはいつも長谷川さんに注意されるのですが
そんなときには
「何年も好調が持続し続けることはない」
「必ず人生(あるいは事業)には波がある」
という世の中の真理をきれいさっぱり忘れて
しまっているのです。
■しかも自分が社長で上司もおらず、
自分が一番上の立場に立ってしまうと
誰も注意、忠告してくれる人がいなくなってしまうので
どんどん「天狗」になっていく。
そうして「裸の王様」に。
そんな人を少なからず見てきましたし、
私自身も道を踏み外しかけた
(いや、正直に告白すると、踏み外した)
こともありました。
■しかし、今もなんとか致命傷だけは負わずに
生きながらえているのは、おそらくきっと、
長谷川さんはじめとする、あらゆる経験を重ね、
智恵を身につけてこられた諸先輩方からの忠告、メッセージ、
といった
「重し」
をどこか頭の上にいつも感じていたからでは
なかろうかと思うのです。
■特に長谷川さんは
「誠実」「信用を重んじる」「小さなことを疎かにしない」
という姿勢を徹底されてきた方。
お会いするたび、長期にわたり、ビジネスに携わり
続けるための基本的姿勢のようなものを教えてくださり、
「組織上の上司」
がいない私にとって、本当に貴重でありがたい姿勢を
学ばせていただいている方なのです。
■先日、
ビジネス人生40年以上にわたり気づいたことを記した
ノート200冊を越えるメモのエッセンスが凝縮された
【今日のお薦め本 2000社の赤字会社を続々と救った!
─社長の手紙 若い人たちに贈り続けた大切なこと 】
長谷川 和廣 (著) プレジデント社
http://amazon.co.jp/o/ASIN/4833419432/2ndstagejp-22/ref=nosim
という本を上梓されたのですが、
その冒頭にも
------------------------------------------------------------
【横着者は生き残れない!】
これからの世の中、絶対に生き残れないと思うのは、次の四つの
タイプだと思います。
(1)怠惰・ルーズな人、(2)信用がない人、(3)弱い者に高圧的に接する人、
(4)チャンスを目の前にして何も行動を起こさない人……。
私は、これらすべての人を総称して「横着者」と呼んでいます。
そして私のいう「横着者」はみな、
「本当は力があるのに、それを出し惜しみしている人」であり、
「自分からは動こうとしない依存心の強い人」です。
どんな仕事でもまずは、とことん、やってみることです。
そんな強い気持ちがなければ絶対ダメですよ。
初めから「なるようになれ」というのは、実社会では“手抜き”と
取られてしまうのです。
とくに二〇代、三〇代は失敗覚悟でがむしゃらに行くべきです。
がむしゃらに取り組んでいくと必ず、解決のヒントが見えてくる
というのが、私の四十年のビジネス人生から出た実感です。
(引用ここまで)
------------------------------------------------------------
という手紙(メッセージ)を若いビジネスパーソンに
贈られているのが、まさに長谷川さんらしい、
と思わずにおれませんでした。
■ここにあるような
(1)怠惰・ルーズな人
(2)信用がない人
(3)弱い者に高圧的に接する人、
(4)チャンスを目の前にして何も行動を起こさない人……
を徹底して嫌い、
「私は、これらすべての人を総称して『横着者』と
呼んでいます」
といわれているのは
可能性のある若手ビジネスパーソンに対する
厳しくも愛のあるメッセージであると感じます。
■こういったことを伝えてくださる方を身近に
持つことは本当に大切で
【 人間、必ず「重し」が必要である 】
と改めて思った次第です。
■「重し」が身近にいらっしゃる方もそうでない方も、
ぜひ、この本、お読みになってください。
(特に若手ビジネスパーソンは)
きっと仕事に取り組む姿勢が変わると思いますよ。
そしてその「姿勢」こそが、ほかの何よりも大事なのではない
でしょうか。
【今日のお薦め本 2000社の赤字会社を続々と救った!
─社長の手紙 若い人たちに贈り続けた大切なこと 】
長谷川 和廣 (著) プレジデント社
http://amazon.co.jp/o/ASIN/4833419432/2ndstagejp-22/ref=nosim
続きを読む投稿日:2019.05.31
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