関口将太は一流の寿司職人を目指し、東京の名店・鳳寿司で働く18歳。まだ寿司は握らせてもらえない。ある日、中退した高校の同級生、藤原美智子が店の常連である父とともにやってきた。ほのかな恋心を寄せる将太。しかし美智子は、高校卒業とともに結婚するという。彼女に最高の寿司をプレゼントするため、猛特訓の末、究極の「型」をマスターする将太。将太の寿司職人としての人生が始まった。
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新人寿司職人コンクール、決勝の最終課題は一カンずつ出す一人前の寿司。最高のコースを作るため、まずメインの握りの素材を探し始める。今の自分をすべて出し切る、最高の「将太の寿司」とは何か? 試行錯誤の末、自分の寿司にかける情熱を表現できる食材にめぐり合った将太は、続けて「締めの一品」の食材を探し始めた--。
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新人寿司職人コンクールの第五課題は「貝勝負」。味だけでなく、細やかな心配りを忘れなかった将太がこの課題を一歩リードした。決勝戦はいよいよ最終課題。勝負は、一カンずつ出す一人前の寿司勝負だ。勝敗を左右するのは、握り寿司というドラマを最高に仕立てる「締めの一品」。自分だけのドラマを作るべく、将太は最高の素材を探し始める--。
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新人寿司職人コンクール決勝の第三課題は包丁の技術。包丁の達人・奥万倉に対抗するため、素材の味を最高に引き出す工夫をした将太だが、四人のポイントはほぼ同点のまま第四課題にもつれ込んだ。次の課題はカツオ。審査の基準のポイントが明かされないまま、将太は素材選びに入る。しかし、カツオは新鮮なものであっても保存が難しく、すぐ生臭くなる魚なのだ。将太は、カツオを制することができるのか!?
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新人寿司職人コンクール決勝の第二課題は、マグロ。仕入れから仕込みまですべて自分で行う勝負だ。マグロの目利き名人、清水哲也は市場の買い占めに走り、木下藤吉と奥万倉新一も次々と特級品を手に入れた。焼津で見つけた冷凍もののマグロで勝負に挑むことにした将太だが、現在の得点は最下位。逆転のチャンスは訪れるのか!?
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新人寿司職人コンクールの準決勝を勝ちあがった将太。ファイナリストは4人。いくつかの関門をくぐり向け、多くのポイントを得たものが優勝者となるのだ。第一の課題は酢飯。米の目利きに絶対の自信を持つライバル・木下藤吉に大きく差をつけられてしまった将太は、第二の課題・マグロの目利きに勝負をかける!
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新人寿司職人コンクール三回戦の将太の相手は、エビの見立てに絶対の自信を持つ「芝浜鮨」の下山鉄雄。クルマエビを使った勝負では、最高級の素材を使う下山に、将太は「工夫」で挑み、見事引き分けに終わる。再戦にもつれ込んだ二人の勝負は再びエビ。激戦の末、強敵を破った将太。準決勝の対戦相手は、超高級寿司店「碧寿司」の紺屋碧悟。絶大な力と技術を持つ紺屋は、築地に手を回し、将太の仕入れを完全に断ってしまった!!
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新人寿司職人コンクール二回戦への出場を許された将太。二回戦の課題は「握り勝負」。一定時間内により多くの寿司を正確に作ることが求められる。対戦相手は、5歳のときから寿司職人としてスパルタ教育を受け、早握りを得意とする「寿司玄」の清川流也。神の手を持つ流也に対して、キャリア1年の将太は、独自に編み出した握りの技で勝負をかける。無事勝ち進んだ将太の三回戦は、「エビ勝負」!
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地元・小樽で急激に力を伸ばしてきた寿司チェーン店・笹寿司の執拗ないやがらせを受け、将太の実家・巴寿司が廃業の危機に! 窮地を救うため小樽に戻った将太は、小樽ちらし寿司大会へ参加する。新鮮な魚を入手できないというピンチを逆手に取り、冷凍物のトキシラズで勝負をかけた将太は見事優勝を勝ち取った。東京に戻った将太は、いよいよ新人寿司職人コンクールへ。一回戦は細工寿司勝負だ!!
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将太と兄弟子・佐治の握り寿司三番勝負は、1対1、1引き分けの同点。最後の決着をつけるため、第四番勝負が行われた。課題の巻き物の具に牛肉を選んだ佐治に対し、将太は、あえてアサリで勝負を挑む。高価でなくとも人の心を打つアサリ巻き、味だけでなく、食べていただくお客様への細やかな心づかいで、将太はついにコンクールへの出場権を勝ち取った! そんな時、実家・小樽の巴寿司にピンチが!
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寿司職人コンクール出場を賭けた、先輩・佐治との握り寿司三番勝負。二番勝負は「アナゴ寿司」。店で2年間、鳳寿司の煮汁を作ってきた佐治は、自信満々だ。一方、オリジナルの煮汁を持たない将太は、まっ白なアナゴ寿司で勝負に挑む! 互角の勝負を繰り広げるが、お客様への配慮という点で一敗をきす将太。三番勝負「光りもの」は同点に終わり、ついに四番勝負までもつれ込む!
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新人寿司職人コンクールに出場するため、鳳寿司代表の座をかけた先輩・佐治との三番勝負。第一の課題は「鯛」。魚の選び方から包丁の良し悪しなど、自分の目と腕を信じて、技術も年季も数段上の兄弟子に挑む! 仲間たちに支えられ、見事鯛勝負を制した将太の次の課題は「アナゴ寿司」。1週間後の勝負に向けて、試行錯誤を繰り返す将太。ポイントは煮汁の味付けだと気づいたが――。
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小樽の父の寿司店・巴寿司を日本一にするため、東京の名店・鳳寿司で修業を始めた将太。同じ見習いのシンコとともに、厳しい兄弟子のしごきに耐えて修行に励んでいる。持ち前のがんばりでめきめきと頭角を現しはじめた将太は、新人寿司職人コンクールへの出場権をかけ、先輩・佐治安人との握り寿司三番勝負を行うことに。第一の課題は「鯛」。極上の真鯛を手に入れようと、奔走する将太だが――。
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