女と靴と濡れた夜
草凪優
「あんたって子は、どうして私が大切にしているものに限って貸して欲しがるの!」日曜の朝、38歳の八神は、妻の紗英の声でリビングに。そこには、紗英よりひとまわり年下の23歳の義妹・雪美が、泣き出しそうな顔で立ちすくんでいた。聞くと友達の結婚式用の靴を借りにきたのだが、紗英がそれだけはダメだというミュールを選んだという。雪美に同情した八神は、デパートで同じ靴を買って与えるが、ホテルで雪美が本当に借りたかったものを知ることになる……。気鋭の作家が描く、切なく濃密な性愛ストーリー!
便利な購入方法
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八神は、妻の紗英の様子がおかしいことに気がついた。突然、長い髪をショートにしたり新しいパンプスを買ってきたりするのだ。土曜の昼間、女友達と会うというには浮き足だっている紗英を尾行すると、垢抜けた容姿をした30代の優男とシティホテルに入っていく2人を見てしまう。ここ最近の自分の浮気を棚にあげ、嫉妬に狂った八神は帰宅した紗英を問い詰める。浮気を否定する紗英に、レイプまがいのセックスで燃え上がる2人だが……。夫婦のセックスとは?紗英は浮気をしたのだろうか……。
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「わたしを買ってもらえませんか?」突然、女が八神に声をかけてきた。場所は、赤坂のシティホテルで行われている異業種交流会のパーティー会場である。女は黒いハイヒールが良く似合う、女優のようなすらりとした美女だった。コールガールかと思い軽くかわす八神に、慶子と名乗る彼女は、昨日、離婚したから体を売ってみようと思ったというのだ。半信半疑のまま、ホテルの部屋で女を抱くことになるのだが……。慶子が八神に抱かれようと思った本当の理由とは?
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「あんたって子は、どうして私が大切にしているものに限って貸して欲しがるの!」日曜の朝、38歳の八神は、妻の紗英の声でリビングに。そこには、紗英よりひとまわり年下の23歳の義妹・雪美が、泣き出しそうな顔で立ちすくんでいた。聞くと友達の結婚式用の靴を借りにきたのだが、紗英がそれだけはダメだというミュールを選んだという。雪美に同情した八神は、デパートで同じ靴を買って与えるが、ホテルで雪美が本当に借りたかったものを知ることになる……。気鋭の作家が描く、切なく濃密な性愛ストーリー!
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