だれが「本」を殺すのか
佐野眞一(著)
/プレジデント社
作品情報
「本」の世界で起きている事件は、既に、すべて、ここに書かれていた! 電子書籍の本質、オンライン書店の変容、出版界の制度疲労、そして活字離れと少子化……いま、グーテンベルク以来の巨大な地殻変動の真っ只中で、「本」が悲鳴を上げている! 取材・執筆に丸2年、現代日本を代表するノンフィクション作家・佐野眞一が、「本」の世界を川上から川下まで《串刺し》にし、多くの出版関係者に今も強い影響を与え続ける名作、遂に電子書籍版、登場。
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商品情報
- シリーズ
- だれが「本」を殺すのか
- 著者
- 佐野眞一
- ジャンル
- 教養 - ノンフィクション・ドキュメンタリー
- 出版社
- プレジデント社
- 書籍発売日
- 2001.02.01
- Reader Store発売日
- 2010.12.01
- ファイルサイズ
- 0.6MB
- ページ数
- 461ページ
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この作品のレビュー
平均 3.9 (17件のレビュー)
-
たまにベストセラーランキングなどを見ると驚く。宗教関係は除いたとしても、どうしてこんな本が売れているのかって。同じく、山手線をジャックして広告をしている本のあまりのつまらなそう度合いにもあきれる。
あ…きれるって言ったって、実際にそれが売れているのだし、そもそも人様の好みに偉そうなことをいうべきではない。それは分かっている。分かっているけど、「全然分かんねえよ。」と思う。
その反面、私は新聞の書評欄が好きだ。実際に出ている本をみても、いい本が多いと思う。こういう本が出版されて、実際に金を出して買っている人がいるというのはいいものだなと思う。
この断層はどこでできるのだろうか。
私が傲慢な教養主義者だから?
私は本屋が苦手だし、嫌いだ。本屋に行くと脅迫されている気がする。
私が好きなのは図書館とAmazonだ。読む、検索する、読む、検索する、この流れが一番いい。例えば、この本を読んで、藤原書店の「地中海」を図書館でネットから予約した。図書館になかったらAmazonで検索し古本を探す。それでもなかったら新刊を買う。
だいたい、この本も図書館で借りたものである。安く上げることが目的ではないので(安いほうがありがたいけど)、著者には申し訳ないと思いながらも、だってしょうがないじゃない、って思う。
本が好きなだけに、こういうのは一体何なのだろうと思ってこの本を読んでみた。だけど結局よくわからなかった。
ただずっと読みながら思っていたことが、最終章の最後で言及されていて、それはうれしかった。
「読者はパトロンなのだ」って。
うん。そう思う。だって、この本を読んでいてずっと意外に思っていたのは、「本というのは初版で500部〜2000部ぐらいしか刷らない」ということだった。そんなので(カツカツとはいえ)成り立つの? というのが意外だった。
だったらこんなの、最初から顔の見える商売じゃん。お得意さんが1000人だったら、個体認識するのが最初からあたりまえじゃないのか? なぜそれができないのか、というところから逆算して考えるべきじゃないのかな。
「1000人のお得意さんにリピートオーダーをしてもらう」というビジネスモデルをまず考え、それを実現するツールとして、本とか書店とか集金方法とかを考えるべきなんじゃないかな。
ベストセラーはビジネスモデルが違う。こっちは一見さん相手に大量生産大量露出大量販売するもので、だったら薄利多売にすればいいのに、バーゲニングパワーの使えない今の商慣習が問題になると思う。
思うに、二つのビジネスモデルが同じ体裁で並んでいて、ごっちゃになっているから、「結局よう分からん」と思ってしまったのではないかと思う。続きを読む投稿日:2013.09.06
情報の消化と消費の違い、本とは知性と等価なものか、知識と等価なものか、媒体がそれが保持する内容と独立して媒体自身の自立した意味を持つのか?本好きなものとしてまた考えさせられる。
投稿日:2018.10.24
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