完結
慶応四(明治元)年、鳥羽伏見の戦いに参陣し、敗れた桑名藩は藩主が江戸滞在中に降伏してしまう。人間の節義に生きる吉村杏四郎、硬骨漢大谷大作、梅沢保介ら三人の藩士は降伏の藩論に抗して徹底抗戦を叫び江戸へ走った。その前夜、保介の許婚加代の父理兵衛が何者かに殺害され、骸のかたわらには杏四郎の印籠が残されていた。杏四郎を父の仇と狙う加代は、町娘お琴とともに江戸へ向った。時代小説巨篇。
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江戸城の無血開城後、戦火は奥羽へひろがった。が、会津・越後と相ついで落ち、各地を転戦した杏四郎らは最後の決戦を挑むべく榎本武揚とともに箱館・五稜郭にたてこもる。そこには片腕を失った大作、許婚加代を諦めきれない保介、少年武士に身を変え戦地の杏四郎を捜し歩く桑名藩奥女中の子萩らがいた。江戸から越後、会津、北海道へと展開する三浪士の血戦と恋を雄大なスケールで描く時代小説完結篇。
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慶応四(明治元)年、鳥羽伏見の戦いに参陣し、敗れた桑名藩は藩主が江戸滞在中に降伏してしまう。人間の節義に生きる吉村杏四郎、硬骨漢大谷大作、梅沢保介ら三人の藩士は降伏の藩論に抗して徹底抗戦を叫び江戸へ走った。その前夜、保介の許婚加代の父理兵衛が何者かに殺害され、骸のかたわらには杏四郎の印籠が残されていた。杏四郎を父の仇と狙う加代は、町娘お琴とともに江戸へ向った。時代小説巨篇。
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