小説
四方吉捕物控(電子復刻版)
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完結
四方吉親分は、艶っぽいおとし姐さんと二人暮しだ。子分はおれ・富太郎一人。版下彫りで生活をまかなう貧乏所帯。池の端仲町の出合茶屋で年増女が絞れた。死体は素っ裸。脂の乗ったその秘所を仔細に検べるのは、これも貧乏医者の空庵先生。けど先生、ただの助平じゃない。時には驚くような手掛かりを見つけてくれるのだ(表題作)。捕物帳連作。『嗅ぎつける』『乱れ咲き』『えぐられた女』『後家ごろし』『みだらな紐』『堅いつぼみ』『不運な女房』の8篇を収録。
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寛永寺裏手で垢抜けた女が殺された。左乳の下をブスリ。死体は居酒屋のおかみで、小金持ち。日那はいるが、間男するでもなく身持ちは堅い。四方吉親分も途方に暮れた。手掛かりは、いまはに引きちぎったとおぼしき、うす汚ねえふんどしの切れっぱし。おいら子分としては、ふんどしの主を捜すしかねえや(表題作)。好評捕物帳連作。『影の通り魔』『切り裂かれた女』『お仙ごろし』『裸坊主が死んでいた』『肌に覚えが』『むごい夢』『怨霊ばなし』『色からくり』の8篇を収録。
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色盛りの年増が、素っ裸のホトケで見つかった。おいら富太郎。副業の版下彫りうっちゃって、仁王門前町は四方吉親分宅に駆け込んだ。もちろん空庵先生だってご出馬だ。貧乏医者のくせに、色がらみの事件となるとホトケのあそこを検分にやって来るんだ。ホトケは若後家で、元は吉原勤め。先生の見立てでは、すこぶる付きの名器だって。けど、内腿に変なできものが……。『残り火とろとろ』『唇の地獄』『今弁慶の立往生』『洗い髪の夜鷹』『毒のある女』『後家の愉しみ』の5篇を収録。
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四方吉親分は、艶っぽいおとし姐さんと二人暮しだ。子分はおれ・富太郎一人。版下彫りで生活をまかなう貧乏所帯。池の端仲町の出合茶屋で年増女が絞れた。死体は素っ裸。脂の乗ったその秘所を仔細に検べるのは、これも貧乏医者の空庵先生。けど先生、ただの助平じゃない。時には驚くような手掛かりを見つけてくれるのだ(表題作)。捕物帳連作。『嗅ぎつける』『乱れ咲き』『えぐられた女』『後家ごろし』『みだらな紐』『堅いつぼみ』『不運な女房』の8篇を収録。
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