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余命一週間の探偵として
余命一週間の探偵として
ホリー・ジャクソン、服部京子/東京創元社
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総合評価

15件)
4.4
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    何かを成し遂げること自体ではなく、そのための努力を味わうことが人生と、主人公ジェットが教えてくれる。これまでのホリー・ジャクソンで最高。 頭をかち割られた影響で余命1週間と宣告された女性が、自分を「殺した」犯人を見つけようと奮闘する1週間の物語。少しずつ明かされる、キャラそれぞれの秘密が重なり合って、マジで久々驚いた真相へ導かれる。ジェットとともに生きた気がするこの1週間。わしも頑張るよ。ありがとう。

    0
    投稿日: 2026.07.27
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    このレビューはネタバレを含みます。

    発売直後即購入してすぐ読むと決めていました。期待以上でした。読了後、半日以上経過しましたが虚無を引きずっています。 何度も繰り返される鬱展開には「夜明けまでに誰かが」が常に瞼の裏でチカチカしていました。 マンネリというわけでないのですが、なんとなく前作を彷彿させるやばそうな登場人物がいて、犯人でなくてもラストに暴走するのかなという感じでしたが…案の定。 それはさておき、 ジェットとビリーとの別れには涙ちょちょぎれ。 タイトルから決定しているような結末でも、やっぱごめんなさい生存ルートです嘘つきました!という方向転換になってもよかったのに。号泣。 散々登場人物たちに辛く当たっておいて、なんでこんなに美しいシーンも描けるんだホリージャクソン… と思った後の真犯人判明のラストには、涙も引っ込み、アァー…と大きなため息。 主人公を悼む気持ちも飛んで行ってしまうくらいの虚無に襲われ。 あとがきが読者にトラウマを押し付けたことへの謝罪から始まるんですよ。主人公にも胸が痛むと。 あの、提案ですが、生き返らせてハートフルコメディでも書いてくれませんか??いや勧善懲悪系でもいいんで、せめて主人公がハッピーに終わるような話を書いてみませんか??… でもやっぱりこういう心抉られるような大鬱の読書体験がクセになってて、だからホリージャクソン作品を読みたくなるのかもしれないですよね! 本作はハロウィンの時期という設定ですが、青春キラキラ(?)の物語でもあるので、夏にぴったりの読書ができると思います。

    1
    投稿日: 2026.07.25
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ・あらすじ アメリカ バーモント州が舞台。 27歳のジェットはハロウィーンの夜に自宅で撲殺された。 運よく目覚めたが、頭蓋骨の骨片が脳内に入り込んだ影響で7日後には脳動脈瘤が破裂して死ぬという宣告を受ける。 最後の7日間、ジェットは幼馴染のビリーと共に自分を殺した犯人を探し出すことにした。 ・感想 面白かったし、読みやすかった。 邦訳されているホリージャクソンの作品は全て読んでるので「ホリージャクソン」的展開とかキャラ設定かな、と思った。 悪く言えばマンネリとも感じるかも。 でも、やはりこの手のビターなラストは最高! このラストがホリージャクソン作品を読む醍醐味だと思ってる。 作者自身が行政や執行機関等機関に不信感持ってるんだろうから(作品や過去作の後書きからも感じ取れる)そこら辺の描写もホリージャクソン作品の特徴だなってw まぁ素人探偵作品だしね。警察が有能だと話にならないけど。 犯人は割とすぐわかった。 わかったけども、犯人の動機が全然理解できなかったw ダイアンは自分の娘が二人とも犯人とその息子(自分の息子でもアルけど)に殺されるという、不倫にしてはでかい代償支払わされて可哀想。 この母親(ダイアン)へのジェットの手紙がすごくいいこと書いてたなと思う。 他責な人間って幸せになれないんだよねぇ、わかる…! ビリーがすごくいい人だったな。 ホリージャクソン作品の猪突猛進人間不審主人公の「爽やかで善良な相方枠」は素直に信じられるから読者としてはありがたい存在だった。

    1
    投稿日: 2026.07.25
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    犯人当て推理小説としては割とフェアな感じ。 主人公がびっくりするほど突っ走るので、読んでて飽きない、そして余命1週間であることを考えると割と展開の早さも自然に読める。 最後の最後までドキドキしてた、この著者の他の本も読んできたけど、割と1番好き。

    1
    投稿日: 2026.07.23
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    このレビューはネタバレを含みます。

    私を殺した犯人を私が捕まえる!!って、今後これ以上の探偵役はないでしょう。 27歳のジェットが自宅で誰かに襲われ瀕死の重傷を負う。九死に一生を得たものの、脳内にできた静脈瘤が破裂するまでの余命は一週間。つまり犯人捜しのタイムリミットも一週間。 こんな究極のシチュエーションないよね。まさに命をかけた犯人捜し。 ジェットの幼馴染のビリーと二人で記憶と証拠を積み重ねていくなかで、迫るリミット。 容疑者への疑惑を潰していくジェットとビリー。二人のコンビは最高、なのだけど… 事件の全体像が見えてきてからの反転、反転、また反転! 容疑者カルテット、からの展開。このすさまじさ、さすがホリー・ジャクソン! 万感の思いで迎える大ラス。これを一気読みせずに何を一気読みするよ!

    4
    投稿日: 2026.07.21
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    主人公のユーモアあふれるジョークが魅力的で、シリアスな場面でも思わず笑ってしまうやり取りが楽しめた。

    2
    投稿日: 2026.07.19
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    面白かったー!一気読み。 ホリージャクソン本当に裏切らない。 「殺された」探偵が、自分を殴り殺した犯人を探すミステリー。 犯人はわかりやすかった(と思う)が、 そこに至るまでの過程と、ミステリーとは思えない切ないラストがよかった。

    4
    投稿日: 2026.07.17
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    このレビューはネタバレを含みます。

    27歳のジェットは、ハロウィーンの夜に何者かに襲われる。頭部を殴打されたジェットは一命を取り留めたものの、持病のせいでわずか一週間しか生きられない。 そこでジェットは残りの時間を「自分を殺した犯人」を突き止めるために使うことに。それを手伝うのは幼馴染のビリー。事件を追う中でジェットは家族や友人が抱える秘密を知ることになる。だが秘密を抱えるのはジェット自身もだった。 最後の最後まで犯人がわからず、ハラハラしながら読み進める。タイムリミットが迫る中、少しずつジェットの体に変調が表れるのが辛い。犯人は誰かという謎と同じくらい、ジェットの運命が気になり一気読み必至。あまりにも濃密で切ない一週間。それでもジェットにとっては、何よりも生きるとは何かを実感した時間。ビリーの今後が少しでも救いのあるものであってほしい。

    1
    投稿日: 2026.07.17
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    27歳女性ジェットは誰かに殴打される。脳の動脈瘤で余命1週間と診断され、自分を殺した犯人を見つけようと奮闘する。 とても面白かった。普段あまり読まないタイプのミステリーなのにグイグイと読ませてくれた。ジェットの親を含めて非常にややこしい地元の人間関係、謎解きの相棒ビリーの存在、そして意外過ぎる真相と読みどころ多すぎ

    8
    投稿日: 2026.07.16
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    《生きるとは、愛とは何か》 新作が出るとやっぱり気になってしまうホリー・ジャクソンさんの新刊✧*。 本作はあらすじを読んで、好きな「自由研究には向かない殺人」っぽいのを期待してました‪(*ˊᵕˋ* ) ハロウィンの夜、ジェットは何者かに襲撃され一命を取り留めたが、余命一週間との宣告を受ける。彼女は命がある一週間の間に幼なじみのビリーと自分を襲撃した犯人を突き止めようとするがー…。 こちら、ホリー・ジャクソンさんが初めて大人向けに書いた作品だそう✧*。 私はピップが好きだったんだけど、ジェットはピップともレッドともまた違った感じ! かなりクセ強Σ ( °꒫° ) そんな彼女が余命一週間と宣告され、自分を襲撃した犯人を見つけるという目的のためにビリーと共に調査をし、その過程の中で徐々に変わっていく姿が読みどころだと感じた。 ジェットとビリーの関係性もピップとラヴィを彷彿とさせるような感じで、2人が好きな私は嬉しかったq(・ェ・q)ルン♪ やっぱりホリー・ジャクソンさんの作品は、テンポがよく、スリル満載で刺激的✧*。 最後の最後まで気を抜けません!!! 人間って、限られた時間があるからこそ、思いもよらない力を発揮できるのかもしれない。 今ある人生は無限ではなく、有限であることを忘れずにいたい。 そして一日一日を大切に生きていきたいと思った。

    81
    投稿日: 2026.07.16
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    このレビューはネタバレを含みます。

    原題【NOT QUITE DEAD YET】 ホリー・ジャクソンの新作ということで楽しみにしていた一冊。600ページ超の大作ながら一気読みだった。 ハロウィーンの夜に突然の襲撃に遭った主人公が、余命一週間の間に自身の殺人事件を解決しようと奮闘するという、強烈な物語に序盤から引き込まれた。 27歳の何者にもなれなかった女性という立場(かつて自分も通ってきた)で、限りある時間を自分だったらどう過ごすだろうと考えながら読み進めた。家族や親しい人たちに感謝を伝えるために、会ったり電話したり、昔の日記帳を処分したり、デジタル遺品整理でもするかな、いやおそらく絶望感に押しつぶされて、泣きながら過ごすのが関の山だろうか…そんな状況でまさに自分を殺した犯人を明らかにしてから死にたいと考えたジェット。満身創痍で日に日に自由がきかなくなっていく身体をひきずり、頭をフル回転させ、まだ死んでない、生かされている時間を懸命に掴もうとする姿に圧倒された。著者の他の作品と同様に、家族や親友など近しい人たちの関係性や過去の出来事が徐々に明かされていく過程はスリリングで見事。気づけば時折息を止めつつ読んでいた。 賢く強い主人公ジェットの覚悟がどれだけのものであっても、幼馴染のビリーの支えなくしては成し得なかった大冒険。残された時間の愛おしさ、無常さ。死にゆく者と死なれゆく者の後がない心理に胸を締めつけられて、終盤、互いの存在の大きさが膨らんでいくにつれ、涙で文字を追えなくなっていた。 肝心の犯人については中盤でなんとなく見当がついてしまったものの、ミステリとしての面白さは十分。なにより、限りある時間をどう生きるかという問いを深く突きつけられた、忘れられない一冊になった。

    13
    投稿日: 2026.07.15
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    ホリー・ジャクソンさんの作品は『夜明けまでに誰かが』に続き二作目。前作は、制限時間内に仲間の誰かの秘密を明かすというタイムリミット・サスペンスでしたが、今作も、余命一週間内に自分を殺そうとした犯人を見つけるという、タイムリミット・ミステリです。 主人公のジェットは27歳の女性ですが、どこかひねくれており、憎まれ口をたたいてばかり。読み始めはジェットが痛々しく感じましたが、この性格にも理由があることが徐々にわかってきます。幼なじみのビリーと捜査をしていく中で、身の回りの人たちの知らなかった顔に出会うことに。一見、関係がないように思えたことが、事件に繋がっていく過程はさすがでした。 物語の本筋とは少し離れますが、ジェットがこの一週間で気付かされた、人生において本当に大切なものが、胸にずしんとくるものがあります。 ジェットの口ぐせである、「あとでやる」という言葉は、未来があることをあたりまえに思ってしまう人間の驕りなんだなぁと。ミステリでありながら、人を描くホリー・ジャクソンさん。次作も期待大です。

    25
    投稿日: 2026.07.15
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    読んだことない作家さんだったけど 読みたいなーって思ったことなかった でもこれはちょっとおもしろそうやん って気になったので読んでみた なかなかよかった そろそろ三十路の主人公が ぜんぜん大人じゃないところが 日本人と変わんないなーって そこ、別に話になんの関係もないけど へーって思った じわじわ絞られてく容疑者だけじゃなく それぞれあれこれ秘密があって ずっと楽しめた ミステリーとしてもおもしろかったし ラブの盛り込み具合も濃い味じゃなくて 好みだった 読み終わったときのテンションで 星はフツーよりちょっといい3つ

    2
    投稿日: 2026.07.14
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    期待を裏切らない没入感と、読後に深い余韻を残す人間ドラマだった。 主人公ジェットとビリーのバディ関係は『自由研究には向かない殺人』のピップとラヴィを彷彿とさせ、異性の友人という関係性の描き方はさすがの一言。 二人の間に流れる信頼や微妙な距離感を書くのが本当に巧み。 メインとなる事件には関連する様々な謎があり、随所に散りばめられた伏線とその鮮やかな回収が続く展開で、興奮が保たれて一気読み。 ミステリとしての面白さだけでなく、人間の描き方が深い。 死を前にした防衛本能のように、皮肉やブラックな“死人”ジョークを連発するジェットが辿り着いた心境の変化は、「この1週間があってこそなんだな」と頷ける。 賛否分かれるかもしれないが、ビターな余韻を残す展開も、犯人にとって最も残酷な因果応報だと感じた結末も、個人的にはホリー・ジャクソンらしさを感じて最高だった。 単なる犯人当てのパズルに留まらず、理不尽な現実に直面した登場人物たちの葛藤や、綺麗事だけでは終わらないほろ苦い結末まで、ミステリとしてのスリルと人間ドラマの残酷な美しさが高いレベルで融合した作品だった。

    5
    投稿日: 2026.07.12
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    #余命一週間の探偵として #ホリー・ジャクソン 自分の余命が残り一週間という、究極のタイムリミットを前に展開するサスペンスミステリ。刻一刻と迫る期限。テンポもよく中だるみも一切なし。こちらもページをめくる手が止まらない。今年読んだ作品の中で、時間あたりの消費ページ数の第1位かもしれない。 ピップシリーズとも共通するご近所さんミステリが今回も健在。やっぱりホリー・ジャクソンは、タフな女性主人公の描写が本当に上手い。ジェットの強さを目に焼き付けておきたいよ。 そして、今回も作者の謝辞が最高でグッとくる。これからも最高の作品たちを期待したい。 #読書好きな人と繋がりたい

    11
    投稿日: 2026.07.11