
黒い肌のサムライ 信長との短き日々
吉川永青/集英社
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総合評価
(2件)3.0
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powered by ブクログこれは思いもがけず良質な戦国ものに出会えた。織田信長に仕えたと言われる黒人の侍“弥助”を主人公に新たな信長像を描いている。その信長像は弥助という元黒人奴隷という立場に深く共鳴するもので、それはそれで物語としての納得感はある。本能寺に至る明智光秀の理由については多少強引さもあれど、多くの作家によって手垢のつきまくった信長×本能寺エピソードに、弥助というピースを使って新たなアプローチを試み、その上でエンタメ作品として仕上げられていて、後半ほぼ一気読みしてしまった。
24投稿日: 2026.07.05
powered by ブクログ外国人のサムライと言えば、ウィリアムアダムス、ヤンヨーステンが有名である。共に徳川家康に仕えていた。両者共白人である。しかし、黒人のサムライがいたのである。弥助と呼ばれたその男は織田信長に仕えており、今風にあいえば、秘書課長といった地位にあったらしい。宣教師たちが、まるで商品のようにアフリカで購入し、日本に連れて来たのだが、信長は一人の人間として扱いを自らの家臣とした。信長が本能寺に倒れなかったなら、弥助の子孫が黒人をルーツとする大名になっていたかもしれない。本能寺の変は日本史支上最大の謎として今尚論議されている。作者は天下人との心構えが、信長と光秀の間に乖離があったのではないかというが、未だに結論が出ない、だからこそロマンなんだろう。
0投稿日: 2026.07.30
