
射手座の香る夏
松樹凛/東京創元社
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総合評価
(3件)3.5
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powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
夏を舞台とした青春SF短編集。 『射手座の香る夏』 意識をオルタナと呼ばれる生体デバイスに移す技術が普及した世界で、起こった事件の捜査をする人と、違法な動物乗りに興じる若者目線で物語が紡がれる。 『十五までは神のうち』 15歳になったときに自身が生まれたことをなかったことにできる<巻き戻し>が子どもの権利として認められた世界。主人公の息子と兄が巻き戻しを選択した。なぜ二人は巻き戻しを選択したのか… ミステリ的な展開もありつつ、考えさせられるようなテーマ。子どもにだって生まれない権利があるというのは正しい議論なのだろうか…多分昔からしたら意味不明な議論なんだろうなと思う。 『スチールヘッド』 VR世界と荒廃してゾンビに覆われたアメリカ大陸が舞台。 『影たちのいたところ』 影を運ぶ人と影を捕らえるもの 4編ともある種のやるせなさ、正解のなさを感じるテーマで、夏という舞台も相まって少年少女たちの青春が描き出されているように思える。
1投稿日: 2026.07.15
powered by ブクログSFの設定を借りたほろ苦い青春短編集。カプセル型遡及投薬機を使って自身を「生まれなかったことにする」出生追認制度を描く『十五までは神うち』が印象的。兄と子を本制度によって失った男が、その「動機」を知ろうとする過程で明かされる事実と、その事件によって影響を受けた人々の人生。「十五歳」の尊さと残酷さを凝縮した忘れ難い一作。過剰に青いので好みは分かれそうだが。
1投稿日: 2026.07.06
powered by ブクログかなり好き。読み終わったあとにウワ~~~いいな.........ってなる。心を揺さぶるというよりも心を包みこまれる感覚になるというか。上手く言い表わす語彙を持ち合わせていないのでチープな感想(感想ですらない)しか書けないけれど面白かった。
1投稿日: 2026.07.03
