
総合評価
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powered by ブクログ髪が抜ける謎の感染症が流行し、はげ頭が当たり前になった社会。髪にコンプレックスがあった人はホッとするでしょうね。 抜けちゃった人々は、はげ頭生活に順応してるふうでどこかでモヤモヤも。そのうち「逆に生えてる人ってなんなの?」という空気も漂ってきます。わかるー。 そんな中、皆と同じようにいったんは抜けた髪がなぜか生えてきた主人公・真智加。彼女は髪をウィッグで隠しながら密かに伸ばしていきます。切ったり剃ったりしてのびのびと生活しようとはせず、バレないように苦労してでも隠して伸ばしている、そこがなんか妙にリアル。わかる気がするー。 幼少期に通り魔的に髪を切られた高校生・琢磨も、そこに異様に縛られているのが不憫です。 「当たり前」がいきなり大きく変わった時、そこへの向き合い方も人それぞれで、めっちゃ複雑なんだよなぁ。
14投稿日: 2026.10.03
powered by ブクログ相変わらずパンチのある書き出し。成人の毛が抜け落ちるという特殊な設定なのに、描いているのは複雑で息の詰まる人間模様。 高瀬さんが書くSFってこんな感じなんだ。どんなジャンルでも高瀬さんらしいリアリティがあって面白い。 読了 9月22日
0投稿日: 2026.09.22
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結局自分の価値観は特定の環境下で作られる。 周りが変われば自分の考えも変わってしまう。 他人の当たり前は自分の当たり前ではないけど、 他人を超えてまで自分の価値観を表出するのはしんどい、疲れる。 自分の軸について考えれた小説でした。
0投稿日: 2026.09.20
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読んだ時には何の話が始まるんだと笑ってしまったけど、一つ一つの描写にうーんと唸り、最後の終わり方が高瀬さん感あってスッキリした気がする。好き。
0投稿日: 2026.09.14
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原因不明の伝染病で大人たちの髪が次々と抜け、あっという間に「ハゲ」が普通になった世界。 今まで髪の少なさを気にしていた主人公は、これで堂々と生きられる!と、むしろ快適なハゲ生活を満喫していたのに、ある日突然、髪が「生えてくる」。 この世界では、ハゲが普通。髪の毛がある人は「変な人」だから、カツラをかぶって生えてきた髪を隠して歩く。 いやもう、設定だけで笑ってしまう。 でも笑っているうちに、だんだん笑えなくなってくる。 「普通」が入れ替わっただけで、人は簡単に多数派と少数派をつくり、少数派を笑い、排除する。 って、あれ? これ、ハゲの話じゃない? そもそも私たちは、なぜ「ハゲ」を笑っていいものだと思っているんだろう。 「普通だから」「みんながそう思っているから」と、無意識に誰かを笑いものにしている自分たちのほうが、よっぽど怖い。 くだらなくて、へんてこで、最初は笑える。なのに最後には、笑っていた自分のことが笑えなくなる。 高瀬隼子さん、また嫌〜なところを突いてくるなぁ。好きwww
2投稿日: 2026.09.02
powered by ブクログ“せっかくみんなハゲたのにー” ルッキズムにとらわれる世界は、やっぱり生きづらい。 “誰も自分なんか見てない”と思うのも、でも“やっぱり気になる”のも本音。 人に迷惑をかけないのなら、自分の好きにすればいい。そんなふうに、みんなもっと自由でいいのにな。
0投稿日: 2026.08.29
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少数派だからこそ気になってしまうコンプレックス。その一つがハゲ。ある時みんなハゲて平等になる。まちかは薄毛に悩んでいてこの世界を気に入っていた。しかし、髪が再び生えるとハゲに悩んでいたはずが地毛を隠して生活する。少数派であることが人の目を気にする原因でハゲであることが原因なのではない。矛盾してるようでそういうものなのかなと思う。
2投稿日: 2026.08.14
powered by ブクログオーディブルで読了。ちょうど別に読んでいた『白い闇』を彷彿とさせるような感染の方法で面白かった。みんなハゲた世界。意外とない設定と視点者の言動が良かった
0投稿日: 2026.08.08
powered by ブクログ星3.2くらいかな。皆がハゲになる世界線って考えたこともなかった視点でこの世界線が自分の周りで起きたらどうだろうって考えてしまって楽しかった。 最初短編っぽくいろんな人の話が出てくるので、どういう話かイメージつかなかったけれどだんだん主人公が明確になってきて、最後は最初に出てきた人が全員再登場してまとまった話だった。 設定が面白かったので、印象的なお話だったけど、文体が好きとか求心力がすごくて夢中で読んでしまうってほど魅力的ではなかったかな? でもほんとに、髪って顔の半分みたいに思ってるのでその半分の情報が消えたら美醜の価値観も変わるしハゲで悩む人はいなくなるしある意味とてもイーブンなのかな?どんな世界でも少数派はいじめられる。ハゲてない差別は禿げてない。つまりみんなより持ってる側なので自尊心が傷つかないのかな。それは美人が妬まれるような感じなのかな。若くして病気以外でハゲてる人って女性では珍しいので、ハゲとはどんなものなのか考えたことなかったけどどういう扱いされるのかどんな気持ちなのか色々考えさせられた。 「まゆ毛が少ない主人公の派手になるためでも美しくなるためでもない。みんなにはあって自分にはないまゆ毛普通になるためのないものを足すための化粧の何がだめだったんだろう」っていう一文が好きだった。
0投稿日: 2026.08.04
powered by ブクログ世界中の皆がハゲるという大胆な設定ながら、見た目への価値観や他人の視線、人との距離感を鋭く描いた作品だった。 「みんな同じ」になれば悩みは消えるわけではなく、新たな優劣や不安が生まれるという皮肉が印象的。 読み終えた後も、自分は何を基準に人を見ているのかを考えさせられる、静かな衝撃の残る一冊だった。
15投稿日: 2026.07.31
powered by ブクログみんな平等に禿げる。 この発想を得て、他の作家ならどんな物語を紡げるだろうかと少し思った。 丁度健診で乳癌と疑い再検査を予定していて、私も抗がん剤で髪が抜けたりしたらこのお話をどんな気持ちで読むのかな?と想像した。 髪もそうだが、今の季節で言うと「汗」もみんな平等なら気にならないかな〜。 滝汗とか、自分でどうにもならない事をあたかも障害のように言われる風潮。 他人の目を気にせず居られたらどんなに楽だろう。
5投稿日: 2026.07.31
powered by ブクログ生きていると「もう終わりだ」と感じる瞬間は何度もある。それでも実際には翌日を迎え、日常は続いていく。 苦しみは消えるものではなく、抱えたまま生きていかなければならない。そのためには、自分なりのはけ口や苦しみとの付き合い方を見つけて乗りこなす必要があると言った占い師の言葉が、とても腑に落ちた。
2投稿日: 2026.07.20
powered by ブクログ純文学読みたいなら高瀬隼子と教えてもらい、みんなが急にはげてしまうという突拍子もない設定が気になって読ませていただきました。 髪の毛があるのが普通で、はげていると恥ずかしいという世の中がみんなが剥げてしまうことで価値観が一変すると思いきや、みんながはげたらはげたで、その中でも剥げない人や髪の毛が生えてくるひとが逆に生きにくくなるという日本人特有の大衆性を皮肉った内容でかなり面白かったです。
1投稿日: 2026.07.13
powered by ブクログみんなが禿げていく世界になった、少し変わった物語。 主人公の、複雑な心情がとてもリアルで、人間関係の脆さだったり危うさを感じられた。 高瀬さんの作品としては珍しく歪なイヤ~な感じはしないけど、 ハッピー!というわけでもなくなんとなく重い読み心地。 髪の有無で人間関係が揺らぐ。 髪に関わらず、「こんなものが関係性を揺らがせるとは」という感じ、分かるな~と思った。
1投稿日: 2026.07.07
powered by ブクログようやく見たかった本を読めて嬉しい。なのに読み終わりたくなくてジリジリと読み終えた。100分没頭というシリーズなのに 確かに何故かハゲは弄ってもいいと言う風潮がある。というか人間は何がなんでも他人を弄りたくて仕方ないのかもしれない。いかにバカバカしいと思えるかでその輪から抜け出せる
1投稿日: 2026.06.23
powered by ブクログみんながハゲた世界で、インフルエンサーたちが「髪がない自分も愛そう」みたいなことを言うの分かりすぎる。 ハゲじゃなくても、今後なにがマイノリティになるかわからないけど、こんな感じの世界になるんだろうなと思った。
0投稿日: 2026.06.18
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
多数派と少数派が逆転した世界の数十年を描いた話。 「はげ」が当たり前になるとこうなるのかと目から鱗。 どんな事象でも例外=少数派が存在していて居心地の悪さを感じていたり少数派とばれないように気を使っていたりしているいうことを改めて認識させられた。
0投稿日: 2026.06.09
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
こんなユーモラスなテーマでこんなに人間の感情をシリアスかつリアルに描けるんだと思った。でも、ユーモラスとか言ってるのもまだ禿げていなくて、当事者意識がないからなのかも。もし、自分が薄くなるとかではなく、一般的な「ハゲ」の状態になったら果たしてどうなるか。ユーモラスと言えるのだろうか。「倫理観」でいろいろな言論統制がされてきているこの時代、禿げいじりだけがそのタブーから取り残されている。いっそ、この作品の世界みたいにみんなで禿げてみる?でも、そうなった世界でもまだ分かり合えず、歪み合い、新たなコンプレックスがすれ違う。そんな人間のリアルが描かれている。凄い好きです。
0投稿日: 2026.05.31
powered by ブクログ設定がすごく面白そうなのだけど、ストーリーが読んでいて何を感じたら良いのかよく分からない複雑な感じだった。 著者のおいしいごはんが食べられますようにも同じように分かりやすい話ではなかったので、僕には難しいのかもしれない。
0投稿日: 2026.05.03
powered by ブクログ原因不明の感染症で多くのおとな男女は髪が抜けてハゲになってしまっている世界で起こるちょっと怖い物語。ここでは髪のある方がひけめを感じて生きている。
1投稿日: 2026.04.05
powered by ブクログ世の中の人が皆はげてしまった世界の話。主人公と琢磨くん、髪が生えている側の思い悩む心持ちが丁寧に描かれている。友人との付き合い方とか、世間の目線とか、じっとりした重く暗い人間関係を描くのが本当に上手な作家さんだと思います。主人公が最後吹っ切れたのは良かった。
0投稿日: 2026.03.05
powered by ブクログハゲが原因不明の感染症となり広まって、髪の毛がある人がマイノリティになった世界。 みんながハゲて平等になったのに、地毛が再生して生えてきてしまい、人間関係が危うくなる。 見た目のコンプレックスが題材で、男女ともにハゲるのが斬新だった。 多数派による価値観で優劣が決まり、みんな他人と比較して生きている。同等にハゲになっても、価値観や感じ方は人それぞれだから、無自覚に他者を傷つけてしまうこともある。人間関係は難しい。 冊子のような変わった本で、サクッと読める長さだけど、後からじわじわくる話。 ハゲ、ハゲ…と、多いと見開きで10回以上出てくるので、髪のコンプレックスがある人には薦めにくい。  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ●心に残った言葉 "みんな、自分を傷つけた者とどうやって折り合いをつけているのだろうか。" "ばかばかしいこと抜きでどうやって人と関係を結んでいくのか。"
26投稿日: 2026.02.24
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
今回はハゲが題材。 凄いな高瀬さん 着目するところが本当に面白いし、どう話が纏まっていくのかも想像できないし、読み終わった後もいっぱい考えないといけない文章を書く方だなと思う。 人は自分よりも秀でて才能や環境が恵まれている人より環境が似た人ここでは、少し見下せる所がある人と付き合いがある。そして人を見下しながら安心し生きている。 最低だけど、わかるかもしれない。 もちろんいっぱい良いところを知っていて、好きなのは大前提として、完璧な人とは関係を築かないかもなとこれを読んでて思った。 そうじゃないと自分を保てないのかな。 自分にコンプレックスがあるからこそ人に優劣をつけて劣部分がある事に安心してるのかなと思うとちょっとしんどい。
1投稿日: 2026.02.19
powered by ブクログ高瀬さん初読みでした! ハゲの話。 けど…世の中の人みんながハゲたら、逆に髪の毛がある自分が恥ずかしい。いかに、少数派が生きづらい世の中なのかって話。 作中にハゲハゲ出てきて、ふと笑いが込み上げてきてしまいます。しかし、少数派のしんどさなどがリアルに描かれていて、しんどさがこちらに伝わってきてしまうほどでした。
10投稿日: 2026.02.15
powered by ブクログ謎の感染症により、大人が全員ハゲになる世界を描いた物語。外見のコンプレックスや、周囲との関係の微妙なバランスがテーマになっている作品だった。 高瀬隼子さんの作品は『おいしいごはんが食べられますように』、『水たまりで息をする』に続いて読んだが、今回も終わり方には少し物足りなさを感じた。余韻を残すタイプの作風は好みが分かれそう。 ただ、「もし全員同じ外見になったら、自分はどう感じるだろう?」と考えさせられる設定は印象的。人は結局、違うところを見つけて比較してしまうのかもしれない、と少し怖くもなった。
1投稿日: 2026.02.11
powered by ブクログ状況が逆転した世界でも結局変わらない自意識。 マイノリティが浴びる悪意のない周りの目による生きづらさの話でもあるのかなと思った。 希春がこれからどういう気持ちの変化や決断をするのかも気になった。
0投稿日: 2025.12.21
powered by ブクログ人々がみんなハゲていくという斬新なお話しだったけど、もしかしたらこういう未来もないとは言い切れないんじゃないかってくらいリアルな世界観だった。単純だけど、結局は多数派でないと人は安心して生活できないし、少数派な自分になってしまうと他人の視線が気になってしまうものだと思った。友達だけど、些細なきっかけで疎遠になりそうな、心の深くでは繋がってないテラが微妙に好きになれなかった。こういう距離感の友達の描き方が秀逸だった。
23投稿日: 2025.12.16
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
高瀬隼子さんの作品3作目。 世界のみんながはげになる。 考えたこともない世界線。 でもきっかけが感染症。 コロナも誰も予測していなかった感染者。 世界が変わった。 髪があるのが普通。 髪がないのが普通。 どちらでも差別や劣等感はその世界によってある。 はげている人を当たり前に笑っていい そんな世の中間違ってる。 今でもメディアでは心無い“はげ”が笑われてる。 お笑いは好きだけど今後、はげいじりを見て 私が笑うことはないだろう。
1投稿日: 2025.12.10
powered by ブクログ世界中の人がはげてしまう世界の話。 もっとコメディ調のものかと思っていたが、 価値観がひっくり返るとどうなるか?という本だったように思う。
1投稿日: 2025.10.31
powered by ブクログほとんどの人の髪の毛がはげる世界のお話でした。これもまあ、なかなか斬新な世界観でビックリしました。読んでみたら主人公はもともとハゲだったけれどみんながはげる世界になり自分も禿げて安心していたらなんとまた髪の毛が生えてきた! 私も他の人となんとなく違うと恥ずかしくなったり嫌だと感じでしまうこともあるけどそれはそれで個性だから隠したりするのとか恥ずかしいと思うことは少し違うのかなと思えた。
72投稿日: 2025.10.14
powered by ブクログ初めて読む 高瀬準子氏の作品である。 初めから、頭髪についての悩みからである。 バサッと、髪が抜け落ちる。 私も、薬の副作用で、櫛一杯に絡む 自分の髪の毛に、驚いた! そんな訳で、出だしを見て、図書館から借りて来た。 しかし、予想に反して、もう一つだった。 多数の人から見て、少数派は、異常に見られる事の 不合理さを 感じてしまった。 今は、若い人達は、ファッションにしても自由である。 街中でも、水着と思われるような ヘソ出し、半ケツのショートパンツの服装! それなのに、この暑い夏の季節に、上げ底のブーツに、ニット帽! 服装であれ、自分の好きな格好だけで無く、多数派を求めている。 個性とは、……何なんだろう?と、思いながら、本を閉じた!
0投稿日: 2025.09.08
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
みんな剥げたけど自分は髪が生えてきて、それを友達には言えないでいる… もう少しその後の展開があればよかったけどなんかモヤッと。
1投稿日: 2025.09.05
powered by ブクログ突然起こった原因不明の感染症は、いつしか中高生以下を除く全ての人がはげる平等な世界に変えた。 元々薄毛を気にしていた真智加という女性が主人公で、その友人のテラとの関係性を描いた作品です。 友人でありながら、どこか真智加の薄毛をかわいそうなものとして見ているテラの描写にザワザワしたものを感じました。 真智加が全ての人がはげた世界の中で、変化が及んだときに、少しの優越感を感じながらテラに対してマウントをとることなく、周囲を気にしてしまう心境も微妙にわかる気がする。 みんな平等になったとしても、外見のコンプレックスは消えるものではない…そんなことを痛感した作品でした。
13投稿日: 2025.08.17
powered by ブクログ【ハゲだけでいいんだ、じゃないと平等じゃない】 中高生上は髪の毛が抜け落ちハゲが標準となった世界を舞台に、繰り広げられる人間模様と複雑な心理描写を描いた作品。外見コンプレックスへの葛藤、怪しい民間療法に傾倒していく心理、自分だけが髪が生えてきてしまうことに対する優越感とどこか釈然としない気持ちがひしひしと読み手に伝わってくる。結局、どんな世界になろうと「みんなと同じが安心」が大前提としてあり、差別や偏見はなくならないんだなぁ。高瀬さんは相変わらず主人公でも脇役でも女性の嫌な部分を描くのが上手だと思う。
29投稿日: 2025.07.31
powered by ブクログなんとも言えない気持ちになりました笑 斬新な設定だなーと思って読み進め... 今まで少数派だった人が当たり前になっていく世界。 人間って結局 多いものに 流されていくよなーと思って読みました。
4投稿日: 2025.07.15
powered by ブクログ理由なくみんなが禿げていく。ハゲが圧倒的多数を占め、髪の毛があることが逆に変だとされる世界。そんな世界になるとこれまで当たり前に身の回りにあったものが必要とされなくなり、新たに必要とされるものが出てくる。そんな発見もあったし、逆に怖いとも思った。
1投稿日: 2025.07.12
powered by ブクログ高瀬さん作品1冊目。みんながハゲるという設定が絶妙で面白かった。 みんながハゲたらハゲたで、髪が生えている人のことを非難したがる。 差別って結局相対的なものなんだろうなぁと思いながら読み進めていた。
1投稿日: 2025.06.19
powered by ブクログはげが当たり前の時代。斬新な設定。いつもイジワルな設定の高瀬ワールド。今回はこの設定自体がとてもイジワル。しかしまぁ、作中に子を抱けはげという文字の多さはギネス級だね。
22投稿日: 2025.06.15
powered by ブクログ面白かった。 薄毛で悩んでいたら、国全体でハゲが広がっていってしまう話。その後、再び髪の毛が生えてきて、髪の毛のあるないで本当のことを言えずに友情関係を不安定なものにしていってしまった。最後にテラの元彼が登場して不平等だと言われてしまったけど、テラは分かってくれるのではないかなと思いました!表現の仕方とか現実では有り得ないハゲによる影響の言い回しが面白く何度か笑いました。
4投稿日: 2025.06.14
powered by ブクログ突然日本中ではげる。 もんのすごく面白いです。高瀬隼子さんていつも意地の悪い話を書くなあと思っていますがこれは突出して意地が悪い。いくらコンプラだなんだ言ってもどうしようもない「はげ」をネタに、同調圧力とか捨てきれない未練とか世間への不満なんかの、人間がどうしても持ってしまう薄汚いがやめられない感情がすれすれに見え隠れしていく感じ。ほんと、意地悪に人間の内面を出すのが上手な人だなと感心しちゃいました。
4投稿日: 2025.05.18
powered by ブクログう~ん……? 設定もテーマも、めちゃくちゃおもしろい! のに、 どうにも読みづらかった。なぜだろう? 突然、思春期以上の人間の毛がまるっと抜ける疾患? が流行った世界のお話し。 まずは、時系列がなんの説明もなく、わりと飛ぶところに、ついていきにくさを感じた。 あとから整理すると、 1ハゲ化が出現し始めた時期 2過渡期 3ハゲが定着した時代 に分かれて書かれている、と分かるのだけれど、時の経過が分かりにくかったので、人間関係のつながりも(主人公が成長してたとか)つかみづらかった。 もう一点、気になったのは、主人公が2人も必要だったかなあ? ということ。 すでに大人の女性 と、幼稚園から高校生になった男子 が主人公なのだけれど、たとえば2の時期に被害を受けた男の子がもう一人の主人公なのだということが、かなり後半まで分かりにくい。いきなり男子高校生の独白が始まり、「この子誰?」となる。 物語の大半は、オトナ女子の主人公の複雑なコンプレックスとともに展開する。 主人公、この人だけでよかったんじゃ? と思った。 この世界観が巧い点は、 ○コンプレックスを真正面から扱っているところは、たしかに純文学っぽい、 が、しかし、 ○ハゲは身体的要素であり、個人の努力や資質でどうにかできる問題ではないのに、なぜかハゲだけはイジってもいい雰囲気がある という特性を最大限生かしているところだと思う。 同じ髪の毛の有無でも、この時代になる前は、ハゲはからかわれるポイントだった。 が、世界中全員がハゲれば、今度はウイッグのセンス、オシャレな頭皮タトゥーが競い合われ、やっぱり毛についての悩みは減らない。 ここで感心したのは、そうはいっても、実はみんな、正直、毛があるほうがいい、と思っていること。だから、再度毛が生えてきた人を警戒し、探り合う(笑) 毛髪が再度生えてきた主人公は、友人にもいえなくて悩む、が、内心では「自分の方が上」と思って、ハゲていたときほどマイナスの感情が浮かばない。 結局のところ、この物語は、 コンプレックスとの葛藤と、 そもそも動物しての身体的上下ってあるよね、という生理的判断との せめぎあいを描いているのだと、わたしは思った。 それなら、それだけ押しで物語ってもよかったのではないかなあ……。 せっかく「100min.NOVELLA」という魅力的なレーベルなのに、ほかの作品の1.5倍くらいのボリュームで、高瀬準子さんはページ数が足りなかったのかなあ、と、もったいない気持ちになった。
9投稿日: 2025.05.17
powered by ブクログ髪も悪意も配慮もない世界。 あるのは自意識。 ・ばかばかしいこと抜きにどうやって人と関係を結んでいくのか、その方法もわからない。
0投稿日: 2025.05.06
powered by ブクログ「個性」や「多様性」が叫ばれる今日この頃。 もし社会の前提がひっくり返っても、結局人間は自分と違う人間を区別したり差別したり下に見たりしてしまうものなんかなぁ。 人類みんなハゲになってしまうというちょっとコミカルな話かと思いきや、やっぱり高瀬ワールドで面白かった。 っていうかハゲ=コミカルっていう感覚こそ私の中にある差別感情だよなぁ...
16投稿日: 2025.05.05
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
人間社会はどんな状況にあろうと、マイノリティに厳しく当たる想像力がない悲しい動物なのかもしれない。またそれに対して少しでも秀でていることを探して相手を下げたり、心の中で優越感に浸る…それも人間の姿なのである。選ぶ側、選ばれる側のパワーバランスはいつの時代、どんな状況であっても変わらず存在にする。「ホラー的な人怖」で済ませられないほど世間に蔓延している物語なのだと感じた。どんな立場であってもその立場なりの悩みは必ずあると思うし、立場が違う者同士がわかりあうことはやはり難しい。だからと言って腫れ物に触るような接し方をしていないとしても、コンプレックスを持つ側の捉え方やその後の感情までもを理解できるわけではないところが考えさせられる。社会に対して考えが深まる作品だった。 世の中で言ういわゆるマイノリティが逆転した世界を想像したことがなかったが、マイノリティがあればマジョリティも必ずあるわけなのでこんな世界があったとしてもまあそんなものなのかもしれないと感じた。 自分にとっての「ハゲ」は、「学歴」?なのかな〜〜
1投稿日: 2025.05.04
powered by ブクログみんな平等、みんながはげることが普通の世界、という斬新な設定。高瀬さんは新しい恋愛に続いて2作目だけど、今回はぶっとんだ設定ですごい。でも内容はそこまでぶっ飛んでなくて、物足りなかったかな
1投稿日: 2025.04.27
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
刺さらない。 設定は斬新だが、私には刺さらなかった。 同じ作者のイヌの形をしたものも刺さらなかったし、私の好みじゃないのかも。
0投稿日: 2025.04.22
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
おとなになると髪がなくなってしまう現象が発生〜定着した、いつかの日本の話。 高瀬さんのお話は大好きなのに、なぜかお話の中にあんまり入れませんでした。 はじめに数人の人物が出てきて、真智加が主人公として定着しますが、最初に出てきた佐島なども後から効いてきて、なるほど〜と思いました。 髪が薄いことにコンプレックスを抱いていた真智加や佐島が、はげが当たり前な世界を望む気持ちは、なんだかすごくわかりました。 はげが定着した世界で銭湯が流行るのも、なんとなく納得で、著者の想像力…!と思いました。 髪が生えてきた真智加が、なりふり構わず湯に潜った後どうしたのか…気になる終わり方がよかったです。
0投稿日: 2025.04.19
powered by ブクログ大人になると皆んなハゲてしまう世界。男女関係なく世界中で皆んなハゲる。その世界で一度ハゲた真智加は、突然髪が生え始める。それを隠してウィッグで生活する。他にも子供の頃にハゲた人に突然髪を切られてしまった琢磨は、それをネタに揶揄われる。 予想していたより普通の小説で拍子抜けした。もう少しぶっ飛んでると面白いのに。
1投稿日: 2025.04.13
powered by ブクログ初めて読む作家さんでしたが、ファーストインパクトはこの作家はヤバいでした。 好き勝手にシーン飛ばされて今どこにいるのか把握するのに時間かかるし、人物や空間把握できてもゾワーっとした気分が続いて落ち着かない。 ハゲが伝染したアフターハゲの世界感は異次元でした。 居酒屋の中にいる占い師も妙な設定だし、ハゲハラスメントに逆コンプレックスを感じさせられました。 私の山友に男好きがいるのですが、惚れ易く飽き性な性格なんです。山では大抵の人が帽子被っているので年より若く見えるのですが、下山して帽子とった姿をみてしまうと薄かったり、ハゲてたりで幻滅してしまうとか。 そんな基準で見ている彼女がもしも自分がハゲたら激変して懺悔したくなりますよね。果たして受け入れることができるのか、その状況が日常に変化したとき順応できるのか生物の進化の過程をみるようです。 波打つような読者の反応をもて遊びながら淡々と窺ってるサディスティクな感じにゾーとしてしまいました。 きっとエゴサーチしながらニマニマしてるに違いない。 主人公の彼女は生まれながらのコンプレックス体質でどんな世界でも棲づらそうでした。 でも、順応することを選べない人も、保険としてある程度必要なんだと思います。
94投稿日: 2025.03.13
powered by ブクログみんな平等がいい‥‥って私も10代の頃、強く思っていたなぁ。みんなが同じならコンプレックスに悩むこともないのにと。 本書は、原因は不明だけれど世界中の人たちがどんどんはげていく、といったお話。一見ものすごいコメディのように感じるけれど、ぜんぜん笑えないお話でした。 この物語には、みんながはげていく世界よりも前から薄毛に悩んでいた人と、薄毛の人に軽口を叩いていた人が登場します。そんな人たちがある日突然平等にはげたとしたら?当然、受け止め方は同じではないはずです。 コンプレックスを持った人にしてみれば、悪意を持ったからかいも、無意識の言葉も同じように傷付く。無意識の言葉にも反応してしまう自分を持て余したりもする。 ”こんなふうにしんどいのはばかばかしい。ばかばかしいけど、ばかばかしいこと抜きでどうやって人と関係を結んでいくのか、その方法も分からない。” まさしく!と思いました。 他人とどう付き合っていくのかも、自分のコンプレックスとどう向き合っていくのかも本当に難しい。
103投稿日: 2025.02.26
powered by ブクログどこかに深く共感できた、とかは無かったけど、確かに髪の毛とは何だろう…という気持ちにはなった。いや、髪の毛というのは単なるメタファーで…とも思うが、読解力がなくてそこまで深く読み込めていない。
5投稿日: 2025.02.24
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
わたしは髪の量が多いほうで、しっかりしてて、だから逆に扱いにくくて。やわらかくてサラサラで女性らしい髪の毛の人や、アレンジが上手な人たちがとっても羨ましかった。 髪の毛のなくなってしまった人には申し訳ないけど、つるつるにハゲて色んなウィッグでオシャレを楽しみたいし、髪の毛を洗わなくていい生活になりたい。 でも夫の頭が後退していくことには抵抗がある。お願いはげないでと、思っている。 はげることが当たり前になりつつもはげていることへの抵抗心や安心感が交差する生活は、気にせずみんなが必ずはげてしまえば楽なのだろうけど、自分が例外になったり身近な誰かが例外になったときに神経をすり減らしながら崩れていくのだろう。 これって今の生活とただ逆?なだけなのに、なぜかすごく無関係な気持ちもするし、今の生活にとても投影できるような気持ちにもなるので高瀬作品はやめられないなと思う
2投稿日: 2025.02.19
powered by ブクログ昔、ハゲに悪い人はいないと言われたことを思い出す こうなるとハゲていないことを公にしている人に悪い人はいないということになるのか?
0投稿日: 2025.02.14
powered by ブクログ登場人物一人一人の心情や性格があまり深掘りされないので、なんかスッキリしないまま話が終わる。 設定はおもしろい。
0投稿日: 2025.02.13
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
はげに悩む人が、育毛の施設を訪れた。担当者は、優しく応対してくれていた。その時、担当者の髪が一気に抜け落ちた。急に世間の人々に髪が次々に抜け始める。髪の毛がなくなった世界はどうなるのか?SFの世界での人の心情の描写が面白い。ただ芥川賞作家らしく、何も物語は進展していかない。
0投稿日: 2025.01.30
powered by ブクログテレビ見ていると、みんなウィックをかぶっているんじゃないかと錯覚してしまう 生える、生えたまま、生えない その違いでの人間関係の心の動きが面白い (これからどうなるのだろう?というところで終わってしまった)
0投稿日: 2025.01.01
powered by ブクログずっと気になっていたけれど手にとらず、 仕事納めあとにご褒美で立ち寄った書店で 今年の思い残しがないよう購入した一冊です。 ------------------------- せっかくみんなハゲたのに ------------------------- 100分夢中で読める中編小説として刊行されているシリーズのなかの一冊です。 先日山内マリコさんの「逃亡するガール」を読んで面白かったのも、本作を手に取る後押しになりました。 突然、はげが世界中に広がった世界。 子どもは髪の毛が生えているが、 ある段階に来ると自然と抜け落ち、はげになる世界。 自分は関係ないと思っていた人が 突然はげたときの混乱や、 ずっと薄毛を気にしていた人が 生きやすいと思ったりと、 それぞれの日常を描いています。 コンプレックスは、 笑いや個性に変える、 相手を羨む、 必死に隠す、 指摘されて傷つく、 どうしたって折り合いをつけにくい。 複数の視点で物語が進むため、 状況や人物把握で 100分で読み切ることはできなかったけれど、 病院の待ち時間やお風呂の中で、 さっと読めて楽しめました。
9投稿日: 2024.12.31
powered by ブクログAudibleにて。突然起こった原因不明の感染症で、中高生以下を除く全ての人がハゲる世界になった。 設定は斬新で面白いけど、設定以外は割と地味なので中盤あたりから少し飽きてしまった。 もっとSF的にぶっ飛んだ内容だったり、高瀬さんならもっとメッセージを投げかけてくれるかと期待して読んだけど、あまり心に残るものはなかった。 学生時代にほぼ禿げてるクラスメイトがいた。 その子はすごく面白くて明るくて優しくて友達も多くて、禿げてることをネタにすることもなくて、イジる人も裏で悪口を言う人もいなくて、禿げてることなんて意識することなく友達だった。 ハゲだけじゃなくて人それぞれ何らかのコンプレックスはあって、それを気にしないようにしている人もいれば、ものすごく気にしてる人もいる。 友達のように強い気持ちを持つのはなかなか難しいと思うけど、本人の考え方次第で周りも変えることができると友達から教わった。
77投稿日: 2024.12.17
powered by ブクログ「他人からどう見えるか」「他人はどう思うか」 「自分はどう感じているか」「自分はどう思うか」 結局自分がマイノリティになろうが、マジョリティになろうが、外野は好き勝手言ったり優越感を抱いたりするわけだけど、自分が優位な立ち位置になったらなったで、不幸自慢というか、自分をあえて下げるムーブを取るのはわかってしまうな〜 高瀬さんはそういう日本の?人間のいやらしい部分を書くのが上手 だけどほか作品の方がそれをより感じるかなとは思う 真智加の”自分からは誘わないけど、誘われたら断らないようにしてる。それが私の友情の築き方”って共感してしまったな、テラとは関わるの辞めたら?って思うけど誘われるから断れなくてずるずる関係が続くんよね自分が望んでなくても笑
1投稿日: 2024.12.15
powered by ブクログ髪の毛の話。 途中から登場人物が繋がっていく。 誰もハッピーエンドじゃないのが辛い。 関係切るほどじゃないけど心の底で良く思ってない人っているよね。
1投稿日: 2024.12.05
powered by ブクログ感染症で15才以上の人が全員ハゲになるのが当たり前の話し 斬新な話題かと期待したけど 最後まで読んでないけど‥明るくなく、暗くもなく読むの途中で辞めしまった。
5投稿日: 2024.11.22
powered by ブクログたしかに……………… 皆んなハゲてたら誰が誰か分かりにくいやろなぁ 皆んなと違うって……………… どこか不安になってしまうんかなぁ
7投稿日: 2024.10.08
powered by ブクログ大人がみんなはげてしまう話。 これだけ聞くと『世にも奇妙な物語』のシュールでコミカルなやつ…と思うけど、全然違う。 マイノリティがマジョリティになれば、それが世の中のスタンダード。 人間のドロドロっていうのかな、表面的には見えないけどこういう気持ちあるよね〜っていうのを表現するのうまい高瀬隼子さん。 新作も読みたい。
1投稿日: 2024.10.05
powered by ブクログ私がハゲと無縁だからか終始あんまり物語に入れ込めず...。何かラストに面白い展開があるのかと思えばそういう訳でもなく。 ”薄くて“読みやすかったです。
2投稿日: 2024.10.02
powered by ブクログ大人がみんなハゲてしまったら、という構想は興味深いけど、最後まで読んだが、うーんという感じ。誰にも共感できないし。もう少し面白い展開になるのかと思ったらそうでとなく
1投稿日: 2024.09.24
powered by ブクログ唐突に全ての大人が禿げる時代がやってくる。 時代の変化で劣等感を含む疎外感が形を変えていく様子。 いつもの高瀬さんとはちょっと違う手法で、なんなら群像劇っぽい構成になってたりして、嫌な人と、嫌な気持ちとが集められる。 優越感でも割に合わない、出る杭を妬む目の怖さ。
1投稿日: 2024.09.22
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
大人がみんなはげる世界の話。 みんなに等しく嫌なことが起こる中で、はげていない人の肩身は狭い。 恵まれているのに悩んでいる。 これって、我々の世界でいうと何と同じだろう? めっちゃ美人とかイケメン? それを武器に生きている人もいるだろうけど、妬まれて悩むとかすごいありそう。 はげる彼女とはげない彼氏。 ただ髪が生えているかどうかが違うだけなのに、別れの理由にもなりえてしまうって、当たり前のように感じるけど、冷静に考えたらちょっと不思議。 ウィッグをつければ見た目は同じなのに、そこに優劣がついてしまうからなのか。 そこはやはり、髪が生えていることが当たり前の世界だからかな。 この小説のすごいところは、髪が生えている大人に対する憎しみや妬み、逆に髪が生えている本人の気にし方の描かれ方がすごくリアルなところ。 ずっと居心地悪い気持ちにさせられる。 高瀬さんの小説の好きなところです。 あと、髪を切られた少年は、一生はげないと言われた瞬間、一生髪を切られる恐怖から逃れられないことが決まったよね。 それもゾゾっときてしまった。
4投稿日: 2024.09.10
powered by ブクログ「大人が全員ハゲてしまう原因不明の奇病が突如流行する」という特殊設定。なるほど、髪の毛が無い世界というのは案外楽なのかもしれん、と暢気に読み進めていたら、そこは高瀬隼子作品、そういうわけにもいかず。面倒臭いことを一旦洗い流してしまうようなラストは爽快感。
1投稿日: 2024.09.01
powered by ブクログこの本を読んで新しく学んだのは、 状況が変わっても、 自分らしくいれること。 わたしはわたしで、 わたしらしくいるかどうかわいいは、 自分次第だということ。 ミステリー感覚で読んでいたのに、 いつの間にか自分らしさとは?と 問われるお話。
1投稿日: 2024.08.30
powered by ブクログ顔面神経麻痺のせいで目が霞み過ぎてなかなか読書できず、読みやすいかと思って久々に読んだのがこの本、、 右顔が動きづらすぎる今、なんだかとっても考えさせられた。 コンプレックスって多かれ少なかれ大体みんなあると思うけど、その部分がみんな同じだったら引け目に感じないのか、それともそれはそれで違うのか。 みんな髪が抜けるようになるなんて非現実的だけど、感情の描写がやたら現実的。 もともとコンプレックスだったものが優越感になるなら儲け物だけど、それによって人間関係など失うものもあったり。 ないものねだりだし、あるがままの方が魅力的っていうのも、建前ではそうだけど本心から思えるのか… コンプレックスって解決することは難しい問題だよなぁと思う。
116投稿日: 2024.08.22
powered by ブクログ私の曽祖父、つまりはひいおじいちゃんはね、ツルッツルのハゲでハゲ大会(どんな大会よ笑)で優勝して賞品のヤカンを貰ってきたのが自慢だったらしい。 ハゲの大会だなんておおらかな時代だったんだなぁって子ども達に話しながら笑ったんだけどね。 この本、みんなハゲるの。 大人だけ。 原因も分からないけど、とにかくみんなハゲる。 一体なんだったんだろう。 でもハゲてしまったら頭洗う手間も乾かす手間もなくて非常にいいなぁと思ってしまう。 そんなこと思うのは私が女でハゲる心配もそれほどないからだと怒られてしまいそうだけど。 うーん、感想? なんだったんだろう笑
51投稿日: 2024.08.13
powered by ブクログこれはディストピア小説?ユーモア小説? 人類がある日、突然ハゲだして子ども、10代以外はほとんどハゲ。 温泉は陰毛以外ははだいろだらけって。 ウイッグや頭の地肌にはるタトゥーシールが大流行りで何個かウィッグその日の気分で栗色のウェイにしたり黒のショートにしたりと楽しそう。 もともと薄毛だった真智加に毛が生え始め、いつしかさらさらの髪が胸の辺りまでに伸びて、みどり湯に地毛のままで入って皆の視線が集まる恐怖。 うん、恐怖小説か? テラと真智加の友達関係はいびつであることは確か。
1投稿日: 2024.08.06
powered by ブクログ突然、世界中の人がハゲる世界に。 友人に内緒で新たに毛髪が生えてきてそれを隠す日常だったり、幼少期に髪の毛を突然切られたトラウマを持つ少年だったり・・と、新たな価値観の世界。 いや、なんだ?この話。 最初から最後までずっと。ぽかーんとした感じで読み終わりました。楽しみどころがよくわからない。あるいは自分の感受性に問題があるのかもしれません。 みんな(ほぼ)平等にハゲるのであればこんな悩みあるのかな?いいじゃんハゲのまんまで。と思ってしまった。実際に作中でそうやって生きている人もいるわけだし。アングラな移植だとか刺青とかに走るのがちょっとわからない。
1投稿日: 2024.07.30
powered by ブクログ突然起こった感染症でほぼ全員の髪が抜け落ちた__設定インパクトありすぎ!髪型という個性を失った姿を肉と表現していたのは印象的でした。どんな世界であっても偏見や差別はなくならないのかなぁ〜。全員ハゲたら"平等"...には違和感を感じた。
2投稿日: 2024.07.22
powered by ブクログみんなはげる世界という設定がおもしろい。 ある日突然髪が全部なくなってしまう時の様子や心情が現実味があった。 はげるとお風呂に入りやすいというのが納得で1番好き。
1投稿日: 2024.07.20
powered by ブクログみんな同じがいい。みんな同じが安心。多様性だのなんだの声高に言ったところで根っこではマイノリティだと不安になってしまうんだな。などと虚しい感想が心に浮かんだ。禿げが感染する異常事態により、大人は原則全員禿げた。みんなで禿げれば怖くない。禿げてて当たり前。そんな世界にすっかり馴染んだ主人公だが、ある日自分の頭に変化が...。設定は面白いがストーリーは何とも言えず。主人公と友人の一見仲良しだがチクリ!と刺すような棘が思いのほか深い。なんにせよ人のコンプレックスを突いてはいけない、ということを改めて痛感した。
1投稿日: 2024.07.19
powered by ブクログありのままでいることが出来ない側の人たちを描くのが高瀬さんは上手い。 みんなとは違う事にモヤモヤを感じる真智加や琢磨のような人たちは、エンタメ小説では主人公にはならないかもしれない。 けれどこの小説では、二人の微妙な思いと 自分が得られないものへの嫉妬をする人たちの描かれ方が素晴らしかった。
1投稿日: 2024.07.17
powered by ブクログ2024.7.11市立図書館 なにかのきっかけ(書評などに登場した)で読みたいと思って予約を入れた。 文庫より一回り大きくハンディな「100 min. NOVELLA 」という中編小説のレーベルらしく、実際に電車で移動しながら2時間ぐらいで読めた。 原因不明の感染症か何かで、おとなになるまでにみんながはげてしまうようになった世界の物語。自分の髪を急に失って心身に異常をきたす人がいれば、はげや薄毛のコンプレックスを持つマイノリティだった人たちがマジョリティに埋もれて生きやすくなったり、髪の毛のあるこども時代の終わり方にも変化があらわれたり、変化に乗り切れずに苦しむ人もいれば社会の変化に便乗して生きる人もいたり…といった混乱が群像劇として描き出されていておもしろかった。 急な変化にぱっと順応する人もいれば時間をかけて慣れていく人もいる。少数派だった人が多数派になっても、長年のコンプレックスが解消されたはずでも、ある種のもやもやは根強く残るものだし、あらたなもやもやの種もあちこちにある。実際にコロナ禍のマスクへの対応なんかにもこういう悲喜劇はあったなあと重ねながら読んだ。
4投稿日: 2024.07.11
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
みんながはげる世界になって、人々のコンプレックスが逆転するとは… コンプレックスって、何であったとしても「周りと違うこと」が原因なんだろうなと思った。 真智加ちゃんには周りの目を気にせずに、ほんものの髪が生えているというコンプレックスを抱かず、堂々と生きていってほしい
1投稿日: 2024.07.07
powered by ブクログ設定が斬新でテレビ番組「世にも奇妙な物語」のようだった。そういう不思議な話が好きな私には刺さる作品だった。最初はB級ホラーみたいな展開だけれどその後のお話はシリアス。色んな人物の話が繋がるのが面白かった。
1投稿日: 2024.06.30
powered by ブクログ読んだ。 あれこれ書いたが、どうにもファンの方に申し訳ないので消した。ただ、自分には合わなかった、と自分用のメモとして残しておく。 ★3とし茶を濁す。
1投稿日: 2024.06.29
powered by ブクログ視点が斬新すぎる。 みんな禿げた世界を通してマイノリティの生きにくさや人間関係のモヤモヤを炙り出していくのは相変わらずさすがです...。
1投稿日: 2024.06.12
powered by ブクログ原因不明だがある日大人がみんなハゲるようになってしまった世界。元々薄毛だった真智加は大人になってハゲた。だがそこは大人になればみんなハゲるのだ。みんな平等にハゲ、ウィッグでおしゃれをしたり、頭にタトゥーを入れてそれぞれハゲに馴染んでいる。真智加もやっと薄毛を気にしなくてよくなった。なのに突然髪が生えてきた。ところがせっかく生えた地毛なのに外では地毛と言えない。人の目が無ければ自分の髪を触って幸福感に浸れるのに。この世界で髪が生えた真智加は幸せなのか?…なんとも難しい…
1投稿日: 2024.06.11
powered by ブクログ例えば「老い」の中でも、シワができるとか老眼になるとかだと、全員に訪れるからそれほど恐れないけど、ハゲるに関しては、明らかにハゲる人とハゲない人といるから、そこに劣等感や優越感が生まれる。全員がハゲる世界、いいかも。 ハゲる感染症が流行るという設定が面白いので、奥田英朗さんとか森見登美彦さん、吉川トリコさんみたいな作家さんが書いたらまた別の面白い話になりそう
1投稿日: 2024.06.10
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
まちか中心のストーリー たくまストーリーの終わりは消化不良 佐島や亜角の主観パートは冒頭ちょっとだけ これいる?
1投稿日: 2024.06.08
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
みんなハゲるとなってても、必死に抗う人はいるのか… アンチエイジングに躍起になる人がいるんだから、いてもおかしくないのかー、と自分自身で納得。 みんなと一緒が正である日本だと主人公のような苦しみになるけど、もっと個性的であることが正の国ではどうなるのかな?などと本編とは関係ないことを考えたりした。
1投稿日: 2024.06.01
powered by ブクログ期待していたよりは、すごく面白いわけではなかった。終始、苦しい雰囲気の話。 普段髪があることにそこまで意識していなかったけれど、髪があるとないとではここまで世界が変わるのかと思った。
9投稿日: 2024.05.18
powered by ブクログどんどんみんながハゲてゆく…という不思議な世界はどうですか? 「いやいや、あり得ない…!」と思いつつ 「ああ、たしかに周りがハゲているとそういう気持ちになるよね。」っていつの間にかその設定を受け入れて読んでいる自分がいました。 みんながハゲていく世界という不思議な設定を除いては、大きな問題は起こらず穏やかに進むストーリー(^^) だけどその中で色んな視点で物事を考えさせてくれる本でした。
62投稿日: 2024.05.05
powered by ブクログ頑張って最後まで読んだけど、退屈だった。 もっと広げたり深めたりして楽しませてほしかったけど、そういう話を書く作者ではないか。
2投稿日: 2024.05.02
powered by ブクログ子供の時には伸びている髪が、早ければ中学生で脱毛してしまう。何かの感染らしいが、原因は明らかにはならず、再び髪が伸びてくることもなく、世の中じゅうが脱毛する世界ができあがってしまう。その世界では今度は脱毛しないことの方が異端となり、髪があることを隠すと言う拗れた事態が生じる。髪の有無は自分だけならどうでもいいことで、第三者の目があって初めて問題となってくる。真智加が他人の目を気にして、気を回しているうちに迷走し、ついには暴走する姿が、これまでの高瀬作品を彷彿とさせて思わずニヤリ。 ハゲることがメインテーマ(?)なのにどんどんシビアになる。さすがの高瀬作品だった。
5投稿日: 2024.04.21
powered by ブクログおもしろかったー!! 髪が薄いコト、ハゲになるコト、ハゲているコト、ハゲじゃなくなるコトを、こんな真剣に真面目に考える!!ハゲになるコトで芽生える悩ましさ!!コロナ禍でもそうだったケド、普通と思っていた生活がかわるコトで、どの立場でもそれぞれ色々悩み考えるんだなぁ。 高瀬さんの文章がすごく好きだなぁ、と改めて思った。
9投稿日: 2024.04.21
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
髪の薄さやハゲの悩みがみんながハゲることで平等になる。ところが髪が生えてきたりハゲない人の生きにくさが問題になってとユニークな展開。分かりやすいハゲでの問題提起だが、人類は偏見と差別と優越感に満ちている。友情も恋愛も大変である。
4投稿日: 2024.04.18
powered by ブクログ24/04/13読了 かわいい装丁と裏腹の、落ち着かないきもちになる物語。頭髪の大事さとマジョリティの楽さと、失ったものへの執着など。
3投稿日: 2024.04.13
powered by ブクログ読書系YouTuberが勧めていた小説。作者を調べたら「おいしいごはんが食べられますように」を書いた人ではないか…!と即読むことに。 自分自身は今すぐハゲそうな気配の頭皮ではないのですが、身近にハゲている人がいるもので、エスカレーターに乗る位置の話題が出たとき「そんなことを考えているのか…」と目からウロコでした。まあ、確かに私自身が旋毛が好きなもんで連れの旋毛が見える位置のときは見てるわと思いましたが笑 ハゲたら自分はどうするか、どうなるかと考えるよりもハゲた人ばかりの世界で起こりうることを読んで、社会の与える影響の凄まじさを改めて思い知らされました。 ハゲハラスメント、頭髪いじめ等々ありましたが、これもし髪の毛が生える人を信仰する宗教が出てきたらもっとすんごい社会になりそうだなと思いました。真智加みたいな髪が生えてくる人や琢磨みたいなハゲない人の存在が知られると、人体実験や頭皮を狙う人が現れないとも限らない…けどそれはもしかしたら小説のなかで書かれなかっただけで、「To Be Continued…」として紡がれるのかな、と。最後がもう少し続きを読みたいなというところで終わってしまったので、そうゆう意味では物足りないというか、消化不良感が否めないと感じました。ただ、「おいしいごはんが食べられますように」もすべてを語らない感じの終わり方だったので、もしかしたらそうゆう作風なんでしょうか…?まだ2作品しか読んでいないにわかなので、もう少し違う小説も読んでみようと思います。 とにかく、髪の毛は大事だということ、この世界が始まる前に毛量がどんなものだったかで人の感じ方は違うということ、他のレビューで見た少数派が結局生きづらいということに「確かに!」となりました。 暗黙の了解みたいにされている、普段は口に出さないけどそれ考えている人、多分いるよねという雰囲気を取り上げて小説に落とし込んでいるような気がするので、この作者さんの着眼点は結構好きです。
4投稿日: 2024.04.10
powered by ブクログスキンヘッドが主流の世界など、想像したことがない。最初から髪がないのではなく青年期から脱け落ちるのだから尋常ではない。髪がない状態がマイノリティとなると、ありのままをさらす人もいれば、様々なウィッグを使用する人もおり、それが世の常となる。一方で、真智加や琢磨のように髪が脱け落ちない人は、周囲の視線や思いを気にしなければならない。 たかだか頭髪の有無で、こんなに左右されるものなのだとユーモアとして受け止めつつ、この世界に身を置くとしたら、どちらの立場になったとしても今のままではいられなくなるだろうと感じた。
11投稿日: 2024.04.05
powered by ブクログ高瀬隼子さん、2冊目にしてやっぱり好きだと確信しました。なんか…、刺さるのです。この「刺さり」が欲しくて読む感じ、最近の作家さんだと石田夏穂さんにも通じる。(おそらく)同性で、年代が近いからかななんて勝手に思ってます。 今作ははげのお話。ギャグ漫画みたいな設定なのに読んでみると全く笑えなくてウケる、という不可解な現象が起きている。みんなで平等にハゲれば怖くない! この「ハゲ」は他の色んな要素に置き換えられると思う。どうやっても同じにはなれない社会。人間。まず見た目が違う。たかが見た目というけれど外見の与える影響力は凄まじい。 皆違うけれど、髪が生えてきたことを隠すことも、ハゲたから大学を辞めるのも、ふさふさの髪を切ってしまったことも、片方の髪の有無で人間関係が変わることも、それぞれ少しずつ「分かる」。
3投稿日: 2024.03.30
powered by ブクログみんながはげる世界??それが普通の世界って…どんなんだろ??またしても、高瀬隼子さんの作品にヤラれました(汗)。中高生以下を除く全ての人がはげるという感染症が流行するお話です。 ホント、なんか現実になってもおかしくないほどの文章力に圧倒されてしまいました。どうやって、登場人物がつながっていくのかもまた予想だにしなかった展開がありました。それでも、やっぱり自分がはげるのはちょっとなぁ…とか、真剣に考えちゃったりもしました。 この作品、文庫本よりは大きいけれど単行本よりはコンパクトな大きさなんです。読みやすいのであっという間に読めました…が、やっぱり落ち着かない読後にさせられました。
77投稿日: 2024.03.27
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
人類がハゲになってしまう物語です。人類がハゲになる前、主人公は髪の毛が薄いことはコンプレックスに思っていたが、人類みなハゲになった世界では、主人公は逆に髪の毛が生えてきて、また逆にコンプレックスに感じてしまうというストーリーです。 コンセプトは面白かったのですが、小説となるともう少しエピソードが欲しかったかなと思い、物足りなさを感じてしまいました。 この本の作者さんの小説を読んだことがありますが、それもまた物足りなさを感じたのでそういう作風なのかもしれません。 ホラーやミステリー系がお好きな方は、物語の流れにもう一押し!と感じてしまうかなと思います。
1投稿日: 2024.03.26
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ハゲが当たり前の世界、なのに髪が生えてきた。かつて薄毛だったとき生きづらかった。今は生えてきても生きづらい。周りと違うってそんなに悪いこと?
8投稿日: 2024.03.26
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
多数派が正解になる。 はげになるのが怖いのではなくて、少数派になるのが怖いんだ。 みんなではげればこわくない。 真智加がラスト「もうええわ」といったかんじで、吹っ切れる様子が清々しかったです。
2投稿日: 2024.03.17
