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スパイダー・ゲーム
スパイダー・ゲーム
ジェフリー・ディーヴァー、イザベラ・マルドナード、池田真紀子/文藝春秋
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総合評価

12件)
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    どういう感じでの合作かわからないけど、ディーヴァーらしいどんでん返し系でなかなか面白い。 中盤の事件の構造の反転にやられたし、ミスでレクションに使われたこと自体今を映しつつぞっとしました。 3046冊 今年274冊目

    1
    投稿日: 2025.10.26
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    ジェフリーディーヴァー。殺人鬼に妹を襲われた捜査官がかつて自分が逮捕した侵害行為専門家と捜査に乗り出す。次々と事件をおこす犯人とそれを追う2人の頭脳戦が始まる。 ディーヴァー味のある追いかけっこを楽しめる一冊だがリンカーンライムシリーズとかかなりかぶってみえる。また相棒の専門家である大学教授はただの元ブラックハッカーでよかったのではと思う。聞き慣れない専門分野をだした意味があるのか今後分かるかもしれないので期待しています

    0
    投稿日: 2025.10.23
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    J.ディーヴァーの新作で共著って? と、気になっていたけど、疾走感といい一歩ずつ犯人を追い詰めていく過程といい、さすがにディーヴァー。 共著の理由なのだろうけど、犯罪のあり方がすっかりデジタルに移行し、 追う方も、追われる方も、そのスキルも全て電脳空間で処理されていく。(殺人行為自体はアナログなんだけどね) 天才ハッカーといわれる人たちのスキルの万能感は従来のミステリーでは見られない新しい景色。 何はともあれ、ストーリーはうまく纏まり読後感もスッキリです。 このコンビはシリーズものになりそう。

    7
    投稿日: 2025.10.22
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    普段はそんなことしないんですけどね 今回ばかりは「解説」から読み始めました これはほんとわいの個人的意見ですけど、やっぱり「解説」から読み始めるのは邪道だと思うんですですよ まぁ「邪道こそ我道よ」と思う方は好きにして頂ければいいんですが、なぜ「解説」は一番最後なのか?考えればすぐわかりますよね 一番最後に読んで欲しいからです エンドロールから映画見る人いますか? しかし、今回ばかりは信念を曲げて「解説」から読み始めました なぜか? いや、イザベラ・マルドナードって誰よ!なんでジェフリー・ディーヴァーと組んでるのよ?! で、結局イザベラ・マルドナードは元FBI捜査官の新進気鋭のサスペンス作家って紹介はあったけど、二人の関係性みたいなんは書いてねーし! 役に立たねーな文春文庫編集部!(# ゚Д゚) まぁ、次回作もあるようなので、徐々に明らかになっていくことでしょう はい、いよいよ本作の感想です! 竹製のがいいですよね 歯がギザギザになっててね 粗くすりおろせるの 買ってきましたよ! ってそれは「鬼おろし買った!」 『スパイダーゲーム』は鬼面白かった!

    67
    投稿日: 2025.10.21
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    国家安全保障省の捜査官カーメン・サンチェスの妹が襲われた。辛くも命に別状はなかったが、犯人は前日に男性を殺害したのと同一人物とおぼしく、事態は連続殺人の様相を呈する。犯人には蜘蛛のタトゥーがあったことから「スパイダー」と呼称されることになった。だが捜査は遅々として進まず、サンチェスは妹を守るために自ら「スパイダー」を追うことを決意、ハッキングや権利侵害事案のエキスパートであるジェイク・ヘロン教授に協力を要請する。 サンチェスが行動し、自らを名探偵ホームズにならって「諮問探偵」と称するヘロンが情報分析と推理にあたるという役割分担で、二人は着実に「スパイダー」に迫るも、第三の事件が発生。現場は南カリフォルニア全域に広がり、被害者のプロファイルもバラバラに見える。 この連続殺人をつなぐ糸は何か? 二重底、三重底の真相。カオスに見える事件のなかに秩序が見えたとき、名探偵と天才犯罪者のチェスゲームは最終局面に! ジェフリー・ディーヴァーが元法執行官のサスペンス作家イザベル・マルドナードとタッグを組んで送り出す名探偵ヘロン・シリーズ第1作。 新たなシリーズの開幕。疾走感がたまらなくいい。

    8
    投稿日: 2025.10.19
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    ジェフリー・ディーヴァーの新シリーズ、今回は捜査機関で20年以上勤めた後に作家に転身したイザベラ・マルドナードという方との合作。アメリカの国土安全保障省・犯罪捜査部の捜査官カーメン・サンチェスと、セキュリティコンサルタントのジェイク・ヘロンのコンビが、カリフォルニア州南部で発生した連続犯罪に挑む。 犯人と黒幕は序盤に明らかになり、少しずつ手がかりを得たカーメンとジェイクは、手首にタトゥーのある男を追う。 黒幕はネット空間だけでなく、ハッキングで信号機システムを操作して、実行犯の逃走を助けたり、あっという間に、実行犯を移送中の運転手の身元と家族を暴いて、事故を起こして車を止めるよう脅したり。そして、カーメンとジェイクを、偽情報やトラップで撹乱したり。本書のほとんどは火曜日から木曜日まで三日間のストーリー、なかなかのスピード感だった。

    12
    投稿日: 2025.10.13
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ジェフリー・ディーヴァーの新作だったので。 あのジェフリー・ディーヴァーが、 警察で実際に20年以上働いていた女性と共著で、 新しいシリーズを書き始めた、 とあっては興味をそそられないほうがおかしい。 国土安全保障捜査局の捜査官サンチェスは 大学生の妹を襲った、手首に蜘蛛のタトゥーをもつ男をつきとめるため、 「侵害行為」について教える大学教授であり、 セキュリティコンサルタントであるジェイクに助けを求める。 いや、四年前の借りを返してもらいに。 当然二人がタッグを組んでスパイダーを追うのだが、 いかにも、に匂わせた四年前の二人の身体的接触が、 FBI捜査官だったサンチェスがジェイクを逮捕した時のことだったのは想定内。 スパイダーが自分の衝動に悩んでいたころ、 精神科医が紹介してくれた「スペシャリスト」が殺し屋で、 スパイダーを弟子としたのも想定内。 その殺し屋が妻に殺されたのも、 秩序型の連続殺人と見せかけて、 殺し屋としての仕事だったのも驚きはなかった。 意外だったのは、サンチェスと妹の不仲の原因、 二人の父親の自殺が殺人だったらしいこと、 そうくるとは思ってなかった。 交通システムに侵入し信号機を操ることのできるハッカーも 金は失ったものの逮捕されていないので、 当然このシリーズは続くはず。

    2
    投稿日: 2025.10.04
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    ジェフリーディーバーが共著 主役は連邦捜査官といっても、国家安全保障捜査局国家安全保障部の捜査官の女性。 蜘蛛の刺青を持つ男の連続殺人事件に挑む。 裏側には巨大ネット企業の犯罪と請負殺人が潜む。 スピード感があって面白い。

    1
    投稿日: 2025.09.22
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    ジェフリー・ディーヴァー、イザベラ・マルドナード『スパイダー・ゲーム』文春文庫。 ジェフリー・ディーヴァーが元法執行官のサスペンス作家イザベル・マルドナードとタッグを組んだ『捜査官カーメン・サンチェス&ジェイク・ヘロン教授』シリーズの第1作。 600ページを超える長編。 『リンカーン・ライム』シリーズ以外では久し振りに面白い作品であった。 読者には前半から犯人の名前が伝えられているのだが、作中で事件を追う主人公の2人は僅かな手掛りから少しずつ犯人に迫っていく。 そして、主人公の2人なのだが、元FBIの国家安全保障省の捜査官カーメン・サンチェスの捜査に、ハッキングや権利侵害事案のエキスパートであるジェイク・ヘロン教授が割り込む形で参加するという、まあまあよくあるパターンである。 しかし、アマゾネスタイプのカーメン・サンチェスと頭脳明晰、天才的ハッカーにして、類稀なる推理力を持つジェイク・ヘロンが何とも魅力的なのだ。 手首の内側にクロゴケグモのタトゥーを入れた男が不動産屋の男をシャベルで殴打し、殺害する。 その後、国家安全保障省の捜査官カーメン・サンチェスの妹のセリーナも手首の内側に蜘蛛のタトゥーを入れた男に襲われ、新体操で使うリボンで絞殺されそうになるが、何とか逃れる。しかし、セリーナを助けようとした男性が刺され、重傷を追う。 セリーナをの証言から『スパイダー』と呼ばれることになった犯人の捜査は遅々として進まず、国家安全保障省の捜査官カーメン・サンチェスはセリーナをを守るために自ら捜査に乗り出す。サンチェスは『スパイダー』がセリーナを襲った際に現場に落とした携帯電話から何らかの情報を得ようと、ハッキングや権利侵害事案のエキスパートであるジェイク・ヘロン教授に協力を要請する。 各々の思惑で、少しずつ犯人の正体に近づくサンチェスとヘロン。しかし、残忍で知能の高い犯人は様々な手段で警察とサンチェスとヘロンの追跡を躱していく。 読者には前半の段階で、手首の内側にクロゴケグモのタトゥーを入れた殺人者の名はデニソン・ファローで、知能の高い秩序型の連続殺人犯であり、何故か世界一流のハッカーを自称するFeAR-15が支援していることが知らされている。 だが、ストーリーは単純ではない。 本体価格1,400円 ★★★★★

    62
    投稿日: 2025.09.18
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    このレビューはネタバレを含みます。

    2025年の33冊目は、ジェフリー・ディーヴァーの新シリーズ「スパイダー・ゲーム」です。9月は、このディーヴァーの新作の他にも、ホロヴィッツとクレイヴンの新作が控えています。正に読書の秋到来と言った所でしょうか。 リンカーン・ライムシリーズの終焉が見えた今、ディーヴァーが新シリーズを投入して来ました。舞台は、ニューヨークからロサンゼルスに移ります。主人公は、連邦捜査官のカーメン・サンチェスと大学教授にして「侵害」を専門とするセキュリティコンサルタントのジャコビー・ヘロンです。ページターナーである事は、間違いありません。面白いです。ただ、1つ言うならば、機動力の有る女性刑事+癖の有る男性ホームズ役という設定は、リンカーン・ライムシリーズそのままです。変化が欲しかったと思ったのは、私だけでしょうか。 蜘蛛のタトゥーをしたスパイダーを名乗る連続殺人者にサンチェスとヘロンの2人が挑みます。追いつ追われつの展開は、ディーヴァーの得意とする所です。 タイトルの「スパイダー・ゲーム」は、スパイダーを名乗る連続殺人者から採られたものですが、交尾後に雄蜘蛛を喰らう雌蜘蛛がいるという話を踏まえると、全ての黒幕を暗示しているタイトルとも言えると思います。 ☆4.6次作も楽しみです。

    1
    投稿日: 2025.09.15
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    ★5 捜査官とハッキングのプロが凶悪犯に挑む!世界レベルのミステリーに痺れる #スパイダー・ゲーム ■あらすじ 大学生のセリーナがコーヒーショップでレポートを作成していると、蜘蛛のタトゥーを入れた男に話しかけられる。イケメンながらも怪しんでいたセリーナだったが… その後、彼女は襲われてしまうのだ。さらにその犯人は、前日にも男性を殺害したことも判明する。 国家安全保障省の捜査官であるサンチェスは、妹のセリーナが襲われたことに憤慨、彼女を守るために自らも捜査に乗り出すことを決意する。 しかし犯人は犯行現場に痕跡を残さないという強敵… そこでハッキングのエキスパートであるヘロンに協力を求めるのだった。 ■きっと読みたくなるレビュー ★5 今年のディーヴァーも、やっぱり面白かったすね~ 今回は元女性捜査官のイザベラ・マルドナードとの共作とのことで、ドエンタメって感じよりも、リアリティに寄せてる感じがしましたね。 最初の第一部、6ページくらいでいきなり面白い! 驚きあり、サスペンスあり、スリラー感ありですよ。さすがだなーと思いながら読み始めるのですが、最後まであっという間でした。 本作は連邦捜査官サンチェスと、ITオタクというか大学教授のヘロンが主人公。ディーヴァーお得意のバディもので、お互いの得意分野を掛け合わせることで難事件に立ち向かっていく。 一方、犯人側も強敵なんです。直接手を下す殺人犯はもちろん、超一流のサイバー犯罪者が登場。中盤辺りになると、むしろ犯人側の背景や行動心理が手厚く語られ、もはや犯罪小説って感じになります。 どちらのパートも読ませる読ませる、そして臨場感が凄い。たぶん関係性の描き方が上手いんだよなー、会話だったり立ち振る舞いの映像が目に浮かぶのよね。 そしてキャラクターも愛せる奴らばかり。サンチェスは正義感が強くやたら勝気、どこにでもいそうな捜査官って感じ。そしてヘロンもまさしくITオタクでマイペース。目的が達成するためなら法よりも合理性をとる無鉄砲ぶり。 この凸凹コンビが、どのように難事件に立ち向かっていくのかってのが読みどころ。また彼らの助手であるマウスとアルーバも可愛くて好き。 犯人側も鬼アツなんです、むしろこちらのメンバーを語りたい。でもネタわれちゃうからちょっとだけ。スパイダーが蜘蛛についてひとり語りするんですけど、これがサイコ感があって怖いんすよ。暴力×キモさの相乗効果が強烈にでてる。 もちろん謎解きミステリーとしても一級品。終盤の読ませる力ったら、これが世界レベルですね。海外ドラマをそのまま見てるようなスピード感、サスペンス&アクションですよ。事件の真相も深みと厚みがありますね~、特に真の動機には唸りました。 次々どんでん返しがあるディーヴァーもいいですが、本作のようにバランスがとれた作品も大好きですね。新シリーズなので、続編も期待しています! ■きっと読みたくなるレビュー 後半に出てくる「ズルの壁」に背筋が寒くなりました。何ソレって感じでしょうが、読んでいただければわかります。 自由主義の厳しい現代で生きる私たち、時にはトイレに落書きをしたくなることもありますよね。でも見えないところで無秩序に放置し続けてしまうと、ただのイタズラで終わらずにリアルな悲劇につながってしまうのです。支え合いのない世界の恐ろしさを垣間見た気がしました。

    100
    投稿日: 2025.09.14
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    【新たなる名探偵と連続殺人犯の頭脳戦!】蜘蛛の刺青をした連続殺人犯を追う捜査官サンチェスと、サイバー犯罪専門の大学教授ヘロン。巨匠が新鋭と組んで放つ新シリーズ誕生。

    0
    投稿日: 2025.08.07