
総合評価
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powered by ブクログしゃばけシリーズ以外では久しぶりに読んでおもしろって思った1冊。 旅の道中も美味しそうな食べ物や当時の旅のようすも見えてきたり、読んでて楽しかった。 結ちゃんとまろ丸のイラストも可愛くてほっこり。 九郎さんのその後についての続編があっても面白そう!
1投稿日: 2025.11.23
powered by ブクログ今まで長屋ものを読んでいたので、いきなりこんなに羽ぶりのいい江戸ものに少し違和感。 そんなにオヤツってしょっちゅう食べれるの?とか(笑 タイトルの「まろ丸」がメインでいろいろ事件が起きるのかと思ったらそうではなかった。 だいたい章の区切りなんかはそこで場が変わるものが多いなか、これはそのまま話が続いたり、かといって章が終わる時は唐突だったりで、初めての手法だったのでちょっと慣れずにフワフワした感じで読んでた。 そんなに山はなかったなーと思ってたら最後の最後でちょっとヤバい事件が起きて、このページ数で終わるの⁉︎とハラハラ。 しかし昔とはいえ、6歳の子が親といきなり離れて暮らせるもんなのかなぁ。
0投稿日: 2025.11.18
powered by ブクログ江戸の両替商の三男坊の九郎は、大坂の大店の跡取り娘として養子になる姪で六歳の結を伊勢まで送っていくことになった。結が拾った仔犬のまろ丸もおかげ犬として連れて行くことに。幼子と仔犬を連れての旅はいろいろ困難もあり、道中で知り合った上方に帰る途中の一行と同道することになる。途中結に関する不穏な噂も聞こえてきたり、まろ丸が連れ去られたりと乗り越えるべき問題が次から次へと立ち塞がる中なんとか伊勢にたどり着いたが、すんなりとめでたしめでたしとはならなかった。さまざま試される内、九郎も結もまろ丸も、少し成長し、明日に向かえるようになる。みんなに明るい明日が来ますようにと祈りたくなる。
0投稿日: 2025.11.16
powered by ブクログ畠中さんのシリーズじゃない、全くの新作。とっても優しくて好きな話。文章も読み易いし、テンポもいい。九郎の成長度合いが読んでて嬉しい
0投稿日: 2025.10.19
powered by ブクログ六十年に一度のおかげ参りに出発だわん。 おかげ犬のまろ丸は6歳のお結、お伴の九郎たちに同行。 だが道中は波乱万丈。結の伊勢行きの理由もあり、 困りごと連発、謎の人物たち、事件も起こる。 果たして伊勢に辿り着けるのか、心配だわん。 一 上方からの文 二 日本橋~品川 三 品川~小田原 四 小田原~箱根 五 箱根~丸子 六 丸子~島田 七 島田~舞坂 八 舞坂~吉田 九 吉田~岡崎 十 岡崎~四日市 十一 四日市~伊勢 十二 西へ、明日へ 語りは、まろ丸と九郎。 6歳の結は大坂の大商人・米問屋の花沢屋の家付き娘に 選ばれて、何故か伊勢へ旅することとなる。 同行は、その叔父である両替商の三男坊・九郎と 荷物持ちの東屋の手代・平八。そして仔犬のまろ丸。 時は江戸時代。おかげ参りの年の伊勢参り。 その旅の疑似体験が味わえる道中記が語られます。 宿、グルメ、名所の愉しみがある一方で、 箱根越えや川渡りの厳しさ、東海道を徒歩で進む苦労など、 当時の旅のリアルさも感じられます。 しかも単なる旅ではなく、途中から同行する3人、 関わってくる者たち、拐かしに惑わせる噂、そして恋。 結の存在が次々に起こる困りごとや事件に絡みます。 大商人の身代に関わる不穏な後継問題も見えてきます。 でも、共に旅をしていると見えてくるものがある。 伊勢に到着するまでの結とまろ丸の成長が愛らしい。 それ以上に、自分の行く末を考えながらも困難に対し、 知恵を絞る九郎の姿が清々しかったです。 九郎は新しい地で先に進む。 己の明日を切り開いてゆく未来に幸あれ!
16投稿日: 2025.10.15
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
わたしはしゃばけシリーズが大好きなのですが、今回は妖怪ではなくて犬! わくわく読み進めるとやっぱり愛らしいキャラクターで、あっという間に夢中に! ちょっと家鳴に似てる「きゅわん」という鳴き方がかわいい…!尻尾をふりふりしてそうな様子が目に浮かびます。 ちいさな結と仔犬のまろ丸の組み合わせ、 2人揃ってうとうと寝てしまったりと読んでいて癒されました。 そして結を伊勢まで送る九郎。 最初はなんで自分が…?という雰囲気もあったのに、結と過ごすうちに家族としての愛情が芽生えはじめていてほっこりしました。 自分ではなくお以登さんに懐いてる…と思いはじめたり、もしかすると結の成長を見守れるのかもしれない…と考える九郎。 お以登さんはどう考えたってあのひと…!とやきもきしたものの、ものすごく素敵な叔父さんです。 九郎は大阪でどう変わっていくのか…! 続きはあるのでしょうか。 とても面白かったです!
0投稿日: 2025.10.13
powered by ブクログ結ちゃんとまろ丸が可愛い! 大阪へ養女になりにいく結の旅に同行する叔父の九郎が一生懸命でいい感じ。 ひょんなことから同行することとなった紺や以登とも徐々に気心が知れて、、、いってるのか、あれは? 伊勢で結のあらたな家族となるものたちと顔合わせ。 さてさて、鬼が出るか蛇が出るか。 それぞれの行く末も見えて来て大団円。 みんなに明るい未来がありますように。
0投稿日: 2025.10.12
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
好きな作家さんだったので。 薄茶色の体にまろ眉のまろ丸とくれば、柴犬かと。 その仔犬がおかげ犬として伊勢参りに行く珍道中の話かと思っていたが、 予想ほどは珍道中ではなかったし、 ほんのりミステリー仕立てになっていた。 大阪の大きな米問屋に養女に行くことになった六歳の姪を、 伊勢まで送っていくことになった九郎。 大人でも1ヶ月ぐらいはかかる道中、 六歳の子供を連れて行くのも大変だというのに、 仔犬もいるとはかなり大変だなと思っていたら、 初日で乳母が足を捻ってしまい雲行きが怪しくなる。 仕方なく引き返そうとしていた九郎たちに、上方の言葉を話す女たちが声をかけてきて…。 一緒に旅をすることになる女性の一人は、 養母になる女将さんだろうことは早々に気がついたので、 ちょっと興がそがれた。 三男で継ぐ家もない九郎が大阪で仕事を見つけるだろうことも、 意外性がなかったし。 一緒に旅をしている気分になれたので、良かったかな。
0投稿日: 2025.10.10
powered by ブクログ六十年に一度のおかげ参りの年、江戸の両替商東屋の娘・結に養子の話が舞い込んだ。相手は大坂の大店で文句なしの話に思えたが、先方は結を伊勢まで連れてきてほしいと言う。なぜ迎えに来ないのか、なぜ伊勢なのか、そもそもなぜ結が選ばれたのか。結の叔父である九郎は、結と仔犬のまろ丸を連れて伊勢へ向かうことになる。 ほっこりムード満載の時代ものです。が、江戸から伊勢への道中は楽しくはあるものの、苦難の連続。そうだよね、この時代の旅って大変なんだよね、と思うことしきり。特に彼らの場合は後ろ盾の資金があるから良いものの、庶民には旅なんて夢のまた夢だったのだろうなあ、と感じました。特にこの時代の川って橋がないところそんなに多いんだ! ってのにびっくり。 六歳という子供らしさもありながらなかなかにしっかりした結と仔犬のまろ丸がとにかく可愛い。困難もあるけれど、名物を食べ歩きながらの旅模様はやはり楽しい。だけれどこの一件の背景に何やら不穏なものもありそうで、どきどきさせられます。そしてさまざまな人たちの思惑が絡み合って、どのような結末になるのか。最後まで目が離せません。
0投稿日: 2025.10.07
powered by ブクログ六十年に一度のおかげ参りの年に、六歳の姪と仔犬を連れて、伊勢参りに行くこととなった九郎。 姪と自らの行く末を思いあぐねつつの道中記。 違う景色を見て、初めての経験を重ね、それぞれが成長していく様が心地好い。 共に旅をしているような気分にもなれたが、やっぱり私もどっか行きた~い!!
0投稿日: 2025.10.03
powered by ブクログ6歳の姪・結に大阪の大店への養子話が舞い込む 九郎は姉夫婦に頼まれ、大阪まで送るはずが60年に一度おかげ参りで賑わう伊勢を目指すことに ストーリーテラーが子犬のまろ丸 宿では籠に入ってたり、疲れて懐にしまわれたりとほのぼの まろ丸の大阪での日々は続編となるのだろうか?
0投稿日: 2025.09.24
powered by ブクログ両替商の三男坊・九郎の姪の結に、大坂の大店の 跡取りになる養子話が舞い込む。なぜか伊勢まで 結を連れて来て欲しいと言われ、九郎は仔犬の まろ丸をお供に、結を伊勢まで送り届けることに…。
0投稿日: 2025.09.01
