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バンクハザードにようこそ
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中山七里/KADOKAWA
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総合評価

40件)
3.8
7
16
11
2
0
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    箱根銀行で働いていた燎原勲は自殺体で見つかる。 妹の杏子は自殺するはずがないと思い、すぐに勲の友人、東雲昴に相談に来る。そのうち勲の部下だった当麻鮎彦も捜査に協力を始める。 3人は黒幕を疑う箱根銀行に仕返しを始めた。 巨大詐欺のニュースを見るとこんなこと可能なのかと思うけど、この本を読むと、知っていれば案外簡単に抜け道があるものなのかなぁと思ってしまいます。中山七里ワールドの登場人物はほとんどいなくて、ここからスタートするシリーズという印象を受けました。 エログロあり、高校くらいから。

    10
    投稿日: 2025.11.17
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    ※ 詐欺師vs.銀行 親友を自殺に追いやった銀行を詐欺師が 華麗に追い込む 一泡吹かせるどころか潰してしまうため、 淡々の角を詰めていく様子が爽快。

    10
    投稿日: 2025.11.15
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    SL 2025.11.11-2025.11.15 詐欺師東雲の爽快な復讐劇。 作者らしい軽さで詐欺事件にしては簡単に騙されすぎだけど、読みやすくて読後感は良い。

    0
    投稿日: 2025.11.15
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    銀行物と言えば池井戸潤さんというイメージが有りました その物語は行内の悪玉を駆除し、銀行が正常化されるというストーリーだったのですがこの本は銀行を壊滅させるというストーリーだったので新鮮でした 主人公の活躍?も予想以上で痛快でした でも最後の展開での真犯人の件はなんとなく見えていた気がします(^^)v

    10
    投稿日: 2025.11.11
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    このレビューはネタバレを含みます。

    親友である箱根銀行の社員を自殺に追い込んだ銀行に天才詐欺師が挑むという話 エンタメ色強すぎる、時代設定がゼロ金利政策の頃、地面師詐欺、未公開株詐欺、幹部の不倫、取付騒ぎと、実質短編集 社会的なメッセージに乏しく読み応えという点ではない

    0
    投稿日: 2025.11.06
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    神奈川県西部の地銀を舞台に展開される復讐劇。 実在のローカルな地名が多く出て来て場所の様子が目に浮かぶ。 低金利下の収益悪化に喘ぎ、頼みの綱の債券運用でも損失を被ってしまう中小地銀の苦境は、地域を問わない。 本作は創業者一族支配の歪みも加えて復讐相手の悪辣さを増し、復讐劇終盤をさらに盛り上げているが、最後に明かされる親友の死の真相は若干リアリティに欠ける。 作者が描く人物はある種単純化されているために、逆に共感を覚え易い面があると感じた。

    0
    投稿日: 2025.11.05
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    銀行の不正を暴いたため殺された行員の友人と妹が復讐を遂げる話だが、状況の設定やストーリーの展開がおそろしく粗く、後半は読み続けるのが苦痛になった、

    0
    投稿日: 2025.10.26
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    みんな上手く騙されすぎ笑 銀行の専門的な用語が多いので多少流し読みはしたが、ストーリーは面白いし、最後のどんでん返しはやられた!私も上手く騙された笑

    9
    投稿日: 2025.10.17
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    このレビューはネタバレを含みます。

    主人公は行政書士。東雲 神奈川の地銀 箱根銀行に勤める親友、燎原が200億の横領の上自殺する。 事件はあっけなく処理されるが隠された遺書に罪を被せられそうになっていると 親友の妹と共に銀行への復讐を決意する 地面死詐欺 投資詐欺 不倫問題 粉飾決算 ペイオフの噂による取り付け騒ぎ。 最後他殺だとわかり犯人はとうま

    0
    投稿日: 2025.10.10
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    司法書士の東雲の友人で銀行員の燎原が、多額の金を横領して自殺した。 燎原が横領などするはずもなく、ましてや自殺するとは思えなかった。 燎原の妹・杏子が自分の机の奥から見つけたUSBには、銀行がニ百億円近い金額を改竄し、今までの粉飾決算のツケを彼に回す腹積りらしい記録が残っていた。 燎原は、杏子とともに復讐する。 保身に走り悪事に手を染める腐敗しきった銀行の闇を鮮やかな策略で暴き出す。 燎原の裏の顔である詐欺師の天才っぷりは、痛快で見事であった。 最後まできっちりとかたをつけてとどめを刺す、鮮やかな幕引きだった。

    73
    投稿日: 2025.10.07
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    このレビューはネタバレを含みます。

    【収録作品】 一 Money, Money, Money 二 借金大王 三 金持ちさんちの貧乏人 四 あのカネを鳴らすのはあなた 五 金もうけのために生まれたんじゃないぜ 表の顔は司法書士の東雲が、まじめな銀行員だった親友・燎原の仇討ちをする。 痛快コン・ゲームは好きなのだけれど。 残念ながら、コン・ゲームとして楽しむには、敵側がぬるすぎる。 そしてミステリ部分は付け足しなのだろうなとわかるストレートさ。 今回どんでん返しはなし。 漫画の『シティーハンター』を思い出してしまった。

    4
    投稿日: 2025.10.05
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    銀行系の勧善懲悪といえば、ドラマ化された作品が思い浮かぶけれど、本作もそれに続くのか⁈ やっぱり恐怖政治は働く者を萎縮させ、判断を誤らせるよなあと感じた話だった。 そしてラスト。 爽快といえば爽快だけど、そんな簡単にブラックな進路に決めちゃっていいのか心配になってしまう。 シリーズ化したら、もちろん読むし、楽しみだけれど。

    18
    投稿日: 2025.10.05
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    このレビューはネタバレを含みます。

    池井戸潤バリの銀行ものかと思ったら、詐欺師ものだった、事件の発端からしてやや無理がある、一銀行員が200億円もの金を女に使い込むなんてあり得ない、警察も当の女を見つけられないなんてこともあり得ないし誰も単純な自殺と始末するとは考えられない、又その復讐を果たすにもあまりにも銀行側がポンコツ過ぎる、本作は三流小説と罵られて仕方のない出来だ、多作もいい加減になけれが作家としての評価を落としかねない。

    0
    投稿日: 2025.10.04
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    あーホント痛快だった。 友の復讐とはいえ詐欺だし間違いなく犯罪なんだけど、ここまで徹底的だと思わず「天晴!」と言いたくなるよね。 金融業界の特性を盛り込みながらもストーリーは堅苦しくなく、こんなエンタメ作品に仕上げてくれる。 毎回期待を裏切らない作家さんだわ。 毎度の事ながら、最後まで楽しみを残して置いてくれるところも流石です。 それに、華麗なる復讐劇にもミステリーの技法って使えるんだな、と妙に感心してしまった。 私はこの作品も好きです。面白かった。

    8
    投稿日: 2025.09.30
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    箱根銀行に勤める燎原が二百億円を横領した果てに自殺した。しかしその真相は、銀行の粉飾決算の罪をなすりつけられたというものだった。腕利きの詐欺師である東雲は友人の仇を討つために、箱根銀行を相手どった詐欺を仕掛け、追い込んでいく。 銀行業界のあれやこれやの知識も詰め込まれているので、勉強になる部分もあるかもしれません。しかし今は振り込みなどがオンラインですぐに完了するので、詐欺にはうってつけなんじゃ……という危惧もちらりと覚えてしまいました。東雲の手口は実に鮮やかで痛快。とはえい相手が悪だから腹が立たないのであって、この巧妙さにはぞっとします。 しかし根拠のない情報に踊らされてしまう市井の人々も、考えようによっては危ういですよね。ネット社会の恐ろしさも感じます。そして東雲の「復讐」の到達点はどこなのか。最後の最後まで気を抜けません。

    3
    投稿日: 2025.09.29
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    中山七里先生面白いのにスラスラ読めないのが自分の中で不思議なんだよなー 面白い!叙述トリックもあったし、でもそんな上手く行く!?が先行しちゃう

    1
    投稿日: 2025.09.28
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    横暴な銀行を詐欺師が痛快に追い詰める物語。 復讐譚ながら軽やかな筆致で、重くなりすぎずスカッとした爽快感を味わえる内容で、続編にも期待。

    5
    投稿日: 2025.09.28
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    大胆で巧妙な手口が痛快なほど見事でした!それだけじゃないのが中山七里さんのすごさ!!ラストは本当に驚きましたー

    2
    投稿日: 2025.09.25
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    このレビューはネタバレを含みます。

    そんなに上手くいく!? とは思わないでもなかったけれど、まあ痛快だったので〇 詐欺ってそんな引っかかる?と思っているけど、確かに引っかかってるものねぇ・・・ さてさて、これもシリーズ化しそうですね。 世の中、いろいろな実害が転がっていて、ネタには困らない題材ですな。

    8
    投稿日: 2025.09.22
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    このレビューはネタバレを含みます。

    司法書士の東雲昴は、箱根銀行に勤めていた友人・燎原勲が200億を横領し、自殺したとニュースで知る。東雲と燎原の妹・杏子は燎原がそんな事をしでかすとは信じられず、箱銀へ復讐を実行する… 司法書士の東雲がどの様に復讐するのかと思いましたが、まさかの裏家業でまんまと箱銀から20億もの大金を奪っていくのは爽快でした。 幹部も次々と自滅し、復讐が敢行されてスッキリと油断していたら、まさかの大どんでん返しでした。 シリーズ化希望です!

    6
    投稿日: 2025.09.18
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    友人である銀行員を自殺に追い込んだ銀行への復讐小説。 打算で動いている銀行の職員がまんまとだまされるのは痛快だった。 組織で働く辛さを考えるとしんどいけど、まんまとだまされ、復讐がどこまで成功するのかを楽しめばいいのかなと思った。 面白く、また、銀行の職務内容も興味深くて楽しく読みました。

    36
    投稿日: 2025.09.14
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    ある日、詐欺師の裏の顔を持つ、司法書士の東雲は、箱根銀行に務める、友人、燎原が多額の金を横領し、自死したと知らされる。 事件の裏に、銀行の陰謀がある事を疑った、東雲は、燎原の妹の杏子と共に、箱根銀行に復讐する。 お決まりのどんでん返しもあるが、途中でわかった。

    64
    投稿日: 2025.09.11
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    このレビューはネタバレを含みます。

    友人を死に追いやった銀行への復讐小説。 コンフィデンスマンっぽい感じで自分の好物ではあります。 銀行業務関連の蘊蓄も勉強になるのはお得です。 友人の死は最初から殺人だったと思い込んでいたので、ラストのどんでん返しはそこまで驚きはなかったです。 また、中山ワールドに新しいキャラが登場で、続編があるとすれば純粋に詐欺の話になるのかな。

    3
    投稿日: 2025.09.07
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    地面師みたいな感じかな… あっ! 詐欺師やな。 地面師、架空の株などなどを駆使して! 200億円の横領を苦に自殺! しかし、その裏には… 銀行員の親友を無実の罪で、自殺に追い込まれ、怒り爆発やな。 その人は、表は司法書士、しかし裏は、詐欺師… さて、この詐欺師のおっちゃん復讐劇が始まる! この銀行は、この地域一休を仕切ってる一族の同族会社… やっぱ、同族会社って弱いんかな?優秀な人材より、血を重視するから。 自殺した親友の娘さんと、親友の元部下とタッグを組んで、銀行をボコボコに… 弱み握られて、バンバン騙される… 爽快ではあるけど、そんな短期間に、なんべんも騙されんなよ〜 いつもの大どんでん返しありで、楽しめた!これも、上手くいけば続編でるかも! 楽しみ! 「優秀な詐欺師ってね、自分も一緒に騙すんだよ。だって詐欺師自身が自分の嘘を言じなかったら相手も騙せないからね。だから優秀で、しかも場数を踏んでいる詐欺師はいつも自分を騙し続けている。そのうちにどれが本当の自分なのか分からなくなってくる」 (本文より) そうなんですか? 誰に聞いてるんやろ?www

    96
    投稿日: 2025.09.06
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    地方銀行に勤める友人が多額横領の疑いをかけられたが自殺体で発見された。 この事件に疑惑を感じた詐欺師の東雲は問題の地銀を潰す画策を始める。 詐欺行為のディテールがやや甘く感じたり、少々都合良く相手銀行が騙されるが、その少々甘い詐欺の手口を感じながらも物語としての面白さはあった。 金融小説というより意趣返しの小説だった。

    3
    投稿日: 2025.09.05
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    表の顔は司法書士、だが天才詐欺師の顔も併せ持つ東雲昴が主人公。 箱根銀行の粉飾決算の罪をなすりつけられ自殺した友人・燎原勲の仇を打つべく立ち上がる。 東雲が燎原の妹・杏子と手を組み銀行内部の闇を炙り出し、一人また一人と追い詰めていく。 五章から成る長編小説だが三章の「金持ちさんちの貧乏人」の作戦は巧妙。 悪徳銀行を破滅させる為、SNSをふんだんに使う手口が鮮やか。 勧善懲悪は大好物。 悪人が成敗され、二人の目的が達成するたびに爽快感で満たされた。 だが安堵した直後、ラストにどんでん返しが待っていた。 くー、信じてたのに。

    8
    投稿日: 2025.09.04
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     中山七里先生の最新刊、「バンクハザードにようこそ」です!  物語の舞台は、箱根銀行という地方銀行です。ここに勤める燎原勲が、200億円もの横領に関わり自殺してしまいます。友人で司法書士の東雲昴と、箱根銀行に内定している大学4年生で燎原の妹である杏子は、燎原の遺したメッセージから無実を証明し、また箱根銀行を潰そうとする。東雲昴の表の顔は司法書士、裏の顔は詐欺師!?  箱根銀行を陥れる鮮やかな手口は天才級です!!私は金融関係に疎いんですが、わからないながらも面白かったです。「笑え、シャイロック」は銀行を守るストーリーでしたので、今度は帝都銀行の結城慎悟との直接対決とか面白そう…というか、たぶん中山七里先生はこの作品も続編を描いてくれるんじゃないかな~と、思わせるラストでした。  ※中山七里先生の作品で未読なのは、静おばあちゃんのシリーズと、あとエッセイが2冊です。続けて読みたい気持ちもあるけれど、借りている別の作家さんの返却期限がそうさせてくれません( ノД`)シクシク…。なので、これからは、ぼちぼちと読むことにします。

    87
    投稿日: 2025.09.01
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    面白い!スッキリした〜!本当にありそうな状況もあって引き込まれて一気読み。これもシリーズ化されたら面白いだろうなぁ。

    1
    投稿日: 2025.08.31
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    横領の汚名を着させられて死んだ親友の仇をその妹ととる話。トントン拍子に進んで、最後に小さくどんでん返し。読後感はスッキリ。3.5

    6
    投稿日: 2025.08.30
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    中山七里さん、3冊目の読了。 面白かったです。 銀行サスペンス。ひとつひとつの罠が少し強引な感じがしましたが、テンポよく読み進められ、ラストも良かったです。銀行内部の闇が伝わってくる作品です。

    43
    投稿日: 2025.08.29
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    銀行の世界を知るきっかけになった。粉飾決算とかはざらにあることなのかなぁ。罪を人に着せて、自殺をしたように、見せかけるような現実が本当にあるのだろうか。詐欺師と言う仕事に興味を持った。それもこれも人間のスペックが高いからいろんなことができるんだろうなと感じた。

    0
    投稿日: 2025.08.26
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    池井戸潤の作品ではないかと間違うくらいの題材だが、ちゃんと中山節炸裂の正真正銘中山作品。どんでん返し度は低めながら、親友の弔い合戦で銀行の闇を暴く、その手口の巧みで鮮やかなところが、兎に角スッキリする。こういう勧善懲悪ものも悪くない。

    0
    投稿日: 2025.08.26
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    既存シリーズでない新しい物語。 地面師からはじまる詐欺師の部分が面白くてミステリーだって忘れてた!これ本当に! となるとまぁやられますよ、すっかりそっちに夢中でこれはやらかしたー!ミステリーじゃん、これミステリー! 現場からは以上です! あ、担当編集さまシリーズ化してください!!!!!

    2
    投稿日: 2025.08.25
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    司法書士にして詐欺師の東雲が、横領の汚名を着せられて死に追いやられた親友である銀行マンの復讐に立ち上がる。標的は創業者が権力を握る箱根銀行。復讐の行方と友人の死の真相はいかに。軽いタッチのドタバタストーリーでどんでん返しも予想できるので好き嫌いは分かれるかも。

    0
    投稿日: 2025.08.23
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    箱根銀行に勤める親友が二百億もの横領の罪をきせられ自殺した。司法書士の東雲は箱根銀行の息の根を止めるべく罠を仕掛けていく。トントン拍子に展開するので、ある意味ハラハラしたりすることもなく一気に読める。最後に意外な結末が待ち受けていて最後まで飽きさせなかった。これもシリーズ化するのかな。面白かった。

    0
    投稿日: 2025.08.18
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    傾いた銀行を立て直すと思ったら逆で、悪徳銀行を追い詰める詐欺師のお話。 次々と幹部をはめながら銀行を追い詰めていく流れは、「嗤う淑女」を思い出す爽快さでしたが、最後のどんでん返しはうーん…そんなに無理にどんでん返しを入れ込まなくとも、スッキリ爽快に終わってもらってもよかったのにな、と思いました。 バディものとなる続編に期待します。

    0
    投稿日: 2025.08.17
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    清々しさたるや‥ 最後はどんでん返し感がすごい‥ 銀行の話なので、専門用語が難しいめだったけど要所要所ですごいスッキリする。 そして最後のどんでん返し、こういうのすごい好み。 続いて欲しいけど、これはこれでキリ良く終わりもありかな。

    0
    投稿日: 2025.08.15
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    まさに、Page-turner(読み出したらやめられない本) もちろんできすぎた詐欺トリックはフィクションならではある。 ただ、一つ一つの詐欺トリックが実際に日本で過去起きた詐欺事件と繋がっているように思えるものが多くてすんなり入ってきて一気読みだった!

    0
    投稿日: 2025.08.11
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    銀行小説を読み続けている者として一言。 いくら地方銀行といっても、ここまでワンマンな同族銀行はないと思う。部長権限でできる範囲とできない範囲があり、単独でここまで権限があるとは思えない。 とはいっても、池井戸潤とは違った観点からの銀行小説。できればシリーズ化してもらえるとありがたい。

    0
    投稿日: 2025.08.11
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    期待以上に面白かった。痛快エンターテイメントとあるが、まさにその通り。 内容が面白いのはもちろん、テンポよくストーリーが進んでいくし、馴染みのない専門用語が多くても読みやすい。銀行の業務内容や裏事情がリアルに書かれているのも興味深い。読後感がたまらなく爽快。

    1
    投稿日: 2025.08.05