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騎士爵家 三男の本懐
騎士爵家 三男の本懐
龍槍椀、桑島黎音/KADOKAWA
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総合評価

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    多くのものが旅では光が当たることが少ない、辺境下級貴族の三男。 いやー、無自覚の影響力つよっ! でも、2度目の人生の全てに対して真摯ゆえ面白い。 好みです。

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    投稿日: 2025.11.22
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    面白かった! 個人を示す名を名乗れない世界。 騎士爵家の三男として産まれた主人公は、懸命に生きようと努力し続け、他者との共闘協力無くば生き残れない過酷な辺境の現実を見る。そして、共闘協力のためには厳然とした階級による区別がありながらも、相互の敬意がなければならないと、死者となって無言の帰宅をする兵士や民草を前にして肌で感じることになる。 その中で、『騎士爵家の男としての矜持』と『守護する立場としての誇り』に芽生え、辺境で懸命に生きる領民のために、愛してくれる家族のために、必死に、そして堅実確実に力を身につけていく。 礼儀礼節を持って振る舞い、敬意を持って人に接する三男くん!めっちゃかっこいい!救われなかった子どもが、搾取されるままに年老いて無為に死んでいった。そんな人生の記憶を持つ三男くんは、だからこそ、守護し戦う事への想いが熱い。 少年編が終わったということで、続きが気になる!家族のもとに帰って、彼はどんな改革を辺境で行うのだろうか? くー! 淡々とした文章の下に、熱く滾る想いが渦巻いていて、読んでいるこちらまで『胸熱』になってしまう。 続きほしい!

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    投稿日: 2025.08.20