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眠れる美女(新潮文庫)
眠れる美女(新潮文庫)
川端康成/新潮社
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総合評価

9件)
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    このレビューはネタバレを含みます。

    「老人」と「眠っている年若い美女」という断片的な情報のみで興味を惹かれて読み始めたが、話の設定は当初の想像を超えていた。 まず、「眠っている」のは強い薬で「眠らされている」からだったし、その美女は何も身につけていなくて、老人は同じ布団で眠ることができるという「サービス」だった。 老いにより男として不能となった老人たちは、娘に危害を加えない「安心できるお客さま」だからこそ成り立つサービスというが、そう見くびられては困ると内心憤る主人公という構図の面白さに恐れ入った。 老いのみにくさと対照的な娘たちの艶かしさを描写する川端康成の技術に感嘆しっぱなしだった。

    2
    投稿日: 2026.02.23
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    きしょくてとても好き。まるで隣で寝ているかのように、ぬくもりを感じる緻密な美女の描写が美しかった。一人目の美女が好き。読後も体がこんな雰囲気のお耽美キショ文学を求めている。どうしてくれるんだ

    0
    投稿日: 2026.01.29
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    クソジ…いや江口老人への嫌悪感が凄まじくて集中できない。素直に女の子たちを愛でればいいじゃないか。自分は違う、他を老人どもと蔑む…何なんだこいつは。 女の子たちの描写がそりゃあもうすごくてドキドキする。 片腕、びっくりした。いきなり何!?となる。官能的〜。 散りぬるを、ちょっと何言ってるのか分からない。

    18
    投稿日: 2026.01.16
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    小説なので何を書いても良いとはいえ、3篇のどれもなかなかに背徳的で反社会的な要素に満ちている。 「眠れる美女」は情景を想像すると絵面の気持ち悪さが先に立ち、細かな描写が入ってこない。「片腕」にも共通するが、あまり抑揚のない話であり、どこで終わっても良さそうなのに結末だけが突出しているようにみえてしまう。 「散りぬるを」は事件に題材を借りたフィクションなのだが、被害者が実在する以上、今だと何かと物議を醸すことになりそうだ。「狂気による犯罪のほうが正気の犯罪よりも悪である」等の認識は通常の法理を突き抜けているが、今もこうした理由のよくわからない事件は度々起り、真実や動機も結局は裁判の作文の中で片付けられてしまうことに対して、小説家として別の立場を示したのだろうか。

    10
    投稿日: 2025.12.21
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    眠れる美女、片腕、散りぬるをの三編を収録。 眠れる美女は、感情を持たない異性、そしてコミュニケーションを断たれた関係という奇妙な設定によって、人間の奥底に眠る感情を強くノックされるような物語だった。 片腕は、正直なところ、少し理解の及ばない世界だった。 それでも不思議と読む手が止まることはなく、苦もなくページを捲ることができた。よほど自分は川端作品と相性が良いのだろう、と改めて思わされた一冊。

    0
    投稿日: 2025.12.20
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    匂いまで伝わりそうな 衝撃的な作品 これは ずっと語り継がれる 小説だと 思った エロスが伝わる素晴らしい文体!

    0
    投稿日: 2025.09.19
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    図書館の本を選びに本屋さんに行こう! 2025年6月27日(金)14:00-15:30 SASYU鎌田店 学生が選んだ本 ーーーーーーーーーーー 宮代キャンパス ーーーーーーーーーーー 眠れる美女 新版 https://fclib.opac.jp/opac/Holding_list?rgtn=3022506

    0
    投稿日: 2025.07.17
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    このレビューはネタバレを含みます。

    「眠れる美女」眠り決して起きることのないきむすめと、一緒に寝る老人。 「片腕」 一晩、女の片腕を借りて家に持ち帰った男。 「散りぬるを」 いたずら心から始まった殺人事件と、それを描く小説家。

    0
    投稿日: 2024.10.13
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    川端康成の作品本当に数十年ぶりに 読んだ 3編のうち 眠れる美女は不思議に すっと入り込めた 片腕はついていけない 散リぬるをは何だか理解しにくかった 川端文学は美しい日本の文化 人情 所作 感情など随所に感じられる と言うが この年になってやっと 分かると言う感じ これから少し読んてみようという気になった

    1
    投稿日: 2024.10.04