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作家とおやつ
作家とおやつ
平凡社編集部/平凡社
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総合評価

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    昔はさほど甘いものが好きじゃなかったけど、年を取るにつれて好きになってきた。でも詳しくはないのでこの本を読みながら、豆カンとみつまめとあんみつは違うのか…などと思うのだった。 古いエッセイのレトロな甘味にロマンを感じ、最近のエッセイに共感する。「赤福先輩、相変わらずマジこしてますね!」は、私はこしあん派で赤福が好きなので納得するところがある。カレー沢さんの文章面白いなあ。

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    投稿日: 2025.11.10
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    作家とおやつ 確かに考えて書くと疲れて 甘ぃものが欲しくなる  おやつに時代の流れを感じた 懐かしい子どもの頃を 思い出して 心がキュとなった

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    投稿日: 2025.09.06
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    おやつには心に響く何かがある。 食べて得られるそれは安らぎ、憩い、愉しみなど。 作家たちによるエッセイや詩、漫画、写真など59篇の、 おやつへの想いや思い出、楽しさを味わえるアンソロジー。 I おやつの美学     II 名店のあの味を III 菓子はノスタルジィ IV 甘味 いまむかし 著者略歴・出典 かき氷、両親の思い出の玉子焼き、季節の和菓子、 飲むラムネ、チョコレート(グリコのアーモンド)、 サクマドロップスにポッキー、うまい棒、バナナなどの、 過去も現在も懐かしいおやつ。 「竹むら」の粟ぜんざい、浅草の豆かん、京都の和菓子、 実家近くの洋菓子店などの記憶に残る店の味。 日本国内や外国での旅の思い出。 いつまでも脳裏に残り、郷愁を、家族を思い出させてくれる 様々なおやつが存在感を持って文章や作品を彩っています。 スコーンを作る、長田弘。 熱くゴマしるこのレシピを語る、平塚らいてう。 正岡子規の、菓子パンの絵。 芥川龍之介の特注の和菓子。 深沢七郎が店主の今川焼き屋。 寺田寅彦による物理学からの金平糖。 文豪から最近の作家まで、それぞれの個性で描くおやつの話が 面白く、かつ、おやつが食べたくなってしまいます。

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    投稿日: 2025.08.11
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    自分と同じような思い出が出て来たり、懐かしいおかしのなまえにホッコリしたり。 知らない美味しそうなお菓子が出てくると調べて、今度行こう!とチェックしたり、すでに閉店になっていてがっかりしたり。 旅のお供に、サクッと読むつもりが、時間がかかったが堪能! 以下抜粋 だから、思い出の中にある学校の図書室は、いつも静けさに包まれている。他にもいたはずの生徒たちの姿が消え、先生と私、2人だけになっている。 偉人の伝記、動物の図鑑、百科事典、シャーロック・ホームズやルパンの推理物、とお気に入りの本の種類は周期的に変化した。1冊好きになると、そのシリーズは全部読んでみなければ気がすまず、借りる本がなくなると、また新たなジャンルに挑戦すると言う調子だった。 父のその夜の照れ臭いような、どこか嬉しいような、高ぶったような振る舞いと、たい焼き食べ放題の味が、実感としてわかったのは、遥か後年になってからである。 高村光太郎の「智恵子抄」に光太郎が懐に入れて帰るタイ焼きが潰れて収まっている描写があるが、たい焼きと言う食べ物は、妙に男の切なさを象徴するような気がしてならない。男の切なさと言うよりは、父親の切なさと言ったほうがいいのかもしれない。 京都の和菓子屋さんは「おまん屋さん」と「お餅屋さん」に分けられるが、ひのひが好きなのは、圧倒的に後者だ。

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    投稿日: 2025.06.18