
総合評価
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powered by ブクログ「ふじのはな」 勝手に名を使われ。 小銭程度の問題だったからよかったものの、これで大金が動いていたら正体が分かっても許されないだろ。 「おとうと」 探しているのは猫。 無理をした瞬間に普通の生活が全く送れなくなるのだから、どんな理由があったとしても優先すべきだろ。 「ああうれしい」 喜んでみたいけど。 自分が何をすると楽しいと感じるか分かっていなかったからこそ、今まで感情が出てこなかったのだろう。 「縁談色々」 若くして遺された。 肝心な時に何もしてくれないというのに、今更余計なことをされたら誰だって関わりを断ちたくなるだろ。 「むねのうち」 置かれていたのは。 人目見て高価なものだと分かるのに、こんな風にあったら無くなったこともだが何故あるのか気になるな。 「だいじなこと」 体調を崩した時に。 これだけ悪化した状態になってしまったら、大人しく誰かに看病されて寝込むのが一番の薬かもしれない。
0投稿日: 2026.03.26
powered by ブクログ江戸の町名主の跡取り・麻之助が、周囲の揉め事を裁く人気シリーズ第10弾。人情味溢れる「クエスト」があふれる日々を麻之助はどう生きるのか—。 読み終えた後、まるでお茶を淹れてホッと一息ついた時のような、温かで穏やかな余韻が胸に広がった。畠中恵さんの「まんまこと」シリーズ第十弾となる本作。シリーズ初読ということもあり、当初は江戸の濃密な人間関係に戸惑いも感じたが、読み進めるうちに、私はこの「八百八町」という巨大な舞台で繰り広げられる、人情という名の「クエスト」にすっかり引き込まれてしまった。 本作で描かれるのは、町名主の跡取り・麻之助のもとに次々と持ち込まれる相談事だ。それは時に、現代的な効率性や論理では解決できない、江戸特有の身分差やしきたりという壁にぶつかる。しかし、そこで立ち止まるのではなく、人と人との「縁」を紡ぎ直すことで解決の糸口を見出す様が清々しい。特に関心を持ったのは、風邪で動けなくなった店子の親子を、周囲が当たり前のように丸ごと世話し、支える場面だ。 現代社会はシステム化され、SDGsが掲げる「誰も取り残さない社会」を目指してはいるが、公的な支援(公助)だけではどうしても手の届かない隙間が生じてしまう。そんな今、改めて重要視されているのが「共助」の精神だ。本作に息づく、気疲れしない程度に当たり前に存在する助け合いの距離感は、まさに共助の理想形そのものであった。「困ったときはお互い様」と笑い合える関係性が、これほどまでに羨ましく、尊いものに見えるとは思わなかった。 その共助の中心にいる主人公・麻之助の在り方も興味深い。彼はいわゆる「いじられ愛されキャラ」であり、自分が手柄を立てることよりも、周囲が丸く収まることを良しとする。それでいて自分を卑下することなく、周囲に愛されているという確かな自己肯定感を持っている。この「周囲を立てる心」と「自分を大切にする心」の絶妙なバランスこそが、彼をかけがえのない存在にしているのだと感じた。 私自身、麻之助のように器用に立ち回ることは難しいかもしれない。けれど、もしあの江戸の町に住むのなら、声がかかればいつでも誰かの元へ駆けつける、そんな長屋の仲間の一人でありたいと思う。 この本は、単なる時代小説の枠を超え、今の私たちが忘れてしまった「人と繋がることの豊かさ」を教えてくれた。明日からは、もう少しだけ周囲に心を開き、自分も他人も大切にできるような、しなやかなバランスを意識して過ごしてみたい。
4投稿日: 2026.03.10
powered by ブクログ緩い謎解きのような感じで、いろいろ問題が起こって、スマートではないけれどうまいこと丸めて解決してしまう、ほっこりする物語が多い。みんなが不幸にならない、今の世の人が読んでも納得のいく解決策で、よく思いつくなぁと読んでいて楽しかった。
0投稿日: 2026.03.08
powered by ブクログ麻之助は相変わらずたよりないふりをしてきれる 丸三の婚礼 猫を探すなどいろいろあるが周りを上手く使って解決する 名主になるのも遠く無い
0投稿日: 2026.02.27
powered by ブクログ丸三とお虎、吉五郎と一葉それから明水さんとお秋さん(*^^*)決まる時にはとんとんと…(*´∀`*)でもいつも、麻之助とふにが出てくる場面が一番好き!
0投稿日: 2025.12.31
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
まんまことシリーズ第10弾。「だいじなこと」では麻乃助が熱がでて思い出せないことができてしまった。お和歌に買ってあげた袋物を清十郎に可愛すぎると言われたことだった。大事な薬が入っていた箱を開けてしまったのはまだ息子の宗吾。それをおっかさんが薬を買えない貧乏人にあげたで丸くおさまることができた。表題の「ああうれしい」心からうれしいと思わせてほしいという難題をおっつけられた麻乃助が鮮やかに裁いた。麻乃助はお和歌とちゃんと跡を継ぐことができそうだ。丸三も結婚し、吉五郎も一葉と縁を結ぶことができてよかった。
0投稿日: 2025.12.17
powered by ブクログ面白いんだろうけど、畠中さんの小説はこの頃設定が複雑で頭に入ってこないことが多い。 結局何だったんだ?ってなる。
0投稿日: 2025.12.04
powered by ブクログ麻之助、ちょっと忙しすぎないか?と言うぐらい忙しい。 しかも気がつけば、養父が怪我して箱根へ。義理の弟が仕事継いで頑張っているけれど……。 女性だけの集まりも、一葉が居なくなったら無くなっちゃうと思いきや、こっちは続きそうですね。
0投稿日: 2025.11.28
powered by ブクログ巻を重ねて、麻之助がしっかりしてきた。今回は相馬家の登場が多いように思う。かわりに八木家はあまり出てこない。流石に歳をとって、立場も違う3人で何かを行うことが少なくなってきたのかもしれない。麻之助のお父さんが、そろそろ隠居したいと言い出したし、これからも変わっていくんだろうという一冊。
0投稿日: 2025.11.20
powered by ブクログまんまことシリーズの最新刊。 今回は割と結婚の話が多かったようにも思う。 多分ことの顛末はその辺に落ち着くのかな?というのと概ね外れていなくて安心して読める1冊。
0投稿日: 2025.11.18
powered by ブクログまんまことシリーズ第…?最新刊2026.11現在 キャラクターたちの人生を追いながら緩く楽しめるシリーズ 悲しいことも嬉しいことも人生のようにいろいろあるけれど、ちっちゃな事件を軸に進んでいく物語はお江戸も現代も同じでは 畠中恵作品は句読点の打ち方が独特で、少しコツが必要ではあるけど、どれを読んでも毒のない気楽な作品が多いと思います
0投稿日: 2025.11.15
powered by ブクログ内容(ブックデータベースより) 大好評「まんまこと」シリーズ、ついに第10弾! 子が生まれ、張り切る新米父の麻之助だが、相談事は待ってくれない。 悪友に妻たちまで巻き込み、 時に怠けながら、今日も果敢に揉め事を捌く! (※よく
3投稿日: 2025.11.15
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
『ふじのはな』 いつもの畠中節で始まります。 落語に近い感覚。これは“お話”ですよ、って言う語り口。 丸三は不思議なキャラクター。どうも頭に浮かぶ顔は黒ずんでます。 冬太郎って誰だっけ、と思って過去の感想見返したら、そこに全く同じ事が書いてあって、デジャヴ過ぎました。 私は一度読んだ本を読み返す習慣がほぼ無いので、こう言う時困ります。長く続くシリーズかつ、前作と間が開くと、どうしても忘れてしまう。読書記録とか細かくつけるべきなのか……。いや、やらないな。 すぐ気が散って本に集中できない。これはいけない。 文章自体は柔らかいものの、意外と描写が少なくあっさりしているので、サクサク読めそうなのですが。肩入れしたくなる登場人物をまだ作っていないせいかも。所謂推し。 宮部さんの三島屋シリーズの次男坊と本作の麻之助は、大きな括りで言えば同枠のキャラクター像だと思うので、割と好きな方だとは思うのですが。もう一歩江戸っ子感が薄いのかしら。麻之助、脳内イメージが高橋留美子作品に登場する茶髪男子なんですよね。どう考えてもわかりにくい例えで恐縮です。 片眉を上げるのって、平たい顔だと難しい気がするので、小十郎さんは濃いめの顔なのかも。西洋仕草。表情筋の使い方が。 まんまことシリーズは恋模様、婚姻のなんやかやが“どうしてこう言う話にしたんだろう”と疑問を抱いたままになっているシリーズでもあります。特に今後も描かれない気はしますが、特に理由はなく、事実としてだけそう書いた風に思えるのですよね。畠中さんの作風は“お話”っぽさが強いのに、そこが妙にお話として“この為にああなったのか”が無くて、ずっと気になっています。 しゃばけシリーズでも、若旦那の許嫁? 嫁候補? は意外なところへ転がったので、恋愛観、結婚観が現代と違うのとあわせて、私と違うだけかも。 そもそも恋愛には然程関心がなく、書きたいのはブロマンス寄りなのかも。 かく言う私も、子ども時代と比べると、作中の色恋への関心は薄いのですが。 『おとうと』 屋根から落ちて来た鬼瓦が背中直撃とか、痛そう過ぎて引く。脊髄が無事だと良いけど。湯治って効果あるんだろうか。 一年間湯治先で療養するとなると、当時はどのくらいお金がいったんだろう? 今なら結構すごい額になると思うけど。その間は働けないわけだし。町名主は財政的に余裕があるにせよ。 金一さん、プライドが傷つくのはわかるけど、若手でこれまでは手伝いだけだったのだから、ここは1番の若輩者として「はい、ありがとう御座います、お世話になります」と呑み込めば済むこと。ここで駄々を捏ねている時点で資質を問われてしまうよ。 ちょっと畠中作品の登場人物は全体的に若手が幼く描かれ気味かも。 と思ったら、おかやさん、やば。 「えっ、駄目でしょうか」って何…… これまでどう生きて来たの、この家で…… 何なの、この家……おかやさん二十歳そこそことかじゃないよね、息子17歳だし…… え? 俊之助、来て早々額に拳固?? ちょっと、ここの描写わかりにくいかも。無言で拳固喰らわすことある? な、なんだこの話。 ちょっとモヤモヤ。解決って言う解決でもなく。スッキリしませんね。 弟って、金吾の姉視点のタイトルだと思ってたし。 義弟のことだったか……。 姉のお和歌はどう思ってるんだろう。 作者の周りにこう言う新人がいてネタが思いついたのかな……。ただただストレス。 『ああうれしい』 四十過ぎなら中年の危機か、シンプルに鬱ですかね。 楽しいと感じられない。喜びがない。虚無感。虚脱感。 奉公人たちの世話もできないのに、キープだけしときたいって、勝手すぎる……。お店の目処が立たない間、手当も出ないんですよね。そりゃあ、靖五郎さんに頼りたくなるわな。 バイタリティに溢れた中年の話だった。次々新事業成功させてはまた次、ってタイプの人、確かにいるもんね。 表題作なのに、感想あんまり出ませんでしたね。 サラリと読めてしまいました。 『縁談色々』 お美代様、ってどなたでしたっけ。お秋さんも。 思い出せなくても何とかなるか。基本的に一話完結で、どこからでも読めるタイプのシリーズですからね。 いや〜 起こってることはそれ程ないのに、読み切るのにまあまあ時間かかっちゃいました。 江戸時代ならまあまああることなんでしょうけど、45歳の男性が子ども欲しさに17歳の娘に縁談迫るってのも結構無理かも……。実際年の差結婚してる人たちは本人達が良いなら良いですけど。田舎から出てきたところまで追いかけて来るなんて……うわってなっちゃいました。 時代が時代だから常識も違いますけどね。冷静に考えて嫌かも。しかも親や親戚がそれをすすめてくるって言う。 『むねのうち』 女性陣が集まる辺りはわくわくしたんですけど、私が極度の方向音痴で立体を思い描く能力がないせいか、間取りが全然頭に浮かばず挿絵くださいってなっちゃいました。見取り図みたいな。 一葉が台所で簪を見つけた後に安東は玄関から声をかけてきてるんですよね? 話が終わって戻ったら消えていたと言う話なのに、何故安東が持って来たと思うんだ? とかも頭がこんがらがりましたし。 そもそも犯人も何でとりあえずで家の人の目に入る様なとこに置いとくんだよ? と思いましたし。よくわからない行動多すぎません?? トリックを成立させるために矛盾が生まれていると言うか、不自然になっている。 あと、リアタイでの描写をすっ飛ばして、後日談として語るやり方、多いですよね。たまになら良いけど。なんだか、作り物感が増して移入し辛くなるのがなぁ。まるでナレ死のよう。 吉五郎の贈り物も自然にそうだろうと思って流していたので、麻之助そんなに引っかかる? ってなっちゃいました。 読者目線ではそこまででもない情報を、この作品の登場人物ってやたらと大事に扱う気がしています。今回に限らず。 そのくせ「なんでそうなった?」みたいなところはサラリとしているんだよなぁ。不思議だ。 畠中さん、元々は漫画家さんだそうなので、プロットを読んでいる感覚になりますね。 『だいじなこと』 体調不良はどうしてもしゃばけシリーズ、若旦那が頭よぎりますね。 眉尻下がり過ぎて地面に着きそう。 医者二人のリアクションとか、宗右衛門とおさんのやりとりに対するお和歌の感慨とか、やっぱりちょっと、根拠が弱いと言うか、そこまで反応することか?と思ってしまう。 よく作者以上に頭の良いキャラクターは作れないって言いますけど、ひょっとすると、畠中さんは真面目な性質な故に、そこまで破天荒な話とかが出てこないのかも。 しゃばけでも思ってたけど、薬って濃ければ濃い程良いものなのか? 副作用も強くなりそうだけどな……。 あと、やはり若者が物凄く子どもっぽいよなぁ。現代より寧ろ昔の人は成熟早そうだけど。モノローグ見ていると中学生くらいに思える。 薬が無くなったのは、普通に宗吾だと思う。野原ひまわり現象。 最後は落語っぽかったですね。
0投稿日: 2025.10.14
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
うーん、ちょっと書き方を変えましょうよ~丸三が子を成したお虎と祝言を挙げると云うが心配は親戚を名告る者が現れることで確かに現れたがそれはお虎の腹違いの弟・妹だったので職を紹介することになった。舅の西森金吾が怪我をして箱根での湯治に送り出したが義理の弟の金一は自分が一人前で出来が良いと言われながらも頼りない。煮売り屋から身を起こし立派な跡継ぎもいる料理屋の主人が持ち込んだ相談は「ああうれしい」と思えることを探して欲しいという内容で火事で焼け出された町内の長屋に住む人々の世話を焼く内に店を倅に譲って新たに口入れ屋を起こすということだった。大奥から下がってきた女性の養女の縁談と下総から来た二度も亭主に死なれた17の若後家の一生働ける職探しの相談は互いに来た話を入れ替えて持っていくことで一挙に解決。相馬小十郎の娘は台所で見慣れない高価な簪を訝しく思いながら来客の相手をしている内に簪が消えた謎と最近武家で起こっている窃盗事件を一気に解決。相馬吉五郎と一葉の縁談が丘に纏まったが悪友二人は下働きをするだけで麻之助は高熱を出して寝込み相馬家から貰った大名家から贈られたよく利く熱冷ましの薬を紛失してしまった~一気に解決するのは止めて欲しい。多少の伏線はあるけど、最後の2ページですべて謎解きするのはついて行けません。吉五郎と一葉が収まるところに収まって良かったけど
1投稿日: 2025.10.09
powered by ブクログ「ふじのはな」と「ああうれしい」のお話が好きだった。シリーズが始まった頃はやんちゃなお気楽息子だった麻之助達が、結婚して子どもができて親の跡を継いで、自分たちも次の世代に引き継ぐ立場へ向かっていく…「昨日と同じ毎日は続かない」という言葉の重みがあったし、1作目からずっと読んでいるからか、麻之助が感じた寂しさやもどかしさにも共感する。麻之助、吉五郎、清十郎達をこれからも見守っていきたい。
1投稿日: 2025.09.27
powered by ブクログ<目次> 略 <内容> 若だんなシリーズの新刊。久しぶりで話に乗っかるのに少し時間がかかった。相馬さん(小十郎)はあまり登場しない。結婚しちゃうけど…。
0投稿日: 2025.09.10
powered by ブクログ町名主の跡取り息子·麻之助のシリーズ。 町名主の玄関には、困りごとや相談事が持ち込まれるので、厄介事を抱えているのが常ではあるのだが、麻之助はどうしたことか自分から他所の厄介ごとの種に首を突っ込むことになるので、更に大忙しである。でも、生真面目でないからこその発想は、周りからは眉をひそめられることもあるが、最後にはなぜか八方丸く収まっていい塩梅である。一葉と吉五郎もめでたしめでたしである。
0投稿日: 2025.08.11
powered by ブクログ「地位は人をつくる」というが、お馴染みの面々もそれなりに様になってきた。そんな中、代理ではあるが新人町名主が登場する。重責を担えば成長するとも限らないようだ。責任と己の力量を客観視できなければ、立場に溺れてしまうらしい。 組織の在りかたについても考えさせられた。優秀なリーダーがきっちりと組織を束ねているのは、とても分かりやすく良い組織に見える。けれども、そのリーダーが抜けるとたちまち混乱する。リーダーが迷走したら歯止めが利かない。 「うちのリーダーは出来が悪い」と、部下が愚痴をこぼしながらも一肌脱ごうと働いてくれる。そんなリーダーのいる組織の方が、健全なのかもしれない。 人のつながりを大事にする。人に任せられるものは任す。個人的な能力よりも、大切なことのようだ。持ちつ持たれつが機能している場所は健やかな空間、そう感じた。
3投稿日: 2025.08.10
powered by ブクログまんまこと第10弾。 もう10弾!?早い。 今回もトラブル続きだが、なんやかんや納まってんだよなあ・・・笑
0投稿日: 2025.07.18
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
10作目。 医者が盗みを働く話はほかでも読んだ気がするが、思い出せず。 吉五郎さん、よかった。急に、はっきりとした男らしくなって、とほほ笑んでしまう。 懐かしい面々の変わるところ、変わらぬところを眺めつつ、安心して読めたことがありがたい。
2投稿日: 2025.06.30
powered by ブクログ畠中恵の「まんまこと」シリーズ待望の最新刊ですが、今回も町明主の跡取り息子の麻之助を中心に幼馴染の清十郎、吉五郎とともに町明主にもたらされる、ささいな事件を麻之助たちが解決するというおなじみの内容ながら短編集だけに1つ1つの物語がちょうどよいサイズ感で面白かったです! 続編にも期待したいです!
9投稿日: 2025.06.28
powered by ブクログまんまことシリーズ第十弾。 町名主の、町名主見習いの多忙さはあれど、 更に圧し掛かるのが避けられない相談事の多さ。 揉め事、縁談、盗難事件など、今日も麻之助は知恵を絞る。 ふじのはな・・・高利貸しの丸三もついにお虎と祝言を あげることに。だが幸いに便乗する者の影が。 そして相馬家でも困りごとを抱えていた。 おとうと・・・舅の金吾が大怪我をし、湯治へ。17歳の義弟の 金一がまずはひと月、町名主代理になることに。 更に吉五郎を悩ませる猫探しもあり、麻之助は大忙し。 ああうれしい・・・“思いがけない相談”は“ああ嬉しい”と 思ってみたいという願いをかなえること、その難問に 悩む麻之助は靖五郎と共に火事の始末の場へ赴くことに。 縁談色々・・・縁談を望む者。縁談を拒む者。どちらも叶えたい 麻之助だが、自立したい女性の願いは艱難辛苦。だが、 偶然と時の運が縁をもたらし、縁と縁が結びついてゆく。 むねのうち・・・台所にあった簪は誰の物?そして無くなったのは? 戸惑う一葉。折しも武家屋敷での盗難が頻発していた。 盗人の正体は?麻之助と吉五郎が動く。 だいじなこと・・・流行の風邪で寝込んだ麻之助。 大事なことを忘れている。大事なものが無くなっている? ある噂が広まり高橋家の玄関は騒然とするが・・・。 皆、少しずつ年を重ねてゆく。 若くて無茶な時は過ぎ、一人前の男になってゆく。 清十郎も名主としてきっちりしているし、 貞だって貫禄が付いてきた。仲良しこよしの時代は過去。 でも、多くの縁が麻之助の支えとなっている。 お気楽者でも、皆から頼りにされ始めているんだ。 「ふじのはな」での、そんな父子の会話は心に沁みました。 その父の宗右衛門が仕事をほっぽいて湯治に行きたいとか、 濃い薬を振る舞うお茶目さがあるところとか、 この息子にこの父にありと、笑ってしまいました。
15投稿日: 2025.06.15
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
【収録作品】ふじのはな/おとうと/ああうれしい/縁談色々/むねのうち/だいじなこと 生きがいは人それぞれ。年齢にかかわらず、バイタリティ溢れる人間の面白さを見せてくれる「ああうれしい」。 縁談がうまくかみ合う様子が楽しい「縁談色々」。 など、麻之助が少しずつ頼もしくなっていく様子が描かれていて、安定の読み心地。
4投稿日: 2025.05.31
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
まんまことシリーズ。 安定のなまぬるさ。 なんだかちょっと物足りなさを感じてしまう。 さらってしているというか。 「おとうと」が一番面白かったかな。 麻之助の妻お和歌の父も町名主だが、 地震で大けがをして箱根に療養に行くことになる。 町名主の仕事は、麻之助よりずっと評判の良い息子、 義理の「おとうと」がやることになるが、これが曲者。 身の程知らずの自信家で、 優先順位を間違えているのに自分の成果には過大評価、 よく考えずに口から悪口を出してしまい、反省なし。 なんだか江戸時代のみならず、 いかにも現代にもいそうで笑えた。
0投稿日: 2025.05.22
powered by ブクログ10作目の6編もそれそれ面白い。でも、野球で云えばシングルヒットが続く状態で、大当たりがないんだよなあ・・・
0投稿日: 2025.05.22
powered by ブクログまんまことシリーズも第10弾。 各編は楽しく読めるのだが なぜかこのシリーズは いつまでもキャラクターが自分の中でしっくりきてないのか 覚えられないのが不思議。
0投稿日: 2025.05.14
powered by ブクログシリーズ第10弾 麻之助も父となったが、相も変わらずお気楽者の設定 幼馴染の清十郎や吉五郎も、それぞれに家庭や仕事が忙しく、3人揃ってという展開も難しくなってきた 今後はどう展開していくのだろうか? 丸三が思いがけず可愛かった
0投稿日: 2025.05.11
powered by ブクログ今回も町名主のもとにはやっかいごとが次々と持ち込まれる。それらを丸く収め、鮮やかに解決策を見出していく麻之助の活躍にほっこりさせられる連作短篇です。 麻之助、お気楽に見えて相当に悩みながら頑張っているのに、それでも叱られてばっかりなのが少々不憫かも。でもその気安さが町の人にとっての魅力でもあるのでしょうけどね。今回はどれもこれもやっかいな困りごとではあるものの、顛末はどれも平和ですっきりします。 お気に入りは「縁談色々」。女性の生き方にほぼ選択肢などなかったであろう時代ですが、もちろんこういう考え方の女性もいたはず。女性は嫁いで当たり前、親や夫の支えがなければただ生きるだけのことに並々ならぬ努力が必要だという苦しさを感じましたが、一人でも生きていきたいという彼女の気持ちを否定しない麻之助が素敵。そしてうまく落ち着く解決も見事。
1投稿日: 2025.05.07
powered by ブクログ麻之助ってば、お気楽に見えても、いつもなかなかに冴えてるよね。 幼馴染で悪友の清十郎に吉五郎との息の合ったやりとりも楽しい。 しかし、義理の弟にあたる金一ってば、もうw ま、あのいきがった感じも若さゆえだわね。将来、ああいう自分を思い出して、ぎゃーーーって叫びたくなったりするものさw 縁談も、泥棒騒ぎも、いろんなことがつながって、なんだかんだでいい感じにおさまってよかった。 しかし、吉五郎ってば、もう、なによ、なによw よかったじゃーん。 高利貸の丸三さんのかわいいところも見られて楽しかった。 麻之助たちの子ども世代は、まだまだ幼いものの、麻之助たちが本格的に家を継ぐ日も確実に近づいて、さらに、その先の世代も成長していく。 それでも、猫のふにがいつまでも長生きしてほしいな、うん。
0投稿日: 2025.04.29
powered by ブクログ【父になった麻之助、裁定の腕も上げる――?】麻之助もとうとう父に。お気楽ぶりを封印し(?)、今日も町の人々の相談に知恵を絞る。「まんまこと」シリーズ、ついに第10弾!
1投稿日: 2025.03.13
