
総合評価
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- すず星"powered by"
地方議会や国政で女性議員がどのように増えてきたのか、そしてそれによって何が動いたのかを丁寧に描いた一冊。 とくに印象的なのは、地方議会での女性議員たちの姿。職住近接の働き方が可能で、地域の事情にも精通しているからこそ、地域の課題に気づき、地元のリアルな声を政策に反映させていきやすいという指摘には納得。国政では、「未婚の寡婦控除」や「生理政策」など、当事者性があるからこそ動かすことができた事例が紹介され、議会内外のネットワークやNPOとの連携が鍵となっていたことが見えてくる。 著者の語り口は強気で前向き。だからこそ、政治なんて自分には関係ないと思っている人や、「女性議員が増えると政治家の質が下がる」なんて思っている人にこそ読んでほしい。この本を読むと、みんなそれぞれの場所でできることをやっていて、それが確かに政治を動かしてきたんだと、勇気をもらえる。関心を「持つ」から一歩踏み出して「関わる」へ。そんな変化のきっかけになるかもしれない一冊。
1投稿日: 2025.06.27 - 静岡市女性会館図書コーナー"powered by"
静岡市女性会館図書コーナーの書誌詳細はこちら↓ https://library.aicel21.city.shizuoka.lg.jp/finder/book_detail?bookid=82387
0投稿日: 2025.06.21 - ひまわりめろん"powered by"
ガオー わいが普段から思っていることをズババンと書いてくれているので、いや違うなこの場合ズババーンだな(違いわからん!)とにかくそんなわけなのでもう気持ち良くて★5!なんなら★5じゃ足りない高評価でございますありがとうございます なにしろ一刻も早く女性政治家を増やすべきなのだ 最低でも半分 理由は2つ その一 「政治は結果」よく耳にする言葉です もうおじさんの政治家が慣用句のように使ってます ならば現時点での「結果」とやらを見てみなさいよ もう無茶苦茶でごじゃりますがな おじさん政治家たちに任せた結果が今なんだから、有言実行、今すぐ女性たちに席を譲るべき その二 「民主主義」の大ピンチやねん どのへんが大ピンチかは本書を読んでいただくとして そもそも「民主主義」の定義てなんやねんていうとだね、「人民が決める体制」のことやなん でもって人民の半分は女性なわけね じゃあ「決める」ときに、半分は女性が関わってなかったらおかしいでしょ?っていうわりと単純な話 本書では、女性の政治進出に関わる「今」がひっじょ〜に分かりやすい文章で書かれているたいへんな良書である おじさん議員は全員正座して読みなさい
62投稿日: 2025.04.28 - Go Extreme"powered by"
本書は、現代社会における政治の多様性の必要性、特に女性政治家が増えることで日本の政治にどのような変化がもたらされるのかを、国内外の事例やデータを基に詳細に分析・考察する書籍です。 はじめに: 現代社会の多様化に伴い、政治家にも多様性が求められている現状、特に女性政治家の存在が選挙で重要視されつつあることを指摘。著者自身の経験も踏まえ、変化の兆しが見え始めた日本の政治において、女性政治家が増えることの意義をデータと共に検証し、未来への期待を示します。「絶望するにはまだ早く、ようやく変化の兆しが見え始めた」と述べ、本書の目的を提示します。 第1章 世界に女性をどう増やしてきたのか: 世界各国で女性政治家を増やすための歴史的経緯と具体的な制度、特にクオータ制(候補者や当選者の一定比率を女性に割り当てる)とパリテ(男女同数を原則とする)を解説。フランスの男女ペア立候補制度やスウェーデンのリーダーシップ研修、台湾のクオータ制導入など、具体的な事例を通して制度設計、効果、課題(ジェンダー・ステレオタイプなど)を議論します。 第2章 女性議員が増えると政治の何が変わるのか: 女性議員増加による政治の質や政策決定の変化を考察。「これまで見過ごされてきた問題の可視化と政策化」が重要な変化として挙げられ、未婚のひとり親控除(旧未婚の寡婦控除)や生理政策の実現過程などが描かれます。議会ハラスメントへの意識変化や条例制定、多様性の意義、少数派の経験といった質的変化も指摘。「女性の視点」という言葉の意義と議論、若者や女性の政治参加促進の可能性、「政治は夜決まる」という固定観念への疑問も提示されます。 第3章 今、杉並区で起きていること: 2023年統一地方選の杉並区をケーススタディとし、地域政治の変化を描写。岸本聡子区長の選挙戦や「住民思いの杉並区長をつくる会」の活動を通し、従来の組織型とは異なる市民参加型の新しい政治のあり方を示唆。気候変動対策やジェンダー平等といった政策、SNS活用、住民対話などの新しい政治スタイルを紹介しつつ、当選後の議会運営における課題(二元代表制、議会との関係など)も示し、変化の過程の葛藤を描きます。 第4章 女性議員を増やすには: 日本でさらに女性議員を増やすための具体的提案。制度面ではクオータ制やパリテ導入の必要性を改めて強調。ロールモデルの重要性、女性を支援する政治スクールや塾の役割(知識・ノウハウ提供、仲間作り、メンター)も解説。全国初の女性市長誕生の自治体や「女性政治家三角地帯」など、成功事例からヒントを探ります。 第5章 もっと女性議員を増やすには~海外編: 海外の先進事例からさらなるヒントを探求。フランスのペア立候補制、スウェーデンのジェンダー平等を前提とした研修、台湾のクオータ制運用、アメリカの市民運動発の女性政治家などを紹介。制度設計に加え、社会の意識改革、支援ネットワーク、環境整備(育児と政治の両立支援など)の重要性を浮き彫りにします。 第6章 国政は変わるのか: 国政レベルでの女性議員増加による変化の可能性と課題を議論。依然低い女性比率や党内ジェンダー格差などの構造的課題を指摘する一方、有権者の期待の高まりやSNS活用の動きといった変化の兆しも示します。女性議員による政策実現や、党派を超えた女性議員連携の可能性にも言及。戦後の女性参政権獲得時の国会論議を振り返り、女性の政治参加の意義を再確認します。 おわりに: 日本の政治はようやく変化の入り口に立ったと結論づけ、女性政治家のさらなる増加が、より多様で公正な社会を実現する可能性を強調。制度改革、社会全体の意識改革、そして女性自身の積極的な政治参加が不可欠であると述べ、未来への希望を示します。
0投稿日: 2025.04.21 - きじこ"powered by"
私の住んでいる地域は自民党の某大物裏金議員の地元で、自民党が圧倒的に強い。国政選挙の時は野党がまともな候補者をぶつけて来ない。若者だけでなく中年の我々だってどうせ変わらないとウンザリしている。 政治家は3期くらいを上限にして、65歳で定年にしてほしい。
0投稿日: 2025.04.12