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直木賞を取らなかった男
直木賞を取らなかった男
新堂冬樹/光文社
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総合評価

10件)
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    面白かった。 作家と編集者の関係や、どのように作家の本が作り出されるのかという過程を見るようで、出版界の裏側にある作家や編集者の本音を描いているようで興味深く読んだ。 過激な表現方法で売り出した日向と、一癖ある編集者の磯川の関係は、師弟のようであり、同士であり、深い信頼関係と愛情に支えられていた。 「直木賞を取らなかった男」のタイトルでこの本に手を伸ばすのを躊躇したが、タイトルだけで内容を予見する悪癖を後悔するほど、男同士が互いの存在を長年に渡り信頼しえた物語に熱いものを感じた。

    1
    投稿日: 2025.06.15
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    衝撃やどんでん返しなどありませんが普通に読み物として面白かったです。 メジャー路線で個性を殺されるか、マイナーで個性を出していくかの二者択一を迫られるも、決断し、邁進していく様が良かったです。 コンプライアンスと表現の自由、今の小説家って大変だなと思いました。 自叙伝的小説っぽいですね。白、黒どちらも読んでみようかと思います。

    21
    投稿日: 2025.06.02
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    このレビューはネタバレを含みます。

    派手な展開はないものの、リアリティがあり人間の大事なところを丁寧に描いており楽しくもあり考えさせられる作品でした。

    0
    投稿日: 2025.05.18
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    『PRIZE』に続いて直木賞ものを読む。新堂冬樹は中学生のころよく読んでた。学校図書館には白新堂しかなかったから知らなかったけれど、黒新堂に触れた時は仰天した。自伝小説とも言える作品のテーマに直木賞を持ってくるところに、直木賞のねじれを感じたり。

    0
    投稿日: 2025.04.29
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    このレビューはネタバレを含みます。

    タイトルが気になって読んでみた本 著者の作品は初めてだったが、最初から引き込まれて面白かった 自叙伝かーとわかって更に面白い! 一時期の流行作家? よくわからないけど著者の他の本も読んでみようと思う 黒日向と白日向

    1
    投稿日: 2025.04.03
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    この小説家を知った時は、吃驚しました! 黒作品と白作品、本当に同じ人が描いたものなのか⁉︎って感じでした 本書は、デビューから今に至る小説家人生を描いた作品で、小説家は作品を創作し続けることが如何に難しいか、創作物というより、まさに商業的な継続は、経営と同じ思考なんだと 小説家と編集者、ここにも1人では成し得られなかったタイミングがあるんですね。 にしても、金髪、ガングロ、ミラーのグラサンはインパクトあったなぁ(笑)

    2
    投稿日: 2025.03.23
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    自伝⁈「ベストセラー作家になるために直木賞に背を向けた」「直木賞や芥川賞はレコード大賞と違ってどれだけ売れたから受賞できるというものとは違う。理由は選考委員が作家だから。それぞれの作家の好みだから」村山さんに続いて「直木賞」テーマ。読者としては、それほど気にしないが、これが受賞作?というケース増えているのは気になる。これ読んでる時、米澤さんが新たに直木賞の選考委員になったというニュース。まだ45歳くらいだっけ。プライド高い年長の作家、「いらない」というケースさらに増えるかも。ノワール作品、一番印象に残っているのは「模倣犯」かなぁ。

    3
    投稿日: 2025.03.05
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    このレビューはネタバレを含みます。

    著者の本を読むのはしばらくぶりだ。 タイトルからわかる通り、自身のことを題材に書かれている。 過激な作品を出し、ましてそれが出世作だったら作家はさぞ大変であろう。そんなこの著者ならではの作品である。 日本の漫画を支える敏腕編集者の凄さは、様々なメディアで紹介され、話題になっている。漫画も小説も編集者が担う役割は一般の想像を遥かに越えているようだ。(前もこんな感想書いたな...) 出版不況が続く今、直木賞、本屋大賞など効果絶大だろうなぁ。メディアももっと他の文学賞も取り上げてもらいたいものだ。 ラストよい話で終わるとは思っていなかったのだが。 それにしても、メディアも企業もコンプライアンス推進部などが幅をきかせる世の中になってしまい実にやりにくい。 内部統制、コンプラが営業より大きな顔をしている会社って正しいことなのだろうか?

    2
    投稿日: 2025.02.04
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    この本の著者 新堂冬樹氏の作品は、2012年に「傷だらけの果実」を読んで以来です。 作家にとっての文学賞の意味と、ベストセラー作家となって売れる本を書く意味を対比しつつ、小説家と編集者、そして出版社の裏側的なものを描いたような作品でした。 決してこの作品の主人公、日向誠が著者を投影しているとは思いませんが、著者の活躍を振り返ると、似ているところも多い気がします。 ただ私の体調が今ひとつだったこともあって、作品のテンポに乗り切れず、まともな感想を持つことができなかったのは残念です。

    2
    投稿日: 2025.02.03
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    小説家は、デビューするよりも続けるほうが格段に難しい! 必ずしも一般的とはいえない文学賞でデビューし、社会そして人間の暗黒面を描き続けた作家・日向誠。ずっと側に寄り添ってくれた編集者・磯川とは「小説」という絆で強く結ばれていたが、いいことばかりが続くわけはなかった。暗黒小説を発表して強い支持を集める一方で、読者のネガティブな反応を恐れず純愛小説にも挑戦し、大きな成功を収めた日向だった。ところが、ある一件で磯川は小説の世界から遠のくことに……。 小説家と編集者、それぞれの信念と作品への情熱で結ばれた文壇バディの未来は、どこに向かうのか!?

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    投稿日: 2024.12.10