
アニメ版 ふしぎ駄菓子屋 銭天堂 型ぬき人魚グミ
廣嶋玲子、jyajya/偕成社
作品詳細ページへ戻る
総合評価
(2件)5.0
| 2 | ||
| 0 | ||
| 0 | ||
| 0 | ||
| 0 |
powered by ブクログ型ぬき人魚グミの話は、一朝一夕で済まされない生々しい魔の味がする。不思議駄菓子屋という小宇宙に潜む紅子さんの態度ひとつで、ただのグミが異形の呪縛へと変わるのを目の当たりにする。泳げない少女が人魚のように泳げる奇跡は、一瞬の救済に過ぎず、その後の鱗の化身が背負う不安は逃れられない現実の重みだ。説明書の小さな文字に込められた呪文のような注意を軽んじる無頓着さが、まさに人間らしい失敗であり、そこに物語の真骨頂がある。紅子というキャラクターの存在感は圧倒的で、駄菓子の魔術師としての彼女にどこか畏怖を覚えつつ、物語全体が身近な寓話のように響く。 未就学児でも読んであげれば楽しめます。
12投稿日: 2025.10.27
powered by ブクログ型ぬき人魚グミは泳げない少女に魔法をかける。不思議な駄菓子の力と、その代償の怖さが共存する物語だ。 この作品を通じて、子どもが駄菓子に夢中になる気持ちと、ルールを守る大切さが伝わります。子育て中の親として、子どもに「楽しいけど注意も必要」と教えられる内容は共感しやすく、親子の会話も自然に生まれます。アニメと連動した世界観で、読む楽しみと観る楽しみが広がり、忙しい日々の癒やしにもなります。
15投稿日: 2025.10.23
