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模擬授業 その効果と活用
模擬授業 その効果と活用
野口芳宏/ボイジャー
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    yoichiokayama
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    模擬授業とは、具体的で直接的、行動によって授業の技法を伝える、最良の近道。 野口先生が、詳らかにする模擬授業のすべて。 模擬授業と通常の授業の違いから、模擬授業の効用、模擬授業の四類型、模擬授業の構成要素(教授話法六つの秘訣、発問の作り方、与え方、板書法、ノート作業、机間巡視)、攻めの技術と受けの技術、授業の「束ね」と学力形成まで、詳細に解説されます。 実に体系的。 さすが野口先生です。 研修にも通じるものが、多々あります。 上手い授業とよい授業とは少し違う。上手くなくてもいいからよい授業を目指すことが大切だということだ。上手い授業と言うのでは見た目が中心になる。子供が活発であるとか、先生の表情がよいとか、子供が喜んで参加しているとかいう点が主になる。先生の板書もきれいで、外から見たときにほれぼれする。上手さがちりばめられている。 反対に、見栄えはあまりよくないけれど、子供がよく考えているという場合がある。よく考えているというのは、べらべらしゃべるだけでなく、黙るべき時には黙る。「口を閉ざして思い始まる」という格言の重みを知るべきだ。 ー 182ページ

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    投稿日: 2024.12.04