
恋の川、春の町 江戸戯作者事情
風野真知雄/KADOKAWA
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総合評価
(2件)3.5
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- fufufuyoko"powered by"
江戸時代大ヒットした黄表紙「金々先生」の作者、恋川春町が主人公。仲間は幕府に怯え作家活動を止める中、春町は書き続ける決心するけれど、命懸けでふざけて、恋の川を流れ流れていく話 大河ドラマで「金々先生」が紹介されたばかりのタイミング!この本を読む機会を得たこと、びっくりでした。蔦屋も登場 それから、風野真知雄作品、どこかふざけた心が見え隠れする登場人物や物語。その理由が、この本の作者自身の後書きでわかりました。読んで良かった。大好きな作家さんです
7投稿日: 2025.02.25 - dsukesan"powered by"
風野真智雄にしてはシリアス。軽妙な部分はあるが、テーマ全体も重たい。作者の独白、私小説的な印象。 著者の作品にはよく、戯作者が出てくるがこういう心象から出てきていたのかとおもう。 恋川春町や、馬場文耕などを知れたのは良かった。自分が興味を持った狂歌、太田南畝とも同時代の話。 こういう反骨とお笑いが、好きだと、改めて認識する。 にしても、後半かなり厳しくおもたい話。いつも感じるスカッとした感じはなく。ちと考え込む。 そして、松平定信を作者のはどう捉えていたのかが気になる。南町奉行 耳袋秘帖でも出てくるが。。 ま、単純に良い悪い、好き嫌いで捉える必要はないのだろうが。。 改めて、きらん風月も読みたくなる。
14投稿日: 2024.12.01