蜀の朝廷内で対立する荊州閥と益州閥の解釈が興味深いですね。 三国志を題材にしているけど儒学というテーマがあるから、 切り口が新しくて読んでいて楽しいです。 姜維伝の冒頭にある「鄭玄の学を好んだ」という記述について、 漢→魏の革命を肯定する鄭玄の学説は魏で支持されており、 冒頭のこの一文は蜀における姜維の立ち位置を示しているのだという 新たな知見を得られたのも良かったです。