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その呪物、取扱注意につき
その呪物、取扱注意につき
谷尾銀、アオジマイコ/KADOKAWA
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総合評価

9件)
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  • umimugiのアイコン
    umimugi
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    呪物を用いた犯罪を、秘密裏に取り扱う警察内組織が舞台。資質のある新人とその部署の面々、協力者となる霊能力者によるオカルトミステリ。 いくつかの呪物事件が連作的に並び、それがひとつの事件につながっていく。 細かなストーリーにメインの話が挟まれるので、登場人物が分散して覚えきれなかった。 ストーリーに直接かかわらないキャラ描写も多い。キャラ萌えする人ならいいのだろうけど、私にはいまいちヒットしなかったので好みもあると思う。シリーズ化前提なのだろうな。 名前は聞いたことがある「コトリバコ」、どんなものかやっとわかった。正直こちらをもっと掘り下げた怖い話を読みたい。

    2
    投稿日: 2025.06.25
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    Sachi_HYDEIST
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    このレビューはネタバレを含みます。

    読みやすい文体、二転三転する展開、怪異より醜悪な人の悪意、イケメン主人公…いい作者さんを見つけました。

    1
    投稿日: 2025.05.10
  • 煌のアイコン
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    このレビューはネタバレを含みます。

    思った以上にオカルト中心で、霊能者グループと警察のタッグチームで呪物を追う。 見た目強い霊能者九尾が、内向的というかオタク気質でキョドりがちなのも意外性があって良かった。 主人公が名探偵でサクサク解明。 で、それを信じていいのか、もの凄く不安。 かつて、こういう展開でその推理が全て都合の良いように辻褄合わせされたもので、実は……という展開の物語を読んだ事があるので疑心暗鬼になる一読者な私。 壮大な詐欺物語な可能性も!? 早く続編が読みたいです!(笑)

    0
    投稿日: 2025.01.07
  • aicoのアイコン
    aico
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    平積みで陳列された文庫本の中で、独特なオーラを放つ表紙とタイトルに興味が湧いて購入しました。 呪物本体については大変興味深かったのですが、主人公の推理力が第一印象よりもだいぶ抜き出ていたためか、一部の登場人物はモブと化している気がして勿体なかったです。 ただ、続刊が出るとしたらどのような呪物が登場するのか気になりますし、まだ未登場のメンバーの存在も気になるところです。 2024/12/1 読了

    0
    投稿日: 2024.12.01
  • yumiのアイコン
    yumi
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    呪物を中心に話が進んでいく事が斬新で、数話のお話にもつながりがあり、続きが気になって直ぐによみきりました!

    0
    投稿日: 2024.09.28
  • みねこのアイコン
    みねこ
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    様々なメジャー呪物がテンポよく出てきて、一気に読めるスピード感のある飽きない一作だった。 オカルトとミステリーのバランスは良好な印象だったし、伏線回収もしっかりめ。 霊能者系のミステリーはどうしても肝心なところを、「能力」でまとめてしまいがちになる。 やりすぎない塩梅は悪くなかったと思う。 もう少し欲を言えば、心理描写や回想で物語に厚みがあると、うれしかった、、、。

    8
    投稿日: 2024.09.16
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    ハル
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    美貌の霊能力者と料理の腕と特殊資質持ち青年のバディ。オカルトミステリだけど、オカルトとミステリがきっちり分かれているのが面白い。 のと、美貌の設定がいい意味で活かされてなくて、二人の掛け合いがほんのりコメディっぽいのもよい。 難点は、登場人物がちょっと多い気がする(シリーズモノになりそう)。特に、プロローグ後の話は、主要メンバーが全員出てくるので「このエピソード、今いるかなあ」みたいな気持ちになってしまった(名前覚えるのが苦手なので、単純に個人的キャパオーバーなだけかもしれない)。あと、最初から刑事課が動いてたら解決できたのでは?という気持ちにはうっすらなった(怪異が絡んでいるので、そうもいかないのはわかる)。 構成が少し複雑なところが面白く、呪物もそれぞれ魅力的で、続きが出たら嬉しい!

    0
    投稿日: 2024.09.11
  • いこのアイコン
    いこ
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    このレビューはネタバレを含みます。

    てっきり警察の手に負えない案件を九尾さんが霊能力で解決してくれるのかと思ったら、そんなことは全くなかった。 彼女はあくまで霊能力で分かる情報をくれるだけで、推理力はおろか、日常生活自体がポンコツという残念美人さんだった。 霊視自体は何も間違っていないのに、その他が残念すぎてなかなか信頼できない……そこがミステリとしての面白みでもあるかも? 彼女の情報をどう処理するか、解釈するかが腕の見せどころというか。 凄かったのは主人公の成瀬くんの方だった。 推理力抜群、料理できる男子、山登りどんとこい、そして何より「防御力」最強。 末恐ろしい新人君だった。 寧ろラスボスが哀れになるほど……相手が悪かったね。 様々な呪物の対応をしつつ、本命は女性と子供を呪い殺すコトリバコ。 本命の話は幕間で進んでいくので、寧ろ幕間が本編だった気がする。 さり気ない描写がしっかりとした伏線になっているので、ただのオカルトものとしてではなく、ミステリとしても読んでいて面白かった。 呪物の捜査も割と理詰めかつ堅実な捜査だったので。 オカルトもので理詰めな話は、個人的には新鮮だったかも。

    1
    投稿日: 2024.09.05
  • mui-muiのアイコン
    mui-mui
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    前作の「ゆるコワ!」と繋がっていて、九尾天全が主役級な立ち位置に来ています。コトリバコを用いた呪殺事件を軸にした連作短編になっています。ホラーですが、ミステリー色が強い1冊になっています。 なんとなくシリーズ化しそうな雰囲気がありますね。

    26
    投稿日: 2024.08.28