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powered by ブクログおもしろかったし読みやすかったけど、専門用語もありながら全体を満遍なく学べる、という感じではあったので、初心者の身としてはあまり頭に入ってこない部分もあり ・腸内細菌叢が幼少期にほぼほぼ決まっちゃうのは少し悔しさがありだけど、食事などで変えられる部分ももちろんあるとのことなので、とりあえず食物繊維(根菜、玄米とかオーツとか特に)を食べ、赤身のお肉を減らすことを心がける ・やはり腸内細菌の多様性が大事なんだなと再認識 ・あと短鎖脂肪酸がとりあえずすごそうということだけはわかった ・自分の体で生活している生き物がいる!という考え方にすると体に悪い食べ物を接種するのもなんとなく抵抗が生まれてくる気がする
0投稿日: 2025.11.16
powered by ブクログ・入浴習慣は、家族間の腸内細菌の水平伝播の助けになる可能性あり→腸内環境がいい人が先にお風呂に入るべき? ・日本人の腸内環境は特殊→海外の論文が日本人に当てはまるかは要注意 ・食物繊維は主食からとるのが効率的
0投稿日: 2025.10.27
powered by ブクログ腸内細菌研究で国内で最も有名なトップ3に入ると思われる、京都府立医大の内藤先生の著書です。自身の研究の話などはさほど多くはなく、どちらかというと色々な研究の紹介をされています。 良かったところは、柔らかく、読みやすい文章ではあるものの、割と難しい内容の研究まで紹介していて最新の知識を網羅的に学ぶことができるところです。特に、国内で行われた研究に関しては、いろいろな研究グループの話が出てきて、良いリサーチになります。食品メーカーの研究も結構たくさん載っていて、内藤先生の顔の広さを感じました。出典も綺麗に載っているので、仕事にも使えるのはありがたいです。 一方で、どんなものを食べたらいいのか、どんな細菌がいると良いのかといった、一般の人が求めている出口の話は少ないかもしれません。これは、賛否あると思いますが、研究者視点ではそこまで出口の話はできないのが現状だと思うので、僕としては、これで良いのかなと思います。多分、この手の分野で出口の話で強めの結論を言いがちな書籍はあやしい先生が多いと思います。(もしくは、悪質な編集者がまとめている) 書籍としては、そんなに重厚ではなく、かなりさらっと読めます。そういう意味では、一般の人向けだと思いますが、内容的には腸内細菌についてある程度分かっている人向けかな〜。
2投稿日: 2025.01.05
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
食物繊維は腸内細菌を飼うために必要。人工甘味料は腸内細菌叢を変えるのでお勧めできない。腸内細菌叢を移植するのに糞便移植ではなくて菌叢だけ移植するのがある。 いろいろアップデートできてよかった。
0投稿日: 2024.12.15
powered by ブクログ図書館の資料検索でタイトルに興味を持って予約借本。京都府立医科大学の先生の執筆で、研究されている腸内細菌と抗加齢医学研究の最前線について、一般人にも理解できるような内容で、健康長寿を目指すための生活習慣についても触れられている。カラー版で図も多く、わかりやすく感じた。「腸内細菌」は想像以上に健康に関係しているようで、興味深く読めた。 【最新の腸内細菌研究】 ・日本人のヤセ菌「ブラウティア菌」→大麦や玄米の摂取で増える ・生物学的年齢(老化の指標)を割り出す老化時計(エイジングクロック)の研究領域が注目を浴びている。老化指標の14の因子として「腸内細菌」が入る。 ・AIを利用した腸内細菌データを解析した腸老化時計が提案。健康状況や寝たきりの一歩手前の「フレイル」の把握に有用とされる。 ・長寿や健康、腸内細菌にいい食事というエビデンスが多いのは「地中海食」→野菜や果物、豆、穀類をバランスよく食べ、オリーブオイルをよく使い、ワインを飲み、肉の摂取頻度が少ない食べ方 ・京丹後地域は長寿→3つの酪酸生産菌が大きな役割を担っている。食事は根菜(食物繊維摂取)や全粒穀類を多く食べる。 ・脳腸相関→不安やストレスが強いとお腹が痛い。 ・ヤクルト1000は脳腸相関を利用?→乳酸菌シロタ株をとることで腸内細菌叢(ちょうないさいきんそう、腸内フローラ)の変化が脳に伝わり、ストレス軽減や睡眠の質改善につながる ・腸は最大の免疫器官(感染、アレルギー、がん免疫) ・腸管免疫を維持するには発酵性食物繊維(大麦やオーツ麦などの雑穀、全粒粉、豆、根菜類、野菜全般)。食物繊維をとっていれば、ビフィズス菌や乳酸菌、酪酸生産菌も増えやすくなる。 ・3日に1度のお通じでも、快適なら便秘ではない。ブリストルスケール(便の性状判定)というものがある。 ・過敏性腸症候群(IBS)。緊張やストレスを感じるとお腹が痛くなったり下痢や便秘を繰り返したりするIBSの症状は、腸内細菌叢との関連が疑われている。 ・大腸がんは、加工肉でリスクが上がり、野菜や豆で下がる。 【健康の土台をつくる腸内細菌の整え方】 ・毎日の食事で十分な食物繊維→腸内細菌叢の中で分解して有用な菌を増やす。 ・種類は多いほうがいい。ストレス、砂糖や塩、動物性飽和脂肪酸は減らす。 ・腸内細菌による食物繊維の発酵が注目。高発酵性食物繊維 High MAC→イモ(レジスタンスターチ)、豆、穀物、キノコ、野菜、果物など。白米を玄米に、パンを全粒粉にすることで食物繊維を摂取
0投稿日: 2024.09.16
