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ヘルメースの審判
ヘルメースの審判
楡周平/KADOKAWA
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総合評価

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    巨大総合電機メーカー「ニシハマ」を舞台に、日本企業の旧態依然とした体質とグローバル競争の現実を鋭く描く経済サスペンスです。粉飾決算、学閥、事なかれ主義に切り込み、企業再生の鍵となるLNG事業や核燃料処理プロジェクトを軸に、政官財の思惑が交錯する展開は圧巻。過去の成功体験にしがみつく組織の危うさと、変革を恐れないリーダーの挑戦を描いた本書は、まさに「警世の書」。企業人必読の一冊です。

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    投稿日: 2025.10.16
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    今まで読んだ楡周平氏の中では、ちょっと長い&ハマらなかったな…東芝がモデルとしてされているが、巨大過ぎ、そして残念ながら再建には至っていないからかな。 ベンチャーは彼らを倒すべく、限られたリソースと頭を使ってやっている文中の言葉は作者がベンチャー企業や起業家をリスペクトしているのだと感じるとこである。

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    投稿日: 2024.11.30
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    世界的電機メーカー・ニシハマの創業一族に婿入りした梶原賢太は、原発建設のプロジェクトに携わっていた。建設計画の遅れが発覚し、莫大な損失が危惧されるニシハマは、窮地に立たされる。奔走する賢太のもとに常務の広重が現れ、使用済み核燃料の最終処分場建設という、政官財を巻き込むプロジェクトの遂行を命じる―。(e-honより)

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    投稿日: 2024.11.06
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    202408/リアルを想起させる楡周平お得意のビジネスもの、なので勿論手堅く面白かったけど、今作はいつもより人間関係・企業関係が自分には把握しにくく「この人どこの人だっけ?」と頁を戻ることが何度かあった。主人公は優秀だけどキャラとしては薄めで、事業関連のエピソードも自分には難解なところもあり、楡作品の中ではあまり好みではなかった。

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    投稿日: 2024.09.23
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    生き馬の目を抜くことが求められるビジネスの世界を舞台に、日本とアメリカの企業体質の違いや、次世代のエネルギービジネスを軸に「企業とは」「ビジネスとは」を描いた経済小説。 フィクションではあるものの、東芝をモデルにした大企業が登場したり、東日本大震災が物語に絡んできたり、リアリティを伴うことで没入しやすい。 少し難解な話になっているため、所々で筋を掴みにくいところがある。

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    投稿日: 2024.08.11