
総合評価
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powered by ブクログどうなるのかわからない展開で、面白かったです。 小説内小説と、小説とのつながりが、少し薄い気がしましたが、すらすら読めて楽しめました。
0投稿日: 2025.11.16
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
初めてのパケ借り。 絵を見て気になって読んでみた。 殺されるのが、分かってて先々を見通した行動がすごくて怖かった。 この作者さんの本初めて読んだけど、好きだった
0投稿日: 2025.11.02
powered by ブクログうーん…うーん…よく分からん感情過ぎた まぁでも幸せになりたいとも思ってなかったかな ちょっと都合よく行き過ぎな気もするな
0投稿日: 2025.10.30
powered by ブクログこれは面白かった。続きが気になりはじめから最後まで楽しめた。結局は森林麻美の手のひらで転がされてる周りの人達に小気味良かったし、描いた通りの復讐が出来ている。しかし本当にゴミみたいな夫だった。
0投稿日: 2025.10.05
powered by ブクログライトな読み応えにも関わらず面白かった。 『方舟』をはじめて読んだ時、「こんなに鮮やかに⚪︎してくれるなら本望やろ…」と感じたものだが、この本にも似たような感想を持った。いや、むしろここまで意のままに他人を操れたらさぞかし
0投稿日: 2025.09.25
powered by ブクログタイトルのインパクトでまず読んでみたくなりました。冒頭から「死体を探す」という奇妙な設定が提示されるけれど、それは単なるサスペンスの導入ではなく、登場人物たちの心の闇や社会の歪みを浮かび上がらせる装置になっています。 断片的に提示される情報が徐々につながっていく感じで、続きが気になって仕方ありませんでした! 謎が解けた瞬間、「うわー!すごい」と素直に思いました。 筆者の語り口はブラックユーモアと冷静な観察が入り混じっていて、暗い題材でも読ませる力があります。三島正隆の弱さやズレた倫理観にイラッとしつつも、男尊女卑とかうちの夫みたいだな…と苦笑いしながら読みました。 描写はきつすぎるほどではないけれど、死や孤独、欺瞞といった重めのテーマがしっかり扱われているので、軽い気持ちで読むと心に残るタイプの作品です。ミステリー好きはもちろん、人間ドラマをじっくり味わいたい人にもおすすめできます。
9投稿日: 2025.09.25
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
Audibleにて。 あまりにもうまく行きすぎ、というのはありつつも、仕掛人が全く登場しないなかで、次々と新しい事実が明かになり、登場人物たちが踊らされるダイナミックな展開がエンタメとしてとても面白かった。
0投稿日: 2025.09.23
powered by ブクログ※ 複雑でもあるけれど、シンプルでもあった。 [白い鳥籠の五羽の鳥たち] ここを起点にした話しであると同時に、 人間の気質は変わらないのだとも感じられた。 例え本人が画策したことであっても、 救いに欠けた苦い余韻。
9投稿日: 2025.09.06
powered by ブクログ楽しかった!主人公の周囲のクズ人間たちがどう破滅するのかもワクワクしたし(笑)、過去の事件について明かされていくのもドキドキした。ハッピーエンドではないけど、とても納得感のある結末でした。 ただ、細かい部分だけど、きょうだい児の話は、そんなことある???って思っちゃった。同じ病気を持つ人のお姉さんのとても優しいエッセイを読んだばかりだったので、その病気に嫌なイメージがついたらかなしいなと思ってしまった。
0投稿日: 2025.09.05
powered by ブクログ著者の作品を初めて読みましたが面白かったです。 私の好きなタイプの作品を書く作家さんだと思いました。 湊かなえ作品が好きな人に刺さる気がします。 人物像が想像しやすく「うわ、いるいるこういう奴!」って気持ちにさせられます。 終盤の謎解きも良かったです。 個人的には最後は蛇足に感じました。麻美の独白で締めても良かったのではないかなぁ…と思いましたが、全体的にとても楽しめたのですごく好きな作品です! ❀❀❀❀❀❀❀❀❀❀❀❀❀❀❀❀❀❀❀❀❀❀❀❀❀❀❀❀❀ ベストセラー作家・森林麻美がブログで自死をほのめかし「私の死体を探してください」という文章を残して消息を絶つ。 担当編集者の池上は新作原稿を手に入れるため麻美を探すが、その後も作家のブログは更新を続け、様々な秘密が次々に暴露されていく。 衝撃的なブログの内容に翻弄されていく関係者たち。 果たして麻美の目的は? そして麻美は本当に死んでいるのか?
2投稿日: 2025.09.05
powered by ブクログ死せる孔明、生ける仲達を走らすを連想させる痛快さがあった。 読み終えた時に付ける星は、間違いなく5つだろうと思っていた。 そう、中盤までは。 中盤以降はどんどん、そしてみるみると先細りしていき、最後の告白には完全に気持ちが萎えた。 編集担当は、何も指摘しなかったのだろうか。 本当にそんなことが起こるのか?と頭の中にクエスチョンだらけになった。 中盤以降だけ読むと、残念ながら三文小説に成り下がった。 前半は本当に良かっただけに、大変に残念。
0投稿日: 2025.09.02
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
2025.08.26 主人公の女性の生き様が今ひとつ腹におちなかった。だけどストーリーは面白く、結局、死体が出ないということは極めて関係者に大きな被害をもたらすということもしみじみと感じた。 今の世の中では「死んでいる」ことを証明できないと前に進まないことが結構ある。そして、その状態を復讐に活かすという発想の新しさがすてきだった。
1投稿日: 2025.08.26
powered by ブクログ自覚なしクズのオンパレード。なんとなく先は読めたけど、結構楽しめた。 女子高生パートが好きだったかな。
0投稿日: 2025.08.22
powered by ブクログスロースタートで中盤になり面白くなってきたが、後半は失速した印象。 過去のエピソードが現実の事件に関係してこず、拍子抜けでした。
13投稿日: 2025.08.16
powered by ブクログ麻美さん凄い。 執念とか生い立ちとか計画的な行動とか。 色々織り混ざって面白かった。 自分の死体を探してもらうという計画だけでも珍しい内容だけど、それに高校生時代の事件が絡んでくるとますます先が気になってしかたない。
21投稿日: 2025.08.07
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
突然ブログに「私の死体を探してください」と残し消息不明になった女性作家。 ブログが更新されるたびに様々な事実が明らかになる。 結末が予想できずどんどん先を読み進めてしまう。 出てくる人物全員クズすぎる…
1投稿日: 2025.08.03
powered by ブクログ私の死体を探してください。 著者:星月 渉 ⸻ あらすじ: 人気ミステリー作家・森林麻美が、突如自身のブログに「私の死体を探してください。」という意味深な言葉を残し、姿を消す。その後もブログは予約投稿という形で更新が続き、関係者の過去や秘密が次々と暴かれていく。義母、夫、担当編集者、かつての友人――麻美を知る者たちは、ブログの内容に翻弄され、次第にそれぞれの闇と向き合うことになる。果たして麻美の目的は何だったのか。そして彼女は本当に死んでいるのか? 欲望と復讐が渦巻く、現代型ノンストップスリラー。 ⸻ 感想: 星月渉さんの作品を読むのは初めてでしたが、本作は非常に濃密かつ斬新な構成で、読み応えがありました。王道のミステリーとは異なり、SNSとブログという現代的なメディアを巧みに取り入れ、読者に対して直接問いかけてくるような臨場感がありました。 「私の死体を探してください。」というタイトル自体が強烈なフックであり、ただの遺書的な言葉ではなく、まるで読者や関係者への挑戦状のように感じられます。麻美が本当に死んでいるのかどうか、という謎のもとで進行する物語は、複数の視点が交錯しながら、真実と嘘、善意と悪意の境界を曖昧にしていきます。 特に印象的だったのは、麻美が自身のブログ内で小説『白い鳥籠の五羽の鳥たち』を同時連載しているという構造で、現実と虚構が入り混じり、読者としての立ち位置が何度も揺さぶられました。死体という言葉が単なる遺体を指すのではなく、麻美の過去や心、あるいは作家としての「死」を象徴しているという読み方ができ、タイトルと物語のテーマが深く結びついていることに気づかされます。 登場人物それぞれが抱える執着や依存、後悔や憧れが生々しく描かれており、それぞれの視点から麻美という人物像が少しずつ浮かび上がってくる構成も見事でした。とくにラストに向けての伏線回収と真相の明かされ方には、「ああ、そういうことだったのか」と読後にしばし呆然とさせられるほどの衝撃がありました。 読み終えたあと、「では、死体とは何だったのか?」と改めて問い直したくなる、そんな深い余韻を残す一冊でした。星月渉さんの他の作品もぜひ読んでみたいと思わせてくれる、鮮烈なデビュー作です。
11投稿日: 2025.08.03
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
あるベストセラー作家が行方不明になるが、本人のブログは予約投稿で更新されていき、作家の周りの人物の隠したかったことが暴露されていく。また、その作家が最後に残したとされる最新作を探して、編集者やその夫などがあちこちを探し回ることになる。 時限式の爆弾がいつ投下されるか分からない状態で話が進む。登場人物は何らかの悪意を抱えている人物ばかりだが、作家自体も悪意のために手間を惜しまない人物なのが魅力。それだけに10年積み重ねたことと、さっぱりしたその結末が少しかみ合ってないような気もして、他にも色々やりようはあったのではないかと思った。 個人的には白い鳥籠事件の発生後、4人の友達から予約投稿で最後の連絡が届くシーンが印象に残った。確かに自分もそうなったら間違いなくすべて読むとは思うが、それをなぞるように4人分の手紙を全部見せられるのか…などと思った。
1投稿日: 2025.08.02
powered by ブクログなんでこんなダサい装丁なんだろうと読み進めたら、意外にも面白かったけど、読了してあーこんな表紙になるよねって。 1番信用できる編集者はすぐ分かった
0投稿日: 2025.07.27
powered by ブクログ人間の醜い部分がドロドロと浮き出てくる鬱小説。 心が弱っているときは読まない方がいい。 ひとつの救いは、小説内小説である『白い鳥籠の五羽の鳥たち』が純文学的で美しいこと
0投稿日: 2025.06.28
powered by ブクログあっという間に読了 びっくりするほど大きな山場はなかったものの なかなか面白くてサクッと読めちゃう 他の作品もちょっと気になるかも?
0投稿日: 2025.06.16
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
さらっと読める長さ。 図書館のおすすめミステリーコーナーで発見。 途中までは、私も作中のブログ読者になったような気分でドキドキしながら読めました。 鳥籠事件は友情の素晴らしさを感じる一方、大人の汚さに悲しくなった。 ラストはわりとあっさり。夫がくそすぎる。
0投稿日: 2025.06.12
powered by ブクログnote創作大賞受賞でドラマ化された作品。登場人物が嫌なやつばかりで感情移入はできないけど、読みやすくて一気に読めた。結末の印象が薄い。
7投稿日: 2025.05.25
powered by ブクログサクッと読めてしまいました。 タイトルはそうなるのかーと思い読み終わりました。 だれかに感情移入できるとかの作品ではない。 鳥籠事件は涙が出た。
6投稿日: 2025.05.23
powered by ブクログ更新され続けるブログ。 誰にも止めることが出来ないとわかっていたからこそ、絶妙な間隔を開けて予約投稿をしたのだろう。 どれだけ自信作であったとしても、見ていて酷いと思う作品を誰かに紹介したいだなんて普通に考えてないだろう。
0投稿日: 2025.05.09
powered by ブクログ見つからない死体にワクワクしていたのですが、そちらの結末だったとは。 創作サークルの代表に最後まで気づけなかった。 そういうことだったのか〜と、麻美の夫のクズぶりがさらに極まれり。
11投稿日: 2025.05.03
powered by ブクログ読みやすくてサクッと読めました。 作中にでてきた「白い鳥籠事件」で語られた少女たちが、つらすぎて泣けました。 軽いイヤミスだなと思いました。
0投稿日: 2025.03.31
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
面白かったーーー!!! 登場人物嫌なやつが多くて、でもそいつらにダメージがじわじわ入って行く感じで序盤はスカッと系で良かった! 中盤、作中作が出てくるあたりで、作中作苦手民な私はウッてなったけど、その作中作も読み進めて行くうちに結末が気になって後半はほぼ一気読み!楽しかった!
2投稿日: 2025.03.16
powered by ブクログ久しぶりに一気読みだった。 全然スカッとしないし、誰一人感情移入出来ないんだけど(唯一作中作には感情入って泣いてしまった)。
3投稿日: 2025.03.09
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
星3と4で迷う、、 まず高校時代の話、白い鳥籠の五羽の鳥たちがとても好き それ単体で読みたいくらい、面白かった。 でも、現在の登場人物が全員クズ過ぎてイライラする あと、高校生時代の麻美とその後の麻美の人物像に違和感、、 友人を失って変わってしまったのは分かるけど、それでもしっくりこなかった クズ旦那に殺される直前に言いたい事を言えて良かった。ちょっとだけスッキリ
6投稿日: 2025.02.10
powered by ブクログ私の死体を探してくださいと言う 言葉を残し失踪した人気作家森林麻美。 読んでいてこちらもクズ旦那に 腹を立て、麻美は生きているのか? と思いながら読み進めると何と クズ旦那を成敗したのはいいが 登場人物達が皆ああなるとは‼︎ 全て計算尽くの復讐は恐ろしい。
1投稿日: 2025.02.06
powered by ブクログミステリー作家・森林麻美がブログで自死をほのめかし「私の死体を探してください」という文章を残して消息を絶つ。担当編集者の池上沙織は新作原稿を手に入れるため麻美を探すが、その後も麻美のブログは更新を続け、周囲の人物に関する様々な秘密が時限爆弾のように暴露されていく。果たして麻美の目的は?また、彼女の死体はどこにあるのか…? 登場人物の誰にも共感できなかった。麻美を取り巻く人々がクズ過ぎるし、○○の行動原理がちょっと理解不能で“真相”にもあまり驚けなかった。「○や○り」の仕掛けを成立させるために、ご都合主義な点もちらほら。 全体的に淡々とした文体で進むため、“白い鳥籠事件”のインパクトも薄い。高校時代の友人達の人となりに伏線張って欲しかったし、仲良くなっていく過程をもう少し書き込んでもらった方が、感情移入しやすく衝撃力も高まったかと思う。また、文章から想起される麻美のイメージと表紙絵にギャップがあり、おもてたんとちゃうかった。 note創作大賞 光文社文芸編集部賞、テレビ東京映像化賞 受賞(2023年)
11投稿日: 2025.02.05
powered by ブクログ売れっ子なのになので多用にうんざり。 まぁ売れてるから素晴らしいとは限らない。 なんで夫は自殺したのか?はてな?
1投稿日: 2025.01.23
powered by ブクログ面白かった。最後どう落とすのかなと考えていたけど、そう考えることさえも、手のひらの上ということか。。
1投稿日: 2024.12.11
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
人気作家・森林麻美がブログで自死をほのめかし「私の死体を探してください」という文章を残して消息を絶つ。その後も更新されるブログでは、個人的な話が暴露される一方で、「白い鳥籠の五羽の小鳥たち」と題する小説が連載される。 麻美が夫の母や夫を追い込むさまが正直小気味よい。 高校時代の友人たちの親子関係は毒親の見本市のよう。 ラストはもう少し追い込んでほしかった。
6投稿日: 2024.11.23
powered by ブクログダークなサスペンスミステリ。 女性作家がブログにて自殺を仄めかす文章をアップし「私の死体を探してください」と書き込む。ヒモのような旦那、作家への憧れが拗れ旦那と不倫する編集者、子離れ出来ていない旦那の母親。さらには衝撃の内容がブログにアップされ注目を集めていく。 一気読みしたくらいに面白かった。登場人物の誰にも感情移入は出来ないが、章ごとに視点が変わるため飽きさせない。 オチも後引くような終わり方で良かった。久しぶりに電車を乗り過ごした。
1投稿日: 2024.10.25
powered by ブクログ愛を知らなかった者が愛を知り、あの人の好きなものは何かな、何をしたら喜んでくれるかな、この初めての感情を愛だと勘違いし、2回目の裏切りにあった麻美。友達と笑い合った青春が白い鳥籠事件によって崩れ去り、本当の生き残りになってしまう。自分には何もなく、周りの者は去っていく。自分だけを置き去りにして。心に闇を抱えた少女たちが花の絨毯の上で円になり、クリーム色のペンのような温かいカーテンの揺れる教室で眠りにつく様子はなんだか美しくて、秘密を共有し終えて、納得して死ぬ機会を伺っていた少女たちの危うさも感じた。一番最初に声をかけてくれた絵美の性的虐待だけが見過ごされ、加害者である父親はのうのうと生きている、その現実や、自分の才能より抜きん出ている才能に嫉妬し、与えたものを食い尽くし、仇で返してきた正隆、そして、麻美に憧れるあまり、正隆と不倫をし、ストーカーめいたことをした沙織。口うるさい義母。みんなまとめて処罰してしまうところに麻美の頭の良さを感じた。みんな飛び立ってしまった。自分も飛び立つ方法を探っていた麻美にとって、正隆に殺されることは、願いを叶えるのに丁度良く、そして復讐にもなる。クズな登場人物たちが麻美の手の中で踊らされている感じが恐怖であり、痛快であった。真実は人の数だけあると語っていた麻美の真相は、最後まで謎に包まれたままだった。「私の死体を探してください。」という挑戦状を突きつけ、行方をくらますなんて、主人公が自殺か他殺か分からない状況から、全てが崩れていく展開が新感覚で、ページを捲る手が止まらなかった。白い鳥籠の5羽の鳥たちと麻美の脳内ストリップ、そして現在進行形で話が進み、3個の話を読んでいるようだったが、最後には綺麗にまとまっていて、オーケストラで最後の音が揃う感じの気持ちよさを感じた。
17投稿日: 2024.10.22
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
突然行方不明になった人気作家。彼女は殺されたのか?犯人は? 消えた作家の周りには、ストーカーっぽい編集者、自信だけはある作家志望の夫、息子のため嫌がらせを繰り返す姑、と胸糞悪くなる人物ばかり。 真相が早く知りたくて一気読みしました。 作家の思惑通り上手く進みすぎな気もしますが、面白かったです。軽めのイヤミスですね。 でも先に述べた登場人物みんな(特に夫!)思慮が浅いというか「今それ言ってどうなる!?」みたいな会話が多くてイラっとしました。会話部分で緊張感が削がれてしまって・・・。 編集の子ももっと考えてさ、危機感持ちなよー。
3投稿日: 2024.10.08
powered by ブクログ人気女流作家が「私の死体を探してください」とブログにメッセージを残し行方が知れなくなった。その後もブログは更新され自叙伝的小説が投稿される。翻弄される人々。彼女の周りの人たちがどうにもクズだった。淡々と展開していくのだけれど読みやすかった。
0投稿日: 2024.10.05
powered by ブクログ自死をほのめかして行方不明になった作家、関係者の秘密が次々と暴露され… #私の死体を探してください ■あらすじ 売れっ子作家の森林麻美は自らの大病について告白、「私の死体を探してください」というコメントを残し、行方を晦ませてしまった。その後、同ブログでは関係者の秘密が暴露され、さらに麻美の犯罪をほのめかす小説も公開されていく。出版社編集者である沙織は、麻美の行方と遺稿をさがすために奔走する。 ■きっと読みたくなるレビュー 行方不明になった作家を追う物語。その中で様々な隠された事実が明るみになり、関係者が追い込まれていく。死体はどこにあるのか?という謎をベースに、追いつつも追われる危機感がせまりくるサスペンスでもありますね。 短めのお話で文体もライト、なにより構成や仕掛けが凝っているのでサクサク読み進められました。普段あまり本を読まない方にも、読書の楽しみを分かってもらえる作品だとおもいます。 さて主人公は作家の麻美、すでに行方不明でありながらも時限設定のブログ公開によって物語を進行していく。ブログの文章で血を通わせるうまい手法でキャラクターを描いてるんですよ。後半まで彼女が何をやりたいのか良くわかんないのですが、終盤は一気に力強くなってきて気持ちイイんです。 そしてなんといっても、脇役を固める胸糞わるいキャラクターたちが最高。夫の正隆のクズっぷりがハゲしすぎるでしょ、しかも何もできないのに自信たっぷりという奴ね。いやー、この世で一番嫌いな男性像ですね、良く描けています。 義母も忘れちゃいけません。この多様性の時代に「常識」という死語を使っちゃったりして、自身の価値観を押し付けるんですよ。いやー、怖い怖い、この世で一番恐ろしい姑ですね。 本作はかなりダメ男への批判が強く、ゾワゾワしながら読ませていただきました。私も何も生み出せない男なので、背中がすーすーしちゃって。ひぇー イヤミス度としてはかなり迫力がある作品でした、これからも期待しちゃいます! ■ぜっさん推しポイント 作中作である「白い鳥籠の五羽の鳥たち」が悲しいながらも、透明感のある良いエピソード。少女たちの距離感や会話がすごく輝いていて、胸が何度も締め付けられました。次回作ではぜひ未来世代をメインにした長編作を期待したいです!
89投稿日: 2024.10.04
powered by ブクログnote創作大賞W受賞作品。 キャッチーなタイトルに惹かれ手に取る。 人気ミステリー作家・森林麻美が、自身のオフィシャルブログに「私の死体を探してください」との言葉を残し消息を絶つ。 冒頭で一気に心鷲掴み。 彼女は何故消えたのか?自死?殺人? 消息後も更新され続けるブログに謎は深まり先へ先へと読まされる。 いかにも胡散臭い夫、自己中な担当編集者、作中作「白い鳥籠事件」、行間からは常に不穏な空気が醸し出されていた。 揃いも揃って癖の強い登場人物に嫌悪感を抱きながら真相を追う。 SNS全盛時代ならではのサスペンスミステリー。
5投稿日: 2024.09.18
powered by ブクログミステリー作家がブログで自殺予告,失踪。ブログ更新で秘密を暴露。鳥籠事件で絶望する関係者を,更に追い詰めた者への報復は容赦ない。謎と狂気に満ちたスリルに目が離せない。
18投稿日: 2024.09.07
powered by ブクログ面白くないわけじゃないんだけど、最後どんでん返し!!!!!!ってほどでもなく、、、 気の毒なのは担当アシスタントの子…
1投稿日: 2024.09.06
powered by ブクログベストセラー作家の森林麻美は脳腫瘍に侵されたことで自殺を決意、「私の死体を探してください」という文をブログに遺して消息を絶った。新作原稿を求める担当編集者や生活能力のない夫が右往左往する中、ブログは次々に自動更新される。やがてアップされた小説は、実際に起こった「白い鳥籠事件」を描いたものだった。麻美の生死は、そして「白い鳥籠事件」でいったい何が起こったのか。スリリングなミステリです。 淡々として飄々とした麻美がいったい何を考えているのかが分からず、それがまず怖く思えました。だけど身勝手な池上や正隆もまた、麻美の身を案じているわけではないところがそれ以上に嫌で、麻美がこの二人に嫌がらせしたいのだというのがよく分かるし、それに共感もできなくはありません。 そして「白い鳥籠事件」で描かれる少女たちの友情が美しくも悲しくて印象的でした。家族に恵まれなかった麻美と、家族に縛られていた友人たち。どちらがましかなんて言えないけれど、この事件の真相はあまりに悲惨でした。そして生き残ってしまった麻美がその後、どのように生き最期に何を望んだのか。ぞっとさせられるものの、どこかしらすっきりさせられた気もします。
9投稿日: 2024.09.05
powered by ブクログ人気作家の麻美が「私の死体を探してください。」というブログを7月30日に公開し消息を絶った。その後、定期的にブログは更新されてゆく。その内容は、麻美の関係者の知られてはいけない秘密の内容、そして麻美の身に起こった高校時代のノンフイクション的な内容。ヒモ夫である麻美の夫の正隆、正隆のお義母さん、担当編集者の沙織、一癖ありそうな関係者達。表記の揺れ。7月30日という日付の意味。物語が正隆、沙織、ブログの内容と視点が変わりながら進んでゆく。読み始めたら止まらない。はたして麻美は死んでいるのか、それとも・・・
1投稿日: 2024.09.01
powered by ブクログ寝るのを忘れて、一気読み。 すごく面白かった! 感情がわからない、という麻美さんが文章で表す感情や洞察があまりに的確で、納得しながら読んだ。 引き込まれるってこういうことか!と実感した。
1投稿日: 2024.08.13
powered by ブクログ「私の死体を探してください」との言葉をブログに残し、姿を消した人気ミステリー作家の森林麻美。彼女の失踪の謎を追って行くうちに思いもしないラストへと導かれて行きます。 まるで仏の掌の上で踊らされていたことに気づいた時の愕然とした、呆然とした感情はトラウマレベルです。 「自分の感情はなかなか理解でき」なかったという彼女が本当の自分でいられた時間はどれほどだったのか、森林麻美自身をちゃんと見てくれていた人はどれほどいたのか、この結末は避けられなかったのか。 どんでん返し、真実の深さに感情の全てを持っていかれましたが、落ち着いて再読すると私には、「私を探してください」という森林先生のか細い声が聞こえてくるような気がして切なくもありました。
6投稿日: 2024.07.23
powered by ブクログnote創作大賞W受賞でドラマ化決定のノンストップスリラー。 ベストセラー作家・森林麻美がブログで自死をほのめかし「私の死体を探してください」という文章を残して消息を絶つ。 担当編集者の池上は新作原稿を手に入れるため麻美を探すが、その後も作家のブログは更新を続け、様々な秘密が次々に暴露されていく。 衝撃的なブログの内容に翻弄されていく関係者たち。 果たして麻美の目的は? そして麻美は本当に死んでいるのか?
1投稿日: 2024.07.05
powered by ブクログnote創作大賞2023で光文社文芸編集部賞及びテレビ東京映像化賞をW受賞した作品だという。いわゆる“推理小説”はあまり読まないのだが、この煽りと内容紹介に惹かれて読んでみた。 人気ミステリー作家の森林麻美が自身のブログに自死をほのめかす文章と共に、読者への最後の謎として「私の死体を探してください。」と掲載し消息を絶つ。だが、その後もブログの更新は続き、作家の衝撃的な過去が明らかになる……。 最初はなんだかなあと思いながら読み始めたが、すぐに夢中になった。夫と担当編集者の目線で交互に語られる物語は、やがて予想外の方向に進む。 そんなにうまくいくかなという疑問は残るが、伏線やミスリードも巧くて、まんまと騙されてしまった。おもしろかった。 刊行日 2024/07/24、NetGalleyにて5/12読了。
3投稿日: 2024.06.29
