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グラフィック版 ソフィーの世界[分冊] 第17章 「ロマン主義」
グラフィック版 ソフィーの世界[分冊] 第17章 「ロマン主義」
ヨースタイン・ゴルデル、ヴァンサン・ザビュス、ニコビー、須田朗/NHK出版
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総合評価

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  • 亞綺羅のアイコン
    亞綺羅
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    借りたもの。 同名原作小説( https://booklog.jp/item/1/4140802235 )コミカライズ版の下巻。 デカルトから20世紀後半(現代)まで。 現代の哲学が、実存主義の流れ、「あなた(私)はだれ?」という人間存在、自己の存在を問うものであることを強く意識する。 黎明期の世界について考える自然哲学は、自然科学の分野に譲り、抽象的というか、形而上的な……違う、内省的な分野へ移行していくのが面白い。 昨今はその分野も、認知行動……哲学というより、脳科学?神経学?といった科学分野に移行するのかもしれないけれど。 ヨースタイン・ゴルデル氏はニュー・エイジに対して懐疑的。確かに日本でもオカルトブームとそれに乗じたカルト宗教の大事件が起こったので、理解はできる。 ソフィーの世界は結末を迎える。 それはヒルデによって終わりを固定させないものだった。 小説版では車が出てきて、子供心に「何これ?『バックトゥザフューチャー』?」などと思ったけれど。 こちらでは鏡が現れ、コマ割りのイメージを使っている。 これにも「えぇ…」と思ったけど。 わざとショボく(ダサく)している。 ヒルデの世界もまた結末を迎えるが、ヒルデによって『ソフィーの世界』が終わりのない物語になるように願ったように、『ヒルデの世界』もコミックの作者らによって、終わりの無い物語になっている。

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    投稿日: 2025.06.15
  • ichirenのアイコン
    ichiren
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    上巻のときはイラストに気を取られ読みにくさを感じたが、下巻を読む頃には慣れた。メタ構造は原作も同じらしい。 哲学の祖ソクラテスの偉大さにはひれ伏す。 ソフィと同じく「アリストテレスってとんでもないバカよね!」とは思ったな。 下巻では次から次に哲学者が出てきてちょっと置いてきぼり。 薄っすら哲学を理解した気持ちを持てて心が豊かになった。多分気のせい。

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    投稿日: 2025.04.17
  • あかたのアイコン
    あかた
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    後半はさらに漫画の枠を飛び出してて、手塚治虫の火の鳥みたいに途中自由な遊び描き感が要所要所に。 58冊目読了。

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    投稿日: 2025.03.30